家での勉強が楽々集中!効率2.5倍UPの環境構築法

あなたは、家で勉強に集中できますか。

きっと、できる時もあればできない時もあるけど、たいていは気が散ってしまう、というのが現状ですよね。

なぜ気が散るかというと、部屋が整理整頓されていないから、というのが理由の一つです。

散らかっている部屋では集中力が低下し、欲望や誘惑に負けて、ついつい勉強をサボってしまうのです。

しかし実は、それだけではありません。

整理整頓されている部屋でも、家で勉強に集中できない場合もあります。

どういうことかというと、例えば、整理整頓して机の周りはスッキリ片付いているけど、マンガが視界に入るところに置いてあったら、勉強をすっぽかして読んでしまいますよね。

家での勉強に集中するためには、部屋作りをして環境を整えてあげることが大事。

そして環境を整えるとは、「迷いをなくすこと」でもあるのです。

ここにいる時は何をすべきなのか、迷いを無くした環境づくりこそ、集中力を高めて勉強や仕事の成績UPにつながるのですよ。

一方で、環境づくりと聞くと「大掃除しないといけないのかな…。」などと、勉強するしない以前に面倒くさいと思ってしまいますよね。

でも安心してください。手軽に集中力を高める方法もあります。

今回は、そんな家で勉強に集中できるテクニックなどについて、お伝えしていきます。

目次

なぜ家で勉強に集中しづらいのか

家で勉強に集中するためには、環境づくりをした方が良いということは、冒頭を読んでお分かりいただけたことでしょう。

しかし、環境づくりの話をする前に、家で勉強に集中しづらい理由を知って対策していく必要があるので、まずはその理由についてお話しします。

その1:気が散るものが置いてある

気が散るものが置いてある

冒頭でもお伝えしたように、勉強の邪魔になるものが視界に入っていると、集中力が低下します。

環境が人に行動のパターンを与えているため、環境を整えたり変えたりしないと、行動パターンは変わらないんですよね。

勉強するときは、誘惑に負けるようなものは、視界に入れないようにする必要があります。

その2:テレビやBGMの音が邪魔になっている

テレビの音などが邪魔になっている

教科書や本の内容をインプットしようとしたとき、自然音を除いたあらゆる音は、勉強の妨げになります。

なぜなら、「内容をインプットする」ことと「音を聞く」ことの2つの処理を、脳は行うことになるからです。

グラスゴー・カレドニアン大学の実験によると、勉強中のBGMは効率を上げるどころか、邪魔にしかならないことが分かりました。

グラスゴー・カレドニアン大学の実験概要

被験者を、それぞれ1~4の部屋に分け、授業で習ったことのテストを行った。

  1. テンポが速いBMGが流れている部屋
  2. テンポが遅いBGMが流れている部屋
  3. 話し声や車の音などの環境音が流れている部屋
  4. 無音の部屋

この中で、1~3の部屋でテストをした被験者の成績は大きくダウン。

特に、テンポが速いBGMほど、頭の働きが鈍くなることが分かった。

4の部屋の被験者は、能力の低下が見られなかった。

この現象を、専門的には無関連音効果といい、目の前の作業とは関係のない音が耳に入ると、その音のパターンを理解するよう脳が働いてしまうのです。

ただし、自然音だけは悪影響がないことが分かっています。

波の音や川の流れなどの自然音には、私たちにリラックスと興奮のシステムを同時に働きかけ、バランスを調整する作用があるからです。

つまり、家で勉強に集中するためには、耳栓などをして無音状態を作るか、自然音をウォークマンなどで聞いた方が良いということですよね。

家で勉強する利点

集中しづらい理由を聞くと、家で勉強することは良くないことなのかと誤解してしまいがちですが、そんなことはありません。

家で勉強する利点も、きちんとあります。

利点1:移動時間がゼロ

移動時間がゼロ

時間の無駄を省くことができるんですよね。

長時間の移動は集中力が低下しますし、移動に時間を使うのはもったいないので、家で勉強した方が、時間を有効に使えるのです。

利点2:場所代がかからない

場所代がかからない

例えば喫茶店やファミレスなどで勉強しようとしたとき、何か飲み物を買わないと居座れないですよね。

自宅以外で勉強しようとすると、たいていの場合お金がかかるのです。

利点3:人の目を気にしなくて済む

人の目を気にしなくて済む

図書館などへ行けば、無料で利用することができますが、少しの音も立てられないので、かなり気を遣いますよね。

また、声に出して覚えたい時、周りに人がいるとなかなかできません。

家で勉強をすると、ひとりごと学習やジェスチャーを使った学習ができますし、屈伸など軽く運動をして集中力を高めながら学習することもできるのですよ。

実践!家で勉強が集中できる環境づくり

それでは、家で勉強が集中できる環境づくりについて、お話ししていきます。

今からお伝えする環境づくりは、大掃除が必要というものではなく、すぐに実践できるものもあります。

勉強スペースとリラックスするスペースを分ける

効率が上がるレイアウト例

勉強や仕事が捗るかどうかは、周りの環境に左右されるので、集中するためには、集中できるもの以外置いてはいけません。

そしてリラックスするときはその逆。勉強や仕事に必要なものを視界に入れないようにする工夫が必要です。

この方法を実践する手っ取り早いやり方は、部屋に線を引くことです。

実際にライン引き石灰などで線を引く必要はありませんが、例えば、本棚から窓側は勉強や仕事の作業スペース、壁側はリラックススペースなどと決めてしまうのです。

そして、それぞれのスペースには、作業用又はリラックス用のものしか置かないようにします。

そうすることで、格段に集中して勉強に励むことができるのです。

集中力ってどれくらいもつの?

私たちは、1日のうち、継続して集中できる時間は1時間~1時間半、合計で5時間程度と言われています。

そのため、1時間(又は1時間半)作業スペースで勉強に集中→20分リラックススペースで休憩→1時間勉強→20分休憩→1時間勉強→20分休憩…とペース配分を決めて学習していきましょう。

ちなみに、合計で5時間集中できるなら、休憩なしで5時間やってやるぜ!と意気込んでも、途中でバーンアウトしたり、疲れが次の日まで残ったりするので、休憩を挟むことは大切です。

温度を変化させる

温度を変化させる

私たちは、周囲の気温によって、集中力が変わります。

コーネル大学が2004年に行った実験では、勉強や仕事をする適切な温度は、25℃であることが分かっています。

コーネル大学の実験概要

仕事を20℃の室温で行った時と、25℃の室温で行った時の作業効率を比較。

25℃で行った時の方が、20℃で行った時よりもエラーが40%減り、作業量が150%増加した。

つまり、25℃くらいの気温で勉強すると、そうじゃない場合に比べて150%(2.5倍)も効率がUPするということですよね。

ただし、私たちは温度に飽きてしまいます。

一定の温度に保たれたままだと、集中力もそがれていってしまうのです。

ではどうしたら良いかというと、リラックスタイムの時に、温度を変化させます。

大阪大学が2009年に行った実験によると、13.9℃の室温が一番、幸福度を感じてリラックスできるそうです。

家の中の室温を上げ下げするのは難しいことなので、例えば秋や冬であれば外を散歩したり、夏であれば書店やコンビニなどで休憩するのも良いでしょう。

別の研究では、太陽が出ている時に外に出て数十分散歩すると、気分が改善され、思考の幅が広がるという結果も出ているため、一石二鳥ですよね。

机上に鏡を置く

机上に鏡を置く

机上に鏡を置くと、集中力が上がることが分かっています。

私たちは、自分の姿が映るものを見ると、自分を冷静に見ることができます。

これを専門的には自己認識といって、今の自分の姿を見ることにより、意識を良い方向へ向けることができるのです。

例えば、サボっている自分を見ると、「このままではいけないよな。」と思い、頑張っている自分を見ると、「いいぞ、このままやり通すべき。」などと、潜在意識が働いてくれます。

大きな鏡が邪魔になるようであれば、手鏡だけでも置いて常に自分を観察できるようにすると、集中力をUPできるでしょう。

インプットは家、アウトプットは喫茶店

インプットは家、アウトプットは喫茶店

インプットするときとアウトプットするときは、場所を変えた方が効率が良くなります。

『テレビやBGMの音が邪魔になっている』でも述べたとおり、インプットする際には、環境音やBGMは排除すべきこと。

しかし、アウトプットするときは、多少は音があった方が良いのです。

なので、何かを覚えないといけない時は、耳栓をするなどして無音の状態でインプットし、覚えたことをテストしたり問題を解いたりするには、少しガヤガヤしている所の方が、効率が良くなるのですよ。

「少しガヤガヤ」とはどの程度かというと、70㏈くらい。喫茶店やファミレスが70㏈くらいです。

家で勉強することに集中できなくなったら、たまには喫茶店などへ出かけて、問題を解いてみることをお勧めします。

まとめ:集中できるか否かは環境が全て!

周りの環境によって、私たちの行動パターンが決まるので、勉強や仕事などの作業をする時は、周りの環境には特に気を付けたいところですよね。

もし、家で勉強することに集中できないのであれば、それはあなたの性格や考え方に問題があるわけでなく、周囲の環境に問題がある可能性があります。

勉強するときは、教科書やテキスト以外は視界に入れない、室温に気を付ける、机上に鏡を置くなど、ちょっとした工夫をするだけで、集中力が2.5倍と格段にUPすることもできるんです。

また、休憩も大切ですよ。

休憩するときは、完全リラックスを心がけます。

つまり、休憩中に教科書を読んだりしてはいけない、ということですよね。

頭を休めることに集中するのです。

まだ疲れていないからいいや、と思って勉強し続けると、次の日やその次の日に影響が出て、集中力が下がってしまうので、休憩を挟みつつ、勉強に励みましょう。

家での勉強が楽々集中!効率2.5倍UPの環境構築法 まとめ

なぜ家で勉強に集中しづらいのか

  • 気が散るものが置いてある
  • テレビやBGMの音が邪魔になっている

実践!家で勉強が集中できる環境づくり

  • 勉強スペースとリラックスするスペースを分ける
  • 温度を変化させる
  • 机上に鏡を置く

インプットは家、アウトプットは喫茶店

  • インプットは無音、アウトプットは70㏈だと集中できる
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