「自分らしさとは…」を追い求めた経験はありませんか。
私はあります。それに今でも事あるごとに考えたりもします。
本来私たちは、自分がどうあるべきかを他人に決めさせてはいけません。
自分の未来は自分で決めるべき。
しかしそうは言うものの、私たちは子どもの頃から、親や学校の先生に
「こうしなさい、ああしなさい。」、「これはしてダメ、あれもしてはダメ。」
と言い聞かされてコントロールされてきましたよね。
なので大人になると、将来が不透明で不安になりますし、自分らしさとは何なのか迷子にもなりますし、人とは違うライフスタイルを選ぶことにも躊躇してしまうのです。
でも、安心してください。
古い自分の殻を破り捨てて、輝かしいあなたに生まれ変わる方法があります。
自分らしさを見つけて、希望に満ち溢れたライフスタイルを見つけるためにやると良いことは何なのか、さっそく見ていきましょう。
本当の自分とは?
固執しない
よく、「ブレない人格になるために信念を持ちなさい」って言われますよね。
実はそれ、半分合っていて半分間違っています。
なぜかというと、1つのことを信じすぎてしまって、信念をガチガチに固めてしまうと、柔軟な考え方を持つことができなくなってしまうからです。
すると、ステレオタイプ(固定観念、偏見など)が生まれてしまい、そこで成長がストップしてしまいます。
信念を固めてはいけません。
ただ、何も信じないようにしようとすると、それこそどうやって生きていけば良いか分からず、混乱してしまいますよね。
そこで、信念を持つことに期限を設けると良いのです。
どういうことかというと、例えば今週はこれを信じて生活する、来週はこれを信じて生活する、というような感じです。
例えば食生活にて…。
今週はローフード(火を通さない生食のこと)を信じて実践してみよう。
来週はベジタリアンを信じて実践してみよう。
再来週は自分が好きなものをなりふり構わず食べるようにしよう。
など。
週単位ではなく1日単位でも1か月単位でも良いかもしれませんね。
矛盾を認める
固執しないということは、一貫性にこだわらない人間になるということです。
無理に一貫性を持とうとすると、昨日の自分、今日の自分、明日の自分を一緒にしようとしてしまい、変化することができません。
毎日選択して変化する必要があります。
ただ、そうすると矛盾が発生します。
もしかすると周りの人は、
「昨日まではこう言っていたのに、今日になったらなぜ意見を変えてくるんだ?」
などと思うかもしれません。
でも、その矛盾を無理になくす必要はないんです。
『【教育の科学】勉強を効率よく行うための2つのポイント』でもお伝えしたとおり、考え方や感じ方、行動パターンはその時々で変化します。
その時に矛盾が生じるのですが、その矛盾こそが、毎日変化している、自分を変えていっているんだという証拠になるのです。
あなたの自分らしくないことは何?
「俺らしくない、私らしくない」
この思いが、何かに挑戦しようとしたときにしり込みしてしまう原因となります。
実は、自分らしくないことをやることが、新しい発見に出会ったり、素晴らしいスキルを見つけたりする一番の学習です。
古い自分を捨てて新しい自分になるためには、あなたの自分らしくないこと、つまりそれをやると抵抗が生まれることに挑戦していくと良いのです。
自分らしさにこだわっていては、いつまで経っても今のまま。
抵抗があるけど、それ以上に新しいことが身に付くだろうな、ということにどんどん挑戦していきましょう。
今の目的が未来のゴールを決める
目的にフォーカスしないと…
一貫性を持たずに固執しないことはとても大事です。
しかし、目的を持っていないといつまでも同じところをさまようことにもなってしまいます。
例えるのであれば、地図もなく今の場所も分からない状態で、とりあえず車を走らせようとするようなもの。
どこに向かうかわかりませんよね。
もしかしたら、気が付かないうちに底なし沼にハマってしまうかもしれませんよ。
そうならないためにも、その時々で目的を持つことは大切です。
私たちは、生きているうちに、全てを学んだり体験したりすることは残念ながらできません。
目的に沿った分野にフォーカスする必要があるのです。
例えば英語を話せるようになりたい時。
生活するための日常会話なのか、ビジネスのための英語なのか、投資のためなのか、はたまたナンパするための英語なのかで、覚える単語や方法は変わってきます。
ただ単に「英語を話す」という目的ではなく、「日常会話のための英語を身に付ける」というに、何のための目的かを考えると道筋が明確化するでしょう。
目的を決める3つの質問
目的を明確に…といわれても、どのように決めれば良いのか、決めたとしても自分に合ったものなのかどうなのか不安になりますよね。
そこで、次の3つの質問に答えてみましょう。
- 自分は何者か
- 自分はどこへ向かっているのか
- 自分は何を得たいのか
この中で、特に3番目の問いに対する答えは大切です。
なぜ学習したいのか、何のために学ぼうとするのか、何を経験したいのかを常に考えるようにしてください。
多くの人が途中で道を逸らしてしまうのは、関係のないことを学んで寄り道してしまうから。
未来の目的はその時になったら変えれば良いので、“いま”持つべき目的は何なのかを明確にしましょう。
明るい未来を創る4つのルール
① 今の目的を明確にする
先ほどもお話ししたように、変な所へ到着しないために、何を得たいのか、そしてそれを得るために何を学ぶのかを考えます。
② 計測できる結果を持つ
英会話を例にとると、日常生活レベルの英語を身に付けるだけでは、まだ足りません。
どうすれば良いかというと、海外でお店の人5人と話す(注文する)やTOEICで700点を取る、というような感じです。
数字などで計測できるものを持つと、ゴールに早くたどり着くことができるでしょう。
③ フレキシブルになる
フレキシブルになるとは、柔軟性を持つということです。
私たちはほとんどの場合、方法にこだわったりしますよね。
例えば、連絡を取る時は電話よりもメールにしたいとか、営業は対人ではなくてセールスレターにしたいとか…。
でも、方法に固執してしまうと、別の手段で上手くいくはずだったチャンスを逃してしまうことになります。
どんな手段でも試す意気込みを持つことが大切です。
④ とりあえず動いてみる
私たち人間は、スタートし始めないと行動しようとしません。
「動き始めないと行動しない」というと、なんだか矛盾を感じますが、考えただけ、計画しただけでは行動に移さないということです。
とはいうものの、いきなり大きなことを成し遂げようとする必要もありません。
むしろそれをやろうとすると、大きな壁に感じて、結局行動せずに終わってしまいます。
なので、どんなに小さくても良いから、一歩を踏み出すことが大事。
例えば、真冬の朝、布団からなかなか起き上がれない時、あなたならどうしますか。
私は、こうしています。
目を覚ましたものの、布団の温もりを忘れられず、布団からなかなか抜け出せない。
でも、仕事をしないといけない。
そのためには布団から起き上がらないといけないが、起き上がる気になれない。
そこでひとまず靴下を履く。
そしたら次に、枕をどかす。
体制をダンゴムシのような丸まった状態にする。
温かさをキープしたまま布団から出る。
というような感じです。
目を覚ましてすぐに起き上がることが、私にとって非常に大きな壁となっているので、「まずは靴下を履いて…」というように、小さな一歩を少しずつ踏み出して行動に移します。
仕事などでも、どうしてもやる気が起きない時は、まずはペンを握る、資料を開く、思いついたことをメモする…というように、小さな行動を今すぐとるようにすると良いのです。
4つのルールの弱点を知る
今お伝えした4つのルールの中で、人それぞれ得意不得意があります。
例えば私の場合、①は得意で、②はやろうと思えばできる、③と④は苦手です。
なので、③と④を意識して取り組む必要があります。
私とは反対で、すぐに行動をすることは得意だけど、なかなか結果に結びつかないという場合は、①や②が抜けている可能性があります。
このように、自分には何が得意で不得意なのかを知って、弱点の部分は意識して克服していきます。
すると、自分らしさを塗り替えて、新しいライフスタイルを手に入れることができるのです。
まとめ
私たちは、何かを信じることで安心感を得ようとします。
別の言い方をすると、安心感を得たいがために1つのことを信じる癖がついているということです。
何も信じるなということではありませんが、1つのことに固執してしまうと、視野が狭くなってしまいます。
すると、ステレオタイプやダニングクルーガー効果が発生してしまうのです。
とはいうものの、何も信じない生き方は不安で仕方ないですよね。
何を目標に、どうやって生きていけば良いのか迷走することにもなります。
そのため、何かを信じたとしても、他にも何か必ず新しい発見があるはずだと思うことが大切。
固執しないことで、新しいものを手に入れて新たな自分らしさを手に入れることができるのです。
自分らしさって何だろう…と疑問に思うのであれば、一度目的を決める3つの質問と明るい未来を創る4つのルールを確認してみてください。
自分らしさって何?新しいライフスタイルを創る4つのルール まとめ
- 固執しない
- 矛盾を認める
- 自分らしくないことにこだわると成長できない
- 抵抗が生まれることに挑戦していく
- その時々で具体的な目的を持つ
- 自分は何者か
- 自分はどこへ向かっているのか
- 自分は何を得たいのか
- 今の目的を明確にする
- 計測できる結果を持つ
- フレキシブルになる
- とりあえず動いてみる
- 4つの中であなたの得意不得意は何か?
- 不得意なものは意識的に行う
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