食生活の乱れが及ぼす悪影響!1週間で脳が老ける食べ物

普段、食べ物を口にする時、あなたは健康を意識して食事していますか。

私は意識しているものの、たまに暴食するといった感じです。

実は、食生活の乱れによって、脳へ悪影響を及ぼすという恐ろしい内容の研究があります。

ある食べ物ばかり摂取していると、脳へのダメージが蓄積されるというもの。

しかもその食べ物は、手軽でほとんど皆、何気なく食べているものです。

さて、その食べ物とは一体何なのか、そしてどれくらい危険なもので元に戻すことはできるかなど、気になる点についてお伝えしていきます。

目次

食生活の乱れによって受けるダメージ

食生活の乱れによって受けるダメージ

脳がダメージを受ける、つまり脳が老化する原因はいくつかあります。

その代表的なものに、睡眠不足や運動不足、ストレスなどがありますが、今回は食べ物に限ってお話していきます。

昔から体に悪いと言われているもの。

それは、ジャンクフードです。

ジャンクフードとは、お菓子やファーストフードなど、糖質や脂質がかなり多い食べ物です。

ビタミンやミネラルが少なく、飽和脂肪酸と砂糖がたんまり入っています。

それらの食べものは、もしかすると睡眠不足よりも脳へのダメージが大きいかもしれないと言われているほど危険。

では、どれくらいヤバいものなのか、見ていきましょう。

ジャンクフードはどれくらい危険なのか

ジャンクフードはどれくらい危険なのか

記憶力にダメージを与える

USLA(カルフォルニア大学ロサンゼルス校)などの研究では、子どもにジャンクフードを与えると、生活習慣が怠惰になり、勉強したり挑戦したりすることを怠けるようになる事がわかっています。

なぜ怠けてしまうかというと、ジャンクフードを食べることによって、集中力や忍耐力、記憶力が下がるからです。

特に、記憶力が下がるともっとヤバいことがおきます。

それは、ジャンクフードをより欲するようになるということです。

記憶力低下で食欲が麻痺する

記憶力が低下すると、更にジャンクフードが食べたくなる思考が働くという研究があります。

マッコーリー大学の実験では、ジャンクフードを食べた時の幸福感のみ記憶に残り、次第に食生活に乱れが生じることがわかりました。

マッコーリー大学の実験概要

普段、野菜やフルーツ中心の健康的な食生活をしている20〜23歳の学生110人を対象に、次の2つのグループに分け、1週間の経過観察を行った。

A:普段どおりの健康的な食生活

B:ジャンクフード中心の食生活

■この実験におけるジャンクフードの例

トーストサンド、ミルクセーキ、ベルギーワッフル、人気ファーストフード店の食べ物&デザート など

定期的に脳機能をチェックしながら、AとBの学生にどのような違いが出たのかを調べた。

その結果、Bの学生は、より多くのジャンクフードを欲するようになり、次第にジャンクフードを摂取する量が増えていった。

しかも、満腹状態であっても、お菓子やチョコレートなどを食べる事が増えた。

また、ジャンクフードの摂取量が多い学生ほど、記憶力などのテスト結果が悪かった。

以上の結果から、ジャンクフード中心の食生活は、

  • 食欲を暴走させて食べる量を増やしてしまう
  • わずか1週間で記憶力にダメージを与える

ことがわかった。

同じミスをしやすくなる

ジャンクフード中心の食生活では、食の健康が悪化するだけでなく、記憶力が低下するため、仕事でミスを連発するようになります。

また、何かを勉強するにしても、学習したことを覚えられず、成績が悪化するという結果に。

記憶力が低下するということは、学習能力が低下するということですので、仕事などでも同じミスを繰り返しするようになってしまうんです。

なぜ食生活の乱れが生じるのか

なぜ食生活の乱れは生じるのか

ジャンクフードを食べ続けることによって、なぜ食生活の乱れが生じるのでしょうか。

研究チームの見解をまとめると、次のとおりです。

ケーキやチョコレート、ポテトチップス、ハンバーガーなどを見ると、私達はそれらの耐え難い美味しさを思い出してしまいます。

普通は満腹になると、脳の記憶を司っている海馬が、食べ物の記憶を抑制してくれてそれ以上食べたくなくなります。

しかし、一週間くらいジャンクフードを食べ続けると、海馬に機能障害が生じるんです。

ジャンクフードなどの乱れた食生活は、私達の記憶力と自制心を麻痺させて、欲望を増幅させてしまい、ジャンクフードが止められなくなるという悪循環に陥ってしまいます。

最近、食欲が抑えられないという場合は、もしかすると記憶力が低下しているからなのかもしれませんよね。

もし、お腹いっぱいなはずなのに、お菓子などが食べたくなってしまうという癖がついている場合は、今の食生活を見直してみましょう。

乱れた食生活は治せるのか

乱れた食生活は治せるのか

さて、一度ジャンクフードにハマると元に戻ることは難しいんですが、果たして失った記憶力や脳へのダメージを回復させることはできるのでしょうか。

マッコーリー大学の研究には、実はまだ続きがあります。

1週間の実験を行った後、Bの学生たちの食生活を、元の野菜やフルーツ中心の健康的な食生活に徐々に戻し、3週間経過観察した後、再度、記憶力のテストを行いました。

その結果、被験者の海馬は正常の状態に戻ったことが認められました。

今回は1週間のジャンクフード生活だったため、3週間で元に戻りましたが、ジャンクフード中心の食生活が長いと、健康的な食生活に変えたとしても、海馬が正常になるかどうかはわかっていません。

もしかすると、手遅れで元の機能を取り戻せなくなる可能性も否定できないんです。

我慢のしすぎはかえって良くない

我慢のし過ぎはかえって良くない

今までの話を聞くと、すぐさまジャンクフードを我慢して食生活の乱れを改善したいと思うかもしれませんが、それはちょっと止めたほうが良いです。

なぜかというと、リバウンドで余計にジャンクフードが食べたくなるから。

このことは、無理するとどん底に!半自動的に悪い習慣を断つ習慣逆転法でもお話しています。

悪い習慣を今からスパッとやめようとすると、その反動で1.5倍食べたい気持ちが高まり、その結果、今までよりも2倍の量を食べてしまうという残念なことが起きてしまうんです。

マッコーリー大学の実験では、1週間で乱れた食生活を、その3倍の3週間ほどかけて元に戻しています。

「ジャンクフードを食べてもいいけど、その前にサラダを食べよう。」

などと、徐々にジャンクフードの量を減らしていって、食生活を改善していくことが大切ですよね。

まとめ

食生活の乱れによって、脳へのダメージが蓄積されることがご理解いただけたことと思います。

特に、ジャンクフードばかり食べると、記憶を司る海馬が正常に機能しなくなり、記憶力が低下してしまいます。

すると、勉強が身につかなかったり、仕事で同じミスを連発したりし、ジャンクフードを食べた時の幸福感だけが記憶として残って余計にジャンクフードを食べてしまうという、悪循環に陥ることに。

そうならないように、ビタミンやミネラルなどを含んだ食生活にするよう心がけることが大切ですよね。

とはいえ、映画を見るときにポップコーンを食べたり、テーマパークでチュロスを食べたりしたくなるじゃないですか。

そういうときに我慢してしまうと、返ってストレスになって良くないので、普段の生活からキッパリとジャンクフードを排除することは止めたほうがよさそうですね。

排除することが苦にならないのであれば、それに越した事はありませんが。

ジャンクフードを食べ続けることが良くないことです。

最近物忘れが激しいかも、同じミスを何度もやっているかも、などと心当たりがある場合は、ジャンクフード中心の食生活になっていないか、野菜やフルーツなどビタミン・ミネラルはしっかりと摂っているかなど、今の食生活に乱れがないか見直してみましょう。

食生活の乱れが及ぼす悪影響!1週間で脳が老ける食べ物 まとめ

食生活の乱れによって受けるダメージ

  • ジャンクフードは脳へダメージを与える
  • ビタミンやミネラルが少なく、糖質や脂質が多い食生活は危険

ジャンクフードはどれくらい危険なのか

  • 記憶力にダメージを与える
  • 記憶力低下で食欲が麻痺する
  • 同じミスをしやすくなる

なぜ食生活の乱れが生じるのか

  • 記憶を司る海馬にダメージが残る
  • ジャンクフードを食べた時の幸福感のみ記憶に残る
  • 満腹でもジャンクフードは食べたいという欲求に駆られる

乱れた食生活は治せるのか

  • 1週間の食生活の乱れは、3週間ほどで改善が見られた
  • 乱れた食生活の期間が長いと、もとに戻らない可能性もある

我慢のしすぎはかえって良くない

  • 我慢すると今までよりも1.5倍そのことを考え、2倍の量を食べてしまう
  • 徐々にジャンクフードの量を減らしていき、食生活を改善すること大事
参考文献
  • http://sro.sussex.ac.uk/id/eprint/89619/
  • https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/18334610/
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