SNS中毒の原因と対策!スマホ依存から抜け出す方法

SNS中毒の原因と対策!スマホ依存から抜け出す方法
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1日中スマホを触って、ダラダラと無駄に過ごしてしまうことはありませんか。

私はよくあります。特に、家の中に引きこもって仕事をしていると、ついついスマホに手を伸ばしてしまうんですよね。

おそらくあなたにも、休日などにスマホで一日を潰してしまうという経験があるのではないでしょうか。

しかももし、SNSをサーフィンしながら見ているとなると、もしかしたら既にSNS中毒になっているかもしれません。

人間なので、SNSを気にしてしまうのは仕方のないことですが、なぜスマホで時間を潰してしまうのか…。

そしてそれを防ぐ方法とは?

ということについて、お話していきます。

目次

SNS中毒と人間関係

SNS中毒と人間関係

リアルでの人間関係が希薄に

これは考えれば簡単にわかることですが、SNSを見ている分、人と会う時間が短くなります。

基本的に、私達人間は、相手に会う時間が長いほど相手に関心を持つという慣習があるので、その時間が短くなるということは、人に対して好奇心が失われるということ。

また、SNSが気になったり、気を取られたりしてしまうので、家族や友人、恋人など、あなたの周りの人達への興味関心が薄れてしまうこともあります。

SNS中毒ともなると、何かをしているときでもSNSのことを考える癖がついてしまいます。

すると、周りの人たちなど、リアルの人との人間関係が希薄になってしまうんです。

SNS中毒の可能性が高い人

SNS中毒とは、何をやるにしてもSNSが気になってしまい、四六時中スマホを身に着けていないと極端に不安になる人のことです。

もし、SNSで他人のコメントに対して意見やリプライなどを頻繁に行っているのであれば、既にSNS中毒になっている可能性は大です。

では、そもそも、なぜSNS中毒になってしまうのでしょうか。

それは、SNSから何かしらのストレスを受けるからです。

SNS中毒になる原因

SNS中毒になる原因

ストレスを受けてSNS中毒になるポイントは2つあります。

  • ダラダラと時間を過ごしてしまい、自己嫌悪から抜け出せない
  • 自分の知りたくないネガティブな情報やコメントを見てしまった

あなたにも、このような経験があるのではないでしょうか。

①は能動的な行動ですので、SNSの時間を決めるなどして自分で対策を取ることができます。

問題なのは②。

こちらは受動的で、SNSを見れば見るほど、抜け出せなくなってしまうんです。

SNS中毒が引き起こす不都合

SNS中毒になると引き起こる不都合

2019年のランカスター大学の研究を元に、お話していきます。

この研究では、Facebookを利用する男女444人を集め、どのようにインターネット使っているのか、1年間経過観察を行いました。

全員のSNSの利用時間と、そこから受けるストレスや注意散漫レベル、中毒性などを測ったところ、SNS中毒の悪い点として、以下の3つが分かりました。

①集中力の低下

SNSそのものが悪いということではなく、SNSからストレスを受けると集中力が低下することが分かりました。

また、SNSからストレスを受けた後は、SNSを使っていないときでも集中力が低下してしまいます。

仕事や勉強をしているのに、どうしてもSNSが気になり、チェックしてしまうという行動を取ってしまうんです。

②注意散漫になる

SNSを見ているときの行動が注意散漫になります。

これはどういうことかというと、SNSの中で一つの情報だけでなく、色々な情報を見てしまい、余計にネガティブな情報を受け取ってしまうということ。

さらに、一つのSNSだけでは飽き足らず、他のSNSもチェックしてしまうなど、SNSサーフィンを行い、注意散漫になってしまうんです。

③SNS中毒の傾向が高まる

SNS内の注意散漫レベルが増えると、より多くのストレスを受けやすくなり、SNS中毒の傾向が高まります。

これは、ストレスを解消するために、より多くのSNSサーフィンをしてしまい、さらにそこからストレスを受けるという悪循環にハマるんです。

SNS中毒の悪循環
  1. SNS上のネガティブな情報を見る
  2. ストレスを受ける
  3. それを解消しようとSNSサーフィンをする
  4. 集中力低下、注意散漫
  5. より多くのストレスを受ける
  6. さらにSNSサーフィンに時間を費やす
  7. 自己嫌悪になりストレスを受けやすくなる
  8. SNSサーフィンをしてストレスを解消しようとする
  9. ①へ戻る

SNS中毒から抜け出す4ステップ

SNS中毒から抜け出す4ステップ

Step1:心から止めたいと願う

一言でいうと、自己暗示です。

「この習慣を忘れろ、この習慣を忘れろ…」と自分に言い聞かせます。

「止めようとすると、その2倍やりたくなるんじゃないの?」

と、賢いあなたはそう思うかもしれません。

確かに、『無理するとどん底に!半自動的に悪い習慣を断つ習慣逆転法』でお話したとおり、無理に止めようとするとその2倍の悪習慣を行ってしまいます。

ですので、この自己暗示を使いつつ、Step2〜4を行う必要があります。

なお、SNS中毒から抜け出す場合は、「スマホを触る時間を減らそう」と考えるのではなく、「スマホで余計なことをする時間を減らそう」と考えたほうがいいでしょう。

Step2:アイコンはデスクトップに貼らない

SNSやソーシャルゲームをデスクトップに貼っていると、いつでもタップすることができますよね。

デスクトップに貼っている限り、いつでも視界に入ってついつい見てしまうことでしょう。

ですので、できる限り奥の方にしまうようにしてください。

そうすることにより、探すのが面倒になって見る気が失せるようになります。

Step3:一日再構成法を行う

一日再構成法というと仰々しいかもしれませんが、つまり日記をつけるということです。

一日再構成法については、『嫌な人間の見分け方!切るべき人間関係がわかる1日再構成法』で解説しています。

日記と言っても、「今日は〇〇があってその時こう思った」などということをする必要はありません。

手帳などを活用して、何時に〇〇を行ったなどと、行動を記録するようにしましょう。

(もちろん、その時感じた感情も一緒に記録した方が効果的です。)

その日記を見返した時に、どれくらいSNSに時間を割いていて、SNSの時間の変わりに、何か生産的なことはできないだろうかと考えることが大切です。

Step4:習慣逆転法を利用する。

習慣逆転法とは、悪い癖を別の癖に置き換えることです。

詳しくは、『無理するとどん底に!半自動的に悪い習慣を断つ習慣逆転法』で解説していますので、あわせて確認しておきましょう。

習慣逆転法のポイントは、悪い習慣をキッパリと止めようとするのではなく、別の習慣を行うようにするという点です。

その時に、拮抗反応(2つのことを同時にやろうとしても、お互いが邪魔してできないこと)を利用します。

例えば、禁煙したい時に、タバコを吸いたくなったらガムを噛むと良いというのは、タバコを吸うこととガムを噛むことを同時に行うことが難しいから。

(中には同時にやってしまう器用な人もいるかも知れませんが…)

このような感じで、SNSを見たくなったらキンドルを見るとか、スマホを触りたくなったらボールを掴むなど、悪い癖を止めるというよりも別の習慣に置き換えることが大切です。

まとめ

一昔前までは、Googleやyahoo!などの検索エンジンを利用する人が多かったんですが、今は、TwitterやFacebook、Instagram、You TubeなどのSNSから検索する人が増えてきています。

検索エンジンvsSNS検索
出典:https://webtan.impress.co.jp/n/2019/07/16/33351

今後もますますその傾向が強まることでしょう。

それは避けられないことですし、その事自体悪いことではありません。

ヤバいのは、それらSNSからネガティブな情報を受け取ってしまって、SNSにのめり込んでしまうことです。

既に、SNS上で、他人のコメントに対して意見を書き込んでいたり、リプライなどを頻繁に行っていたりしているのなら、SNS中毒の可能性が高いです。

一度SNS中毒にハマると、SNSからのストレスを解消しようと更にSNSサーフィンを行い、よりSNS中毒が悪化します。

そうならないために、「SNSで余計な時間をつぶすのは止めよう」と考えることが大切。

キッパリ止めようとすると、SNSを見る量が2倍時間に増えてしまう可能性があるので、SNSで使っていた時間を、別の何かを行う時間に変えることを意識しましょう。

SNS中毒の原因と対策!スマホ依存から抜け出す方法 まとめ

SNS中毒と人間関係

  • リアルでの人間関係が希薄になる
  • 常にSNSが気になる人はSNS中毒の可能性大
  • コメントやリプライを頻繁に行う人はSNS中毒の可能性大

SNS中毒になる原因

  • ダラダラと時間を過ごしてしまい、自己嫌悪から抜け出せない
  • 自分の知りたくないネガティブな情報やコメントを見てしまった

SNS中毒が引き起こす不都合

  1. 集中力の低下
  2. 注意散漫になる
  3. SNS中毒の傾向が高まる

SNS中毒から抜け出す4ステップ

  • Step1:心から止めたいと願う
  • Step2:アイコンはデスクトップに貼らない
  • Step3:一日再構成法を行う
  • Step4:習慣逆転法を利用する
参考文献
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