仕事の目的って考えたことありますか。
「いや、バカにするなよ、生きるためだろ!」
と思うかもしれませんが、果たして本当にそれだけでしょうか。
私たちは多くの場合、働く理由や仕事の目的を考えないまま就職してしまっています。
何となくやりたいと思ったから、何となく自分に合っていると思ったから、何となく試験を受けたら受かったから、何となくみんな働いているから…
このように、「何となく」で仕事を決めてしまうのは、決してあなたのせいではありません。
仕事をする目的や理由なんて学校では深く教わらないですし、考える時間も与えられないので、仕方のないことです。
でも、そうだとしても、働く理由を今から考えてみても遅くはないのではないでしょうか。
目的や理由を決めると、自ずとプロセス(方法)が現れます。
その、ゴールへの道を決めるための5つのルールに従って行動するだけで、本当に実現したいものが何なのかがはっきりしますので、そのことについてもう少し具体的に見ていきましょう。
仕事の目的を考えると良い理由
その目的があなたの未来を決める
そもそも、なぜ仕事をする目的を考える必要があるのでしょうか。
それは、その目的によって実現される未来が変わってくるからです。
なぜそこへ向かっているのか、その理由が、結果やプロセス、経験を決めます。
単純にお金を稼ぎたい、スキルを磨いて成長したい、人に貢献してその人を成長させたい、教科書に載るような有名な人になりたい…
このように、仕事の目的によって、職種や方法、経験、結果がガラリと変わってくるのです。
注意しないといけないのは、目的を一つに絞ること。
あなたが今、目指しているものは何か、手に入れたいものは何かを一つに絞らないとブレて失敗するので気を付けましょう。
プロセスが出現する
多くの場合、仕事の方法を考えたりしますよね。
どうやってやるべきか、効率のいい方法は無いのだろうか…
そのように、プロセスを考えることは大事ですが、仕事の目的を考えないと、その遠回りしてしまうことがあります。
仕事の種類や手段はたくさんあるので、そのことばかりに目を向けてしまうと、いつまでも結果を出すことができません。
逆に、仕事の目的を決めると、どのように達成すれば良いのか、自ずとプロセスが出現します。
目的を明確化すると、柔軟に変化しながらやり方を変えていくことができるのです。
ゴールの邪魔をするもの
自分自身
私たちの脳は、色々な情報を取り入れて何でも学ぶようにできています。
しかし、私たち自身が、それを邪魔しようとするのです。
集中せずに他事を考えたり、別のことで遊ぼうとしたり、色々なことに手を出してマルチタスクをしたり…
脳が、仕事の目的を達成するために必要な情報を得ようとしているのに、自分自身がその邪魔をしてしまうのです。
寄り道
なかなかスキルを習得できなかったり、結果が出なかったりすることってありますよね。
それは、仕事の目的をコロコロと変えてしまうから。
そのように寄り道すると、結局元の場所へ戻ってきて遠回りするだけです。
フォーカスポイント(着地点)を決めたら、最短距離で歩くことを意識しましょう。
働く理由を決めて成功するプロセス
コントロール認識
自分の力で変化させたり、影響を与えられるものは何か、コントロールすることを認識します。
また、それと同時に、自分にはコントールできないことは何かを知ることも大切です。
コントロールできること
学習スタイル、自己投資の費用、生活リズム など
コントロールできないこと
受け取る給料の額、他人の行動、天候 など
パワフルな理由
なぜ仕事をするのか、どんなスキルを身に付けたいのか、学習する目的は何かなど、自分自身を変化させるためのパワフルな理由を考えます。
そして、日々パワーアップさせて常に理由を強化することが大切です。
フィードバックタイム
フィードバックタイムとは、目的地に向かっているかどうか、確認する時間のこと。
その時間を、週に1回設けると良いです。
フィードバックする時には、自分自身の感覚も大切ですが、第3者からの声や数値などで分析できるものを用いると良いでしょう。
- 目的
仕事の都合上、今の体重ではしんどいのでダイエットする。
今の体重が100キログラム→1年後に88キログラムにする - 分析方法
1か月で1キログラムずつ体重を減らす計算となる。
1週間だと250グラムずつの計算。 - 毎週確認して、目標値に達していなかったら、どこを改善すべきか考えて、やり方や習慣を調整する。
ゴールの道を決める5つのルール
これまでのおさらいになりますが、仕事をする上で、方法を考えるよりも目的を決めることが大事ということでしたよね。
これは、仕事だけでなく、学習や教育でも重要なことです。
なぜなら、目的や理由を明確化すれば、プロセスは自ずと現れるから。
今、あまり上手くいっていないと感じるのは、やり方が間違っているからなのか、参考にしている本や教科書が良くないからなのか…
そういう場合もあるかもしれませんが、実は、目的が明確になっておらず、仕事や学習に対する姿勢がONになっていないからということが考えられます。
そこで、目的を明確化してそこまでの道のりを決めるための5つのルールに従ってワークショップを行い、あなたの未来を決めましょう。
- なぜ今の仕事をしているのか、何を習得したいのか、その目的や理由を書き出す
- ①の目的を達成するために、犠牲にできるものを書き出す
(例)プライド、遊び時間、自己投資の費用、飲み会 など - これだけは犠牲にできないものは何か、書き出す
(例)家族の命、学習時間 など - 自分がコントロールできるものは何か、書き出す
- 自分がコントロールできないものは何か、書き出す
まとめ
仕事の方法を考えることはとても大事ですが、それ以上に、仕事の目的を明確化することの方が大切です。
目的を明確化すると、それを達成するためのプロセスが自ずと現れます。
そして、目的に応じた結果を得ることができるのです。
ただし、ゴールへの道を邪魔しようとする自分自身と寄り道には気を付けなければなりません。
犠牲にできることは何なのかを考え、フォーカスポイントを決めたら、最短距離で歩くことを心がけましょう。
もし今、自分は何のために働いているのか分からなくなったら、まずは目的を明確化してください。
お金を稼ぎたいからなのか、スキルを磨きたいからなのか、人を成長させたいからなのか、有名になりたいからなのか…
目的を明確化したら、今度は、犠牲にできるものとできないもの、コントロールできるものとできないものを書き出せば、自ずとゴールへの道が決まります。
『ゴールの道を決める5つのルール』を行えば、あなたにふさわしい道が見えてくるのです。
なぜ働くのか?仕事の目的を決めて成功するための5つのルール まとめ
- その目的があなたの未来を決める
- プロセスが出現する
- 自分自身
- 寄り道
- コントロール認識
- パワフルな理由
- フィードバックタイム
- なぜ今の仕事をしているのか、何を習得したいのか、その目的や理由を書き出す
- ①の目的を達成するために、犠牲にできるものを書き出す
- これだけは犠牲にできないものは何か、書き出す
- 自分がコントロールできるものは何か、書き出す
- 自分がコントロールできないものは何か、書き出す
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