睡眠過剰は寿命を縮める!寝だめが引き起こす9つの不幸

週末や休日に寝だめをしたり布団の中でダラダラ過ごしたりすることはありませんか。

そのような睡眠が過剰な状態になると、私たちの体はどんどん退化していきます。

最悪の場合、病気になって寿命を縮めることにもなるのです。

「そんなこと言ったって、平日の睡眠不足を解消しないと身も心も持たないんだけど。」

と嘆きたくなるのはわかります。

しかし、寝不足が積み重なった睡眠負債と、寝すぎが積み重なった過剰睡眠(過眠症)は、同じだけ心身ともに負担を与えます。

寝不足も寝すぎも両方良くないということです。

睡眠が過剰になるとどのような悪影響が出るのか、いくつかのレビュー論文(過去の研究を整理整頓した論文)を元に、もう少し詳しく見ていきましょう。

目次

何時間以上寝るとアウトか

睡眠は何時間以上がアウトか

1回の睡眠が9時間を超えるとアウト、という研究があります。

16件の研究をまとめた2010年のレビュー論文の内容です。

通常の睡眠時間が6~8時間の人が、睡眠や布団の中でゴロゴロしているという状態を9時間以上行うと、早死のリスクが高まるのです。

ただし、成長期の小さな子どもや元々ロングスリーパーの人は除きます。

私たちのような大人で、7時間前後の睡眠が丁度良い人が、それ以上の睡眠を過剰に取った場合、体に様々な悪影響が出てしまうということです。

睡眠を過剰に取るとどのような悪影響が出るのか、詳しく見ていきましょう。

睡眠過剰がもたらす悪影響

睡眠過剰がもたらす悪影響

① ガン、糖尿病、心臓病のリスクが増える

日本の死亡原因の上位を占める病気にかかりやすくなります。

② 認知機能が低下する

認知機能とは、頭の回転の速さのことです。

睡眠が過剰になると頭がボーっとして、物事を具体化したり抽象化したりする能力が下がってしまいます。

③ 太りやすくなる

私たちが日常生活で使うカロリーは、約1,500キロカロリーです。

この消費量には、出勤途中のウォーキングや階段の昇り降りなどの軽い運動も含みます。

睡眠が過剰になるとほとんど動かないので、カロリーの消費量が減って太りやすくなるのです。

④ 脳卒中のリスクが高まる

脳卒中は、日本三大疾病の一つです。

私たち人間は、元々歩いたり走ったりして動き回る生き物。

つまり、毎日足を動かして血流を良くしないといけないのです。

体を動かさずに一日中ゴロゴロしていると、脳の血管が詰まりやすくなってしまいます。

⑤ メンタルが悪化する

2007年のレビュー論文によると、健康な成人男性に、3週間だけいつもより睡眠を過剰に取ってもらったところ、うつ傾向が高まる結果となりました。

布団の中で横になり続けたり、一日中ダラダラと過ごしたりして体を動かさずにいると、ドーパミンやセロトニンなどの気分を高揚させるホルモンが分泌されにくくなります。

そのため、メンタルが悪化してしまうのです。

⑥ 慢性痛が増える

ひざや腰、肩、首の痛みを感じ続ける状態となります。

また、大して体を動かしていないのに筋肉痛が激しくなったり、疲労感を感じたりすることも分かっています。

⑦ 老化が加速する

体内で炎症反応や組織の破壊が起きている時に、血中に現れるたんぱく質であるCRPが増加することが確認されました。

CRPが増加するということは、体の中が炎症していたり細胞が破壊されているという証拠のため、睡眠が過剰になると老化が進むという裏付けとなります。

⑧ 免疫機能が低下する

老化に加え、免疫機能が低下し、様々な病気にかかりやすくなってしまいます。

⑨ 体内時計が狂う

睡眠が不足したり過剰になったりと、睡眠時間が一定しないことにより、サーカディアンリズムなどの体内時計が狂います。

すると、ますます不規則で不健康な状態となってしまうのです。

適度な睡眠時間に戻す方法

適度な睡眠時間に戻す方法

布団の中で作業をしない

布団の中でスマホを触ったりマンガを読んだりテレビを見たりなど、何か作業をするのはよくありません。

脳が、「布団=寝る場所」ではなく、「布団=作業をする場所」と認識するようになってしまうからです。

そうなると、睡眠の質が下がり、

「寝たはずなのに寝た気がしない、もうちょっと寝よう…」

などという心理が働いて、その結果、睡眠が過剰な状態となってしまいます。

熟睡するためにも、布団では何か作業をすることを避けましょう。

同じ起床時間&昼寝の活用

たとえ眠かったとしても、一度起き上がることをお勧めします。

いつものリズムが崩れると、睡眠を過剰に取ったりダラダラと過ごしたりすることになるからです。

なので、生活リズムを崩さないためにも、一度同じ時間に起きることを心がけてください。

それで、どうしても眠気が我慢できなければ、昼寝を活用します。

昼の時間帯に20分だけ眠ると、意外とスッキリしますよ。

気を付けないといけないのは、昼寝の時間を1時間も2時間も取らないこと。

もしそれをやってしまうと、睡眠が過剰になるのはもちろんのこと、夜に目が冴えて眠ることができなくなってしまうので注意しましょう。

まとめ

睡眠の質を上げて、6~8時間まとめてぐっすり眠ることが大切です。

平日は睡眠不足で、休日は9時間以上の睡眠過剰の状態を習慣化している人は、両方とも体に悪いことを行っていることになります。

寝だめは効果がありません。

ゴロゴロ・ダラダラと時間を過ごすよりも、同じ時間に一度起きて、少し昼寝をした方が良いのです。

睡眠が過剰になると、睡眠不足と同じかそれ以上の悪影響が、心身共に現れます。

特に、老化や重い病気は避けたいところですよね。

私もたまに寝すぎる時があるのですが、その日は一日中頭がボーっとしますし、やる気も出なくなってしまいます。

睡眠をとり過ぎて一日を無駄にしてしまうのはもったいないので、6~8時間睡眠にとどめ、睡眠が過剰にならないように気を付けましょう。

睡眠過剰は寿命を縮める!寝だめが引き起こす9つの不幸 まとめ

何時間以上寝るとアウトか

  • 一般的に9時間以上の睡眠はアウト
  • 成長期の小さな子どもやロングスリーパーは除く

睡眠過剰がもたらす悪影響

  1. ガン、糖尿病、心臓病のリスクが増える
  2. 認知機能が低下する
  3. 太りやすくなる
  4. 脳卒中のリスクが高まる
  5. メンタルが悪化する
  6. 慢性痛が増える
  7. 老化が加速する
  8. 免疫機能が低下する
  9. 体内時計が狂う

適度な睡眠時間に戻す方法

  • 布団の中で作業をしない
  • 同じ起床時間&昼寝の活用
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