目覚まし時計が鳴ったけど起きられない、なんだか頭がボーっとして朝からだる重い…というような経験はありませんか。
たとえそうだったとしても安心してください。
睡眠の質を改善する方法があります。
しかも、何かエクササイズをしたり、サプリメントや薬などを使う必要はありません。
これを1つ持つだけで、睡眠の質が改善されるというものがあります。
さて、それは一体どういうものなのか。
2017年のノースウェスタン大学が行った実験を元に、お伝えしていきます。
コレを持っている人の特徴
体のリズムが整っている
頑張って寝よう、頑張って起きよう…は、体内時計などの体のバランスが崩れてしまいます。
ある特徴を持っている人たちは、狙った時間にすんなり寝て、狙った時間に起きられるよう、体のリズムが整っているのです。
後でお伝えすることを行えば、睡眠の質が改善されて体のリズムが整うようになります。
睡眠の質が高い
ある特徴を持っている人たちは、良質な睡眠の3拍子が揃っています。
- 寝つきが良い
- 熟睡できる
- 目覚めが良い
寝付くまでの時間が短くてストンと眠れ、寝ている間は不安などで目が覚めることがなく、朝目が覚めた時にスッキリしているということです。
このような睡眠がとれたら、かなり体調も良くなることでしょう。
特に、朝起きた時にスッキリしていると、「よし、今日もがんばるぞ!」というポジティブな気持ちにもなります。
どうせ同じ1日を過ごすのであれば、気分良くしていたいですよね。
さて、そんな睡眠の質を改善するモノとは、いったいどういうものなのか、解説していきます。
睡眠の質を改善するモノとは?
それは、人生の目的を持つことです。
私たちが寝るために一番必要なものは、人生の目的を持つことであると、ノースウェスタン大学が実験で明らかにしました。
自分の人生に明確な目的がある人の方が、寝つきが良く、睡眠中の質も良く、目覚めもスッキリしていたことが分かりました。
825人の高齢者に、「PSQI」(Pittsburgh Sleep Quality Index)というテスト方法で睡眠の質をチェックした。
また、これと同時に、「人生における目的尺度」というテストも行った。
「人生における目的尺度」では、過去に自分がしてきたことと、これからの未来に挑戦してみたいことの度合いを測り、自分の人生にどれくらい目的を持って生きてきたか、そして今も持って生きているかをチェックした。
この結果、人生における目的尺度が高い人ほど、睡眠の質が良かったことが分かった。
また、無呼吸症候群にもなりにくかった。
ぐっすりと眠りたいのであれば、自分の人生に目的を見つけることが大切です。
ただし、仕事が忙しければいい、毎日動き回っていればいいというものではありません。
目的を持って日々過ごす必要があるのです。
ところで、なぜ人生に目的を持つと睡眠の質が改善されるのでしょうか。
その答えは、次のとおりです。
なぜ睡眠の質が改善されるのか?
人生に目的を持つと、肉体的にも精神的にも非常に良好な状態となります。
すると、エネルギーが溢れ出てきます。
その結果、睡眠の質が上がるということです。
- 人生の目的が明確になる
- ↓
- メンタルが安定する
- ↓
- 色々なことに気を配れるようになる
- ↓
- 余裕が出てくる
- ↓
- 寝る時は寝る、動く時は動くとメリハリがつく
- ↓
- 生活のリズムが整う
毎日同じように過ごしていたとしても、人生の目的を持っているのといないのとでは、満足度に違いが出ます。
目的を持って過ごすと、満足度が格段に上がり、睡眠の質が改善されるのです。
まとめ
お金も時間も薬も使わずに、睡眠の質を改善することができます。
それが、人生に目的を持つというものです。
ところで、「人生の目的」と言葉では簡単に言えるものの、そんなもの、どうやって見つければ良いのでしょうか。
一つの方法として、ブレインダンプというやり方があります。
ここではブレインダンプがどういうものなのか詳しく説明しませんが、ブレインダンプのステップは次のとおりです。
- Step1:欲しいもの、やりたいこと、なりたいものを紙に書き出す
ちょっと無理じゃないかという大きなものからすぐにできそうだという小さなものまで、色々な欲望を何百個と書きます。
できれば模造紙のような大きな紙が良いです。 - Step2:今やらなければならないことを書き出す
ゴミを捨てるなどのちょっとした生活のものから外注するなどの仕事のことまで、思いつく限り全て書きます。 - Step3:今考えているビジネスアイディアを書き出す
今からやろうとしていること、既に動き出しているものなどを書きます。 - Step4:現在の借金を書き出す
住宅ローンやクレジットカードなど、どこからいくら借りているのかを書きます。 - Step5:15分間休憩
Step1~4まで行うと、脳がかなり疲れます。そのため、15分間目を閉じて休んだり水を飲んだりしてリラックスしてください。スマホなどは厳禁です。 - Step6:紙に書いたことを眺めて「これが私の頭の中か。」とつぶやく
思うだけではダメです。必ずつぶやいてください。そうすることで、脳がさらに認識するようになります。 - Step7:8つの分野に別ける
8つの分野とは、収入、ビジネス、健康・肉体、家族・プライベート、目標とする人物、趣味・チャレンジ、欲しいもの、やりたいことです。
これらの分野に、今年やるとしたらどれにするかを、一つずつ決めていきます。 - Step8:Step7を達成するためのToDoリストを作成して実行していく
思い描いて終わりでは結局前に進めないままなので、どのような手順で行っていくのか、それぞれの分野ごとにToDoリストを作成してください。 - Step9:8つの目標やToDoリストを毎日確認する
決めたことができているかどうか、少しでも前に進んでいるかどうかを毎日チェックしてください。
ブレインダンプをやるとやらないとでは、結果に圧倒的な差が生まれます。
でも、「ブレインダンプなんて面倒くさいんだけど…。」と思う場合もありますよね。
それであれば、「自分の人生の目的はひとまずコレ」と決めてしまうのもありです。
何が一番正しいのかなんて分かりません。
なので、とりあえずの目的を仮で決めて、数日間それで過ごしてみる。
もし、「なんか違うな。」と感じたのであれば、別のものに変えてしまえばいいのです。
フィードバックして軌道修正しながら過ごすことが大事です。
それを行っているうちに、睡眠の質が改善されていることでしょう。
睡眠の質を改善!これを1つ持つだけで朝のダルさが消える まとめ
- 体のリズムが整っている
- 睡眠の質が高い
- 人生の目的を持つこと
- 目的があると無呼吸症候群にもなりにくい
- 肉体的にも精神的にも安定する
- 余裕が生まれる
- 休む時は休む動く時は動くとメリハリがつく
- ブレインダンプを行う
- とりあえずコレと仮で決めるのもあり
ブレインダンプ―必ず成果が出る驚異の思考法/谷澤潤/2010.4.29/東洋経済新報社
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