今、世の中は混沌としています。
これは日本だけでなく、世界中がそうなっているんです。
ではなぜ、地球全体がカオス状態になっているのでしょうか。
それは、ちょうど今まさに、時代が新しく生まれ変わろうとしているからです。
2020年12月に地の時代が終わり、風の時代へと移り変わりました。
そのことは、『なぜ個性の時代と呼ばれるのか?天文学から見た人間社会の移り変わり』でもお話しましたのでここでは割愛しますが、多くの人が生きづらいと感じているのは、私達がちょうど時代の変化の間(はざま)にいるからです。
2020年12月に時代が変わり、そこから約5年間は準備期間。
2025年〜26年頃から、時代がガラッと変わり、今までの価値観が通用しなくなると言われています。
そこで今回は、今までの地の時代とこれからの風の時代の違いを理解し、新時代を難なく生き抜くためにはどうすべきかについてお話します。
地の時代と風の時代の違い
それぞれの時代のキーワード
地の時代と風の時代の違いは、主に2つあります。
それは、それぞれの時代のキーワードを見るとはっきりと見えてきます。
物質主義、お金、権力、肩書、コツコツ継続、安全・安心・安定、快楽主義、五感中心、几帳面、真面目、効率的、実用的、自己管理、分析力、無駄を嫌う、食と健康、規律・規則、現実的、責任感、管理運用、社会的地位 など
これらからわかるように、まさに地に足をつけるというか、なんだか堅いイメージがあるのが、これまでの時代でした。
情報ビジネス、リサーチ、トレンド、コミュニケーション、インフルエンサー、バランス、公平、調和、平等、対等、人との繋がり、コミュニティの形成、人間性、個性豊か、オリジナリティ、独創的、天才肌、常識破り、未来志向 など
地の時代と比べると、全然違うことが、キーワードを並べただけでわかりますよね。
今までは堅苦しいことが美徳とされていましたが、これからは固定観念を取り払って自由な発想で生き抜くことが大切となることでしょう。
もう少し具体的に、地と風の違いについて解説します。
地の時代と風の時代の違いは主に2つ
①目に見えるか見えないか
地、つまり地面(土)は目に見えますよね。
一方で、風は目には見えません。
今までは、土地、家、肩書、一流大学、一流企業など、目に見えるものが重要視されていました。
これからは、情報やコミュニケーション、人と人とのつながりというように、目に見えないものが大切になってきます。
②動かないか自由に動くか
地は動きませんが、風は縦横無尽に動きます。
一つの会社から動かない時代は終わりを迎えようとしています。
そして、自由自在に動ける自分を作ることが大事になるんです。
地の時代では、一つの仕事で上を目指すという縦移動が常識でしたが、風の時代では、横移動で色々なことにチャレンジする人が成功する時代となります。
他の人がやっていることと同じやり方で成功しようとするのではなく、自分の武器や習性などを考えて、他人とは少し違うオリジナリティを持って勝負していくと良いでしょう。
転石苔を生ぜずの本当の意味
風の時代には、転石苔を生ぜずという言葉が似合うかもしれません。
転石苔を生ぜずとは、一つの所に留まっていると苔が生えて錆びついてしまうが、石が転がるように色々なことにチャレンジすれば苔が生えることはないという例えです。
日本ではしばしば、苔を美と捉え、職を転々として一つの所に留まらない人は成長しないという真逆の意味で考えられることがあります。
会社側からすれば、優秀な人材を育ててそのまま留まってほしいと考えるのが筋ですので、そのような解釈が生まれて当然です。
しかし、これからの時代は、定職しつつも副業などで別のことにも挑戦することが大切となることでしょう。
風の時代に淘汰される人とは
頑固で融通が効かない人
こうすべき、こうでなくてはならないと思っている人は、時代の変化についていけなくなる可能性があります。
自分にとって当たり前だったものが通用しなくなるのがこれからの時代です。
固定観念や先入観を捨て、新しいことを経験しながら柔軟に物事を考える力が必要となります。
人を大切にできない人
風の時代のキーワードとして忘れてはいけないのが、人との繋がりや個性の尊重です。
コミュニケーションが重要視される時代ですので、自分はもちろんのこと、相手も大切にしなくてはなりません。
ここで必要になるスキルが、思いやり、共感力、リスペクトです。
特に共感力は鍛えることもでき、この3つの中で特に重要なスキルといえます。
共感力の鍛え方については、『コミュ障や対人恐怖症の人が会話を上達させる7つのコツ』でお話していますので、参考にしてください。
2025年までにやるべきこと
まずは自己分析から
これから十数年間は個性が尊重される時代ですので、自分の特徴を知ってそれを活かすことが大切です。
そのため、まずは自己分析を行うと良いでしょう。
自己分析の方法は、主観的に分析するものと客観的に分析するものの2つのタイプに分けられます。
世の中には、自己分析ツールとして、16タイプの心理機能診断やストレングス・ファインダー、エニアグラムなど、主観的に分析するものの方が圧倒的に多いです。
しかし個人的には、占星術などの客観的に分析するものをおすすめします。
主観的に分析するものがダメということではありませんが、その時の精神状態などによって結果が変わってしまうことがあるので、客観的に分析できるものも行っておくと良いでしょう。
多彩なスキルを磨く
地の時代では、一つのことをコツコツとやり遂げることが必要とされていましたが、風の時代では、複数のスキルを持つ人の方が重要視される傾向にあります。
一昔前までは、色々なことをやっていると「結局あなたは何屋さんですか?」と信頼が薄れてしまう可能性がありましたが、これからは逆に評価される時代です。
一つの肩書きにこだわりすぎず、「あれもこれもできますよ」と言えるようなスキルを身につけることが、価値ある人になれる近道かもしれません。
多種多様な趣味を持つ
色々な趣味を持つことは今すぐに行わなくても良いんですが、今後、様々なコミュニティの中で生活することが中心となりそうです。
自分が嫌だと思うコミュニティに無理して所属する必要はありません。
しかし、趣味をいくつか作っておくと、居心地の良い複数のコミュニティに属することができ、人との繋がりを深く感じることができることでしょう。
まとめ
2020年12月に地の時代から風の時代へとバトンタッチされましたが、急に時代が変化するわけではありません。
5年ほどの準備期間があるんです。
つまり、2025年〜26年頃から時代が変わる可能性があるということ。
時代の変化についていくために、私達も今のうちに準備しておくことで、新時代の勝ち組になることができるんです。
今までは目に見えるもので動かないものが重要視されてきました。
しかしこれからは、目に見えずに自由自在に動くことが中心となりそうです。
特に、一つの肩書きにこだわりすぎず、色々なことに挑戦して複数のスキルを身につけることが大切です。
来たる新時代を優位に生き抜くために、まずは自分の特徴を知り、どのようなことをやりたいのか考えて実行することから始めましょう。
地の時代と風の時代の違いは主に2つ!新時代に勝ち組になる秘訣について まとめ
- 目に見えるか見えないか
- 動かないか自由に動くか
- 動かないと苔が生えて錆びついてしまう
- 色々なことに挑戦すれば苔は生えない
- 頑固で融通が効かない人
- 人を大切にできない人
- まずは自己分析から
- 多彩なスキルを磨く
- 多種多様な趣味を持つ