なぜ個性の時代と呼ばれるのか?天文学から見た人間社会の移り変わり

なぜ個性の時代と呼ばれるのか?天文学から見た人間社会の移り変わり
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「個性の時代」「風の時代」「水瓶座の時代」などという言葉をテレビやSNSなどでよく見るようになりましたよね。

この、個性の時代や風の時代、水瓶座の時代って、一体どういう意味なのでしょうか。

これは、天体の動き、つまり天文学と深く関わっています。

「およそ220年ぶりに時代が変わった」などと言われているのも、天体の動きが関係しているからです。

地球から見れば、220年という数字は大したことがないように思えますが、私達のような小さな生命体にとっては、ものすごく重要なこと。

そこで今回は、個性の時代と呼ばれる理由と、今からの時代をどう過ごすべきなのかについてお話していきます。

目次

天体間で与え合う影響

天体間で与え合う影響

私達は地球の成分でできている

私達は地球の成分でできているというのはちょっと変な言い方かもしれませんが、私達は、地球で生まれ育っている以上、地球の一部ですよね。

地球は天体の一つですので、地球の一部である私達は天体の一部であるという考え方をします。

天体とは

宇宙空間にある物体の総称。

惑星、岩石、ガス、塵など、重力などで互いにの影響を受けている物体のこと。

重力や光、放射性物質など、宇宙空間では色々なエネルギーが飛び交っています。

そして、すべての天体は、互いに何かしらの影響を及ぼし合っているのです。

地球に影響を与える天体

私達は地球に住んでいますので、私達中心、つまり地球中心で考えていきます。

地球に影響を与える天体は、近いものだと太陽系の天体です。

特に、太陽は光や放射性物質など、月は潮の満ち引きや保温効果、地球の自転速度を弱めるなど、常に大きなエネルギーを受けていることは、誰でも知っていることですよね。

学校の理科の授業で習った、太陽、水星、金星、月、火星、木星、土星、海王星、天王星、冥王星の10天体から、常に何かしらの影響を受けています。

また、天文学では、地球は太陽系以外の天体からも影響を受けていると考えますが、天体の数が多すぎるため、たいていは12星座に絞って考えます。

あなたも、星占いなどで12星座の事を知っているのではないでしょうか。

あれは、天文学のほんの一部を切り取ったものなんです。

時代の節目は木星と土星が深く関係している

人間社会での時代の変化は、およそ20年に1回訪れます。

なぜかというと、地球から見た時、拡大・発展を意味する木星と試練・秩序を意味する土星が、およそ20年に1回重なるからです。

そのことを、グレートコンジャンクションといいます。

グレートコンジャンクションの前後では、金融危機や疫病、災害など、社会の変化を必要とされるようなことが起こる場合がほとんどです。

天体の動きから人間社会への影響を予測する時、たいていの場合、グレートコンジャンクションの時期から予測します。

それが、時代の節目となるのです。

天体×星座の組み合わせで時代が変わる

天体×星座の組み合わせで時代が変わる

時代にも四季に似たものがある

日本に春夏秋冬という四季があるように、時代にも季節のようなものがあります。

例えば、中国発祥の東洋医学や東洋占星術では、木・火・土・金・水(もく・か・ど・こん・すい)という五行説があり、それぞれ時代と共に順に移り変わります。

ヨーロッパ発祥の西洋占星術では、火・地・風・水の4区分(エレメント)が、時代の変化とともにローテーションすると考えます。

また、流派によっては、そこにエーテルを加えた5区分で考える場合もあります。

天文学の種類によって若干解釈が異なるものの、春夏秋冬のように時代は移り変わるという考え方は、どれも同じなんです。

コラム:精霊とエレメントの話
精霊とエレメントの話

ヨーロッパを舞台とした物語やRPGなどの世界では、よく四大精霊が登場しますよね。

その根源は、火・地・風・水の4つのエレメントです。

サラマンダーは火の精霊、ノームは地の精霊、シルフは風の精霊、ウンディーネは水の精霊です。

(神話によっては、呼び方や解釈が異なります。)

太古から、人々の生活に、天文学や占星術が深く関わっていことがわかりますよね。

12星座とエレメント

先程、地球は、太陽系の10天体から影響を受けているというお話をしました。

そして、太陽系以外の天体からも影響を受けていますが、数が多すぎて複雑になりすぎるため、12星座に絞って考えるということもお伝えしましたよね。

時代の変化を見るときには、この12星座の存在が重要となってきます。

解釈が最もシンプルな、火・地・風・水の4つのエレメントで考えていきます。

そうした時に、12星座は4つのエレメントに分類することができます。

  • 火のエレメント
    牡羊座、獅子座、射手座
  • 地のエレメント
    牡牛座、乙女座、山羊座
  • 風のエレメント
    双子座、天秤座、水瓶座
  • 水のエレメント
    蟹座、蠍座、魚座

この、星座が持つ特徴とエレメントが、時代の変化に大きく関わってくるんです。

時代に変化が訪れる瞬間

ここまでの話で、

  • 人間社会の特徴は地球を中心にして天体を見る
  • 木星と土星が重なるグレートコンジャンクションが起きる
  • 時代にも季節のようなものがある
  • 12星座ごとでエレメントの種類が異なる

ということがわかりましたよね。

それで、大事なことがもう一つありまして、それは、グレートコンジャンクションが起きた時、その直線上にある星座によって、時代の季節が決まるというものです。

星の位置をどうやって見るのか…、プラネタリウムを見た時にもらう星早見表のようなものを使います。

専門的には、ホロスコープといいます。

ホロスコープにも色々と種類がありますが、今回は重要ではないため、ホロスコープの説明は省きます。

ホロスコープでは、10天体と12星座の位置を調べることができ、木星と土星が重なったその先にある星座によって時代が変化することが確認できるんです。

歴史が繰り返される理由

グレートコンジャンクションが起きた時の星座によって時代が変化するとは、その星座の特徴や性質が、地球や私達人間、生活、社会にモロに影響するということです。

例えば、歴史を振り返ってみると、1603年(1663年)〜1842年は火の時代でした。

この時代は、火のエレメントである牡羊座、獅子座、射手座が、およそ20年ごとに影響していて、絶対王政・階級主義・支配・宗教・戦争・植民地が主な時代でした。

1802年には、地のエレメントである乙女座に移り変わりました。

1821年に、一旦、火のエレメントである牡羊座が訪れるものの、1842年からは本格的に、地のエレメントである牡牛座、乙女座、山羊座の時代となりました。

この頃の主なキーワードは、産業革命・金融経済・物質主義・資本主義・学歴・肩書・快楽主義です。

本格的に、世界がお金中心で回る仕組みが確立し、人々が快楽を求めるようになったのは、この時代からだったんです。

そして今、2020年12月22日のグレートコンジャンクションによって、水瓶座の時代となりました。

(専門的には、ミューテーションと言います。)

水瓶座は風のエレメント。今までの時代とは異なる時代へと突入し、情報主義を中心とした変化が求められています。

なお、今からおよそ140年後の2159年には一度水のエレメントとなり、その後再び風のエレメントへと戻りますが、2219年からは本格的に水の時代へと突入する計算となります。

そこから更に約200年後には再び火の時代へと突入し、以前の火の時代と同じような時代となっていくことでしょう。

(また武力での争いが起きるかどうかは、その時になってみないとわかりませんが、似たようなことは起こる可能性があるかもしれませんね。)

このようにして、火→地→風→水→火→地→…というように、歴史は繰り返されるのです。

ミューテーションとは

グレートコンジャンクションが起きた時に、エレメントが移り変わること。

160年〜280年に1度の割合で起こる。

サードパラダイムシフト

サードパラダイムシフト

先程、2020年12月22日に風の時代へと移り変わったとお伝えしましたが、実は、1981年〜2000年まで天秤座(風のエレメント)の時代でした。

その頃がどういう時代だったかと言うと、日本経済はちょうど頂点(バブル経済)となり、その後バブルが弾けて衰退していった時代です。

(衰退したと言っても、1980年代に比べると株価は高いです。)

そして、2000年5月29日に、再び牡牛座、つまり地の時代へ戻ります。

2000年頃には何が起きたかというと、サードパラダイムシフトです。

サードパラダイムシフトとは、情報技術革命(IT革命)のこと。

風と地のエレメントが丁度てれんくれんしたので、地の資本主義と風の情報主義が混ざって革命が起きたと考えられるでしょう。

(「てれんくれん」って名古屋弁ですかね?逆さとか、行ったり来たりっていう意味です。)

その後、凄まじい勢いで、パソコンや携帯電話(ポケベル→ガラケー→スマホ)、インターネット、Wi-Fiなどが流通し、SNSなどが発展していったことは、あなたもご承知のことと思います。

個性の時代と呼ばれる理由

個性の時代と呼ばれる理由

新型コロナウイルスは原因ではなく結果?!

2020年12月22日に、グレートコンジャンクションという超強力な天文イベントが起きるため、その前後で、世界的に大きな出来事が起こることが、天文学や占星術ではわかっていたことでした。

天体観測の計算から導き出すことができるからです。

ただ、どのような種類の出来事が起こるのかまでは、わかっていませんでした。

蓋を開けてみたら、新型コロナウイルスが蔓延し、私達はインターネットを通じて仕事をしたりコミュニケーションをとったりすることが当たり前となったのです。

今回のグレートコンジャンクションでは、水瓶座の時代になることがわかっていました。

ただ、水瓶座の時代になる時に、何がスクラップ&ビルドされるのか、どのようなパラダイムシフトが起こるのかまでは、流石にわかりません。

結果的に、新型コロナウイルスが起きて、完全に情報社会の時代になったと解釈することもできます。

水瓶座の特徴

水瓶座の特徴

ここまでの話を一旦まとめると、

  • 人間社会の特徴は地球を中心にして天体を見る
  • 木星と土星が重なるグレートコンジャンクションが起きる
  • 時代にも季節のようなものがある
  • 12星座ごとでエレメントの種類が異なる
  • グレートコンジャンクションが起きた時にエレメントが移り変わることをミューテーションという
  • ミューテーションは160年〜280年に1度起こり、時代が変革する
  • 今は水瓶座の時代(風の時代)

です。

それで疑問に思うのが、「水瓶座の時代って何?」ということ。

水瓶座の特徴を掴むことができれば、今後20年間でどのようなものが主流になり得るか、理解することができます。

水瓶座の特徴は、キーワードを並べると、次のとおりです。

天才肌・発明家・意識改革・一掃一新・天災・個性の尊重・非凡の視点・未来志向 etc

水瓶座は、ひねくれ者で変わり者で個性豊かで天才肌です。

未来志向かつ非凡の視点で、凡人が考えないようなことを思いついて変革しようとします。

そのため、第三者から見ると天才であり、巻き込まれると天災でもあるように感じる場合があります。

つまり、水瓶座はめちゃくちゃ個性的ということです。

それが、個性の時代と呼ばれる理由なんです。

2040年までは、水瓶座の時代が続きます。

今までは資本主義でお金中心でしたが、これからは個性の尊重でお金のその先にあるものを求めることになるでしょう。

水瓶座の次は天秤座

2040年10月31日に再び木星と土星が重なるグレートコンジャンクションが起き、今度は天秤座の時代へと移行します。

天秤座は水瓶座と同じ風のエレメントのため、時代の風潮が大きく変わることはあまり考えられません。

水瓶座の時代で育ったそれぞれの個性が、天秤座のコミュニケーション能力によって、より発展するかもしれませんね。

天秤座の特徴は、キーワードを並べると、次のとおりです。

センス抜群・品が良い・エレガント・バランス・人と人をつなげる・社交的・八方美人・流されやすい etc

水瓶座で自分だけの個性を育て、天秤座ではその個性を生かして様々な人とつながることが予想できます。

風の時代の特徴

風の時代は、2219年まで続きます。(一度、2159年に水のエレメントである蠍座になります。)

つまり、私達が生きている間はずっと、風の時代が続くということです。

風の時代(エレメント)の特徴は、キーワードを並べると、次のとおりです。

情報・分析・知性・論理・思考・幅広い知識・コミュニケーション・個性豊か・客観的

風のエレメントは、双子座、天秤座、水瓶座ですので、それらの特徴が全て入ってきます。

これからの時代は、個性を活かした仕事をしながら、インターネットやSNSなどのITを活用し、その中で人と人とがコミュニケーションを取りながらつながっていくのかもしれませんね。

まとめ

風の時代や個性の時代と呼ばれる理由をまとめると、以下のとおりです。

風の時代と呼ばれる理由

  • 2020年12月22日にミューテーションが起き、2219年までは双子座、天秤座、水瓶座の特徴が社会に反映されやすくなる。
  • これまでは、牡牛座、乙女座、山羊座の地の時代だったが、それが終りを迎え、丁度時代の転換期に入った。

個性の時代と呼ばれる理由

  • 2020年12月22日に、水瓶座でミューテーションが起きた。
  • 水瓶座の特徴の一つに、個性的というものが挙げられる。
  • 今後は、学歴や肩書よりも、個性を活かした仕事や暮らしが中心となる。
ミューテーションとは

グレートコンジャンクションが起きた時に、エレメントが移り変わること。

160年〜280年に1度の割合で起こり、時代の転換期となる。

グレートコンジャンクションとは

地球から天体を観察した時、拡大・発展を意味する木星と試練・秩序を意味する土星が重なる天文イベントのこと。

およそ20年に1回重なり、時代の節目となりうる。

勝手に未来予想

風の時代へ突入したからと言って、今まで育まれてきたものが全て無くなるということはありません。

無くなるものもあれば残るものもあります。

お金や肩書から個性重視に徐々になっていくとしても、お金が中心となって世界が回ることは変わらないことでしょう。

ただ、今まではお金のために仕事をすればOKだったものが、お金の“その先にあるもの”を求めるようになります。

(既にそうなってきていますが、それが当たり前の世の中になるということです。)

“その先にあるもの”は人それぞれ違います。

そのため、今のうちに個性を磨くことを行い、“その先にあるもの”を自分自身で見つける必要があるんです。

個性を磨くためには、自分自身を知る必要があります。

まずは、自己分析をしたり、未来志向で将来どのような生活をしたいのか思い描いたりして、あなたの個性を見つけることから始めていきましょう。

なぜ個性の時代と呼ばれるのか?天文学から見た人間社会の移り変わり まとめ

天体間で与え合う影響

  • 私達は地球一部
  • 地球は天体であり私達は天体の一部である
  • 地球に影響を与える天体は10天体と12星座
  • 時代の節目は木星と土星が深く関係している

天体×星座の組み合わせで時代が変わる

  • 時代にも季節のようなものがある
  • 12星座はそれぞれ、火・地・風・水のエレメントに分類される
  • グレートコンジャンクションにより時代が変化する
  • ミューテーションにより時代が転換期を迎える
  • 火→地→風→水→火→…というように歴史は繰り返される

個性の時代と呼ばれる理由

  • 水瓶座でグレートコンジャンクションが起きたから
  • 水瓶座はめちゃくちゃ個性的
  • 個性を活かした仕事や生活が求められる
  • 風の時代は2219年まで続く
参考文献
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