他人と話していて疲れることや、一緒にいるだけで疲れる時ってありますよね。
相手が初対面であれば誰でも感じることですし、何回か会っている他人でも疲れる場合があります。
一方で、徐々に気が合って、仲良くなることもあります。
この違いは何でしょうか。
一つ言えることは、「本音」を話せているかどうか、ということ。
あなたが、本音や冗談混じりの会話など、素に近い状態で相手に接している時は、疲れを感じることはほぼ無いはずです。
これを聞くと、「職場の人に本音を言うと人間関係が悪くなって仕事がしづらくなる。」などと、本音を言うとマズいことが起きると思うかもしれませんが、それは思い込みに過ぎません。
かと言って、他人を批判してはいけませんが、『人付き合いが苦手を克服! FBIも認める会話マル秘テクを公開』でもお伝えしたように、本音を言った方が、あなたの印象が良くなることもあるのですよ。
他人と接して疲れると思うのであれば、ある程度本音を言って、自分を表現することも大切です。
今回は、そんな他人と接するときに疲れることを回避したり、疲れを癒したりするために知っておくべきことについて、お伝えします。
他人といると疲れるのはなぜか
自分の意見を言えないから
冒頭でもお伝えしたとおり、自分の意見を言えないと、モヤモヤした状態でストレスが溜まっていき、疲れを生じてしまいます。
「これを言うと失礼かな。」、「これを言うと嫌われるかな。」などと考えることが、あなたを疲れさせてしまっているのですよ。
なので、ある程度あなたの意見を言って、自己表現する必要があります。
黙ったままだったり、隠し事をしていると、相手から不審に思われる場合もあるので、気をつけたいところですよね。
ただし、相手を批判や否定するようなことを言ってはいけません。
それこそ、疲れが溜まる原因になってしまうので、相手の意見を認めつつ、自分はこう思うということを相手に伝えると良いでしょう。
苦手な人とも付き合おうとするから
全ての人に自己表現する必要はありません。
どうしてもあなたと気が合わない人や苦手な人、嫌いなタイプは存在します。
その人たちと話を合わせようとしたり、無理に付き合おうとするとストレスが疲れが溜まっていってしまうのです。
「2:6:2」の法則というのがあって、2割はあなたの味方、6割はあなたのことを何とも思っていない、残り2割はあなたを良く思わない人に、分けることができます。
その残り2割の苦手な人たちとまで、どうやって付き合っていくかを真剣に悩むため、疲れが生じてしまいます。
『人付き合いが面倒くさいと思う6つの心理と対処法』にも記載したとおり、ある程度人間関係をカットした方が、人生上手くいくので、付き合うべき人とどうやって楽しく過ごそうかを考えた方が良いのですよ。
相手に何かしてほしいと思うから
相手に何かしてくれないかなと、受け身体制でいると、疲れることがあります。
受け身の状態でいるうちは、相手から何かを奪おうとしているんですよね。
「奪うことなんて考えていないんですけど。」と反論したくなるかもしれませんが、無意識に何かを奪おうとしてしまっています。
なので、奪うのではなく、相手に貢献できることは何かを考えると良いのです。
私たちは、人に貢献することで幸福を感じることができます。
受け身体制で疲れを感じているのであれば、それは、相手から何かを奪おうとしている証拠。
人に貢献できることを考えましょう。
他人と接する時に覚えておくべきこと
相手を自分の鏡だと思う
もしあなたが、相手に対して「つまらないなぁ。」、「疲れるなぁ。」と感じているのであれば、相手もあなたに対して同じように感じている場合が多いです。
つまり、あなたが相手に抱いている印象は、相手もあなたに対して同じような印象を持っているということですよね。
相手に対して良くない印象を持ったのであれば、それを反面教師にして、もっと印象をよくするためにはどうしたら良いのか、反省点として活かしてはいかがでしょうか。
相手を楽しませる方法を考える
前述したとおり、受け身体制はお互い疲れてしまうだけなので、相手に貢献できることは何かを考えると良いです。
「相手に貢献できることなんてないんだけど…。」と思うのであれば、相手を楽しませる方法を探してみましょう。
そうすると、相手からは、あなたと一緒にいると楽しい、面白いと思われて、あなたに対する印象がとても良くなるのです。
ある程度の距離を保つ
無理に仲良くなろうと思って急に距離を縮めようとすると、お互い疲れてしまいます。
なので、ある程度の距離は保ったままでOKです。
自立した同士が協力し合うと最強というのがあって、普段はそれぞれ個人プレーをしていて、協力し合うべきところだけお互いの力を貸し合うということをする人たちがいます。
「必要な時に必要な分だけ協力し合う」ということをすると、達成スピードが上がって、しかも良い結果が生まれるのです。
このように、人間関係において、無理に付き合う必要はなく、かといって疎遠になることもないくらいの距離感が、一番うまくいくのですよ。
他人に疲れた時に行うべきこと
リズム運動をする
リズム運動とは、テンポよく体を動かす運動のことです。
例えばトランポリン。ポヨーン、ポヨーンと一定のリズムで跳ね続けますよね。
1万円くらいの家庭用のトランポリンで十分効果が得られますが、トランポリンが無理という場合は、縄跳びでも良いです。
もちろん、跳ねる運動ではなく、フラダンスや盆踊りなどのゆったりとした動きも良いですし、シャドーでジャブ打ちをしてみるなど、自分の中でテンポよく体を動かせる簡単な運動であればOKです。
このようなリズム運動を行うと、セロトニンが分泌されて、心身のバランスを整えてくれます。
30分程度、ウォーキングする
実は、ウォーキングもリズム運動の一つで、セロトニンが分泌されます。
ただ、街中をただ単に歩けば良いかというと、そういうものではなく、歩行瞑想というものを行いながらウォーキングすると、より良いのです。
歩行瞑想は、自分の感覚に注目しながら歩く方法で、公園や海岸、山の中など、車や人の邪魔にならないところで行います。
自分の感覚に注目するとは、「足が地面から離れた」→「進んだ」→「足が地面に触れた」といったように、体の感覚を意識ながらウォーキングするのです。
街中だと、人ごみや車、看板などが気になって集中できないため、公園や海岸、山の中など、出来るだけ邪魔が入らない場所で行いましょう。
自然の中でボーっとする
他人に疲れる原因は、人と接する以外にも、FacebookやTwitterなどのSNS、スマホのゲームのやりすぎで疲れている場合があります。
そのため、1週間に1回は、脱電子機器をし、自然の中でボーっとするかウォーキングすることをお勧めします。
できれば1日中行うと良いのですが、それが無理ということであれば、半日でもOKです。
なぜ自然が良いかというと、小鳥のさえずりや川の音、風の音、波の音などの自然音は、あなたの右脳を癒してストレス解消に役立つから。
また、ボーっとすることで、頭の中を整理することができます。
近頃疲れが溜まっているなと感じたら、ぜひ試してみてください。
まとめ
もしあなたが、「他人に疲れるな。」、「振り回されているな。」、と感じているのであれば、それは運や環境のせいではなく、あなたの選択の結果なのです。
なので、人間関係をカットする勇気を持つ必要があります。
しかし、良い人間関係を探そうとすると、幸福度が下がってしまうことが、南カリフォルニア大学の研究で分かっているんですよね。
そこで、良い人間関係を探すのではなく、「相手を楽しませる方法を考える」ことが重要なんですよ。
また、残念なことに、摩擦を生じない人間関係はありません。
摩擦が生じて他人に疲れるのであれば、それはそういうものだと受け流すしかないのです。
そして、自分の意見はしっかりと伝える。
どのみち人間関係にストレスを感じないことなんてないので、自己表現しても問題ないのです。
相手の意見を尊重しつつ、自分の意見を伝えるということができれば、他人に疲れることも少なくて済みます。
人と接することで、自分の成長につながりますし、楽しいこともたくさん起きますので、それを期待して、今回お伝えした内容を、試してみてください。
他人に疲れるのはなぜ?「本音」があなたを癒す力に変わる まとめ
- 自分の意見を言えないから
- 苦手な人とも付き合おうとするから
- 相手に何かしてほしいと思うから
- 相手を自分の鏡だと思う
- 相手を楽しませる方法を考える
- ある程度の距離を保つ
- リズム運動をする
- 30分程度、ウオーキングする
- 自然の中でボーっとする
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