相手との会話が苦手で、コミュニケーションを取るのが面倒な時ってありませんか。
気の利いたことを言わなきゃ、何か話題を話さないとなどと、会話することに気を遣ってしまう…。
このように、会話が苦手と感じていると、会話することにストレスを感じてしますよね。
会話は基本的に、無理に話す必要はないんです。
仕事でプレゼンをしないといけないとか、何か説明をしないといけないという場合は別ですが、日常会話や営業など数人での会話では、話さずに聞くだけでもコミュニケーションを取っているのですよ。
「意見を言わないとつまらない人間だと思われるのでは?」と、自分の印象を気にしてしまうかもしれませんが、確かに、ある程度の自己開示が必要な時もあります。
しかし、私の知り合いで、営業成績が業界トップにもかかわらず、初対面の人に対して、ほとんど話をせずに商品を売っている人がいます。
彼は最初、会話が苦手だったそうですが、セールストークをやめて聞くだけに徹していたら、商品が売れるようになったそうです。
ここできっとあなたは、「何も話さずに、どうして会話が成立するんですか?」と疑問に思いますよね。
そこで今回は、会話が苦手だからこそ活用したい、聞いているだけで相手が気持ちよく話してくれる会話テクニックについて、お伝えします。
会話が苦手なのはなぜ?
何か話さないといけないと思っているから
会話はキャッチボールと同じだということが、よく言われますよね。
一度に全員が話している状態では、会話が成立しているとは言えません。
必ず、話す人と聞いている人が存在するのです。
相手から、何か聞かれたらあなたの意見を述べるべきですが、相手が話しているのであれば、無理に会話に入り込もうとしなくて良いんです。
相手の話に興味が湧かないから
会話が苦手と感じている原因のナンバーワンは、これが理由ではないでしょうか。
相手が話している内容が理解できなかったり、そもそも自分に興味がないことだと、相手の話が全く頭に入ってきません。
そして、疲れてしまう…という経験を、あなたもきっとしていますよね。
相手の話に興味が湧かないことの方が多いので、そこは、後でお伝えするように、視点を切り替える必要があります。
沈黙が怖いから
二人きりになった時って、沈黙する場合が多々あるじゃないですか。
だからといって、そこで変な話をしてしまうと、一気に相手との心の距離が離れてしまう場合があります。
沈黙に恐怖を感じる必要はないんですよね。
沈黙は会話の休憩時間でもあるのです。
もし、お互い話すことがなくて話題に困るのであれば、『人付き合いが苦手を克服! FBIも認める会話マル秘テクを公開』でお伝えしている、10個の話題のどれかを話すと良いでしょう。
会話をする時に覚えておくべきこと
話が合わないのは当たり前
相手の話に興味が持てずに、聞いているだけで疲れて会話が苦手に感じてしまうことの対処法として、覚えておくべきことがあります。
それは、人はそれぞれ考え方や価値観が違うため、話が合わないのは当たり前ということです。
むしろ、自分と全く同じ話をする人がいたら、気持ち悪いですよね。
ではどうするべきかというと、相手が気持ちよく話すために自分はどのような相槌や返事をするべきなのだろうかと、相手の気持ちに共感しながら話を聞きます。
相手との会話が苦手と感じるのは、まだまだ自分が未熟な証。
つまり、自分が成長できるチャンスということですよね。
そこで、『人と話すのが面倒、会話のストレスを激減させる対処法』や『人付き合いが苦手を克服! FBIも認める会話マル秘テクを公開』などでお伝えしてきた方法で、自分を成長させるために、どのような聞き手を演じるべきかを考えると良いのです。
話すと聞くの両方そろってコミュニケーション
相手が話をしているのにあなたが聞いていなかったり、お互い言い合っていたりするような状況では、コミュニケーションを取っているとは言えませんよね。
相手が話しているのであれば傾聴するべきですし、何か話題に困ったら、自分よりも相手が興味ありそうなことは何かなと考えて、話題を提供すると良いのです。
ただ、相手も会話が苦手と思っている場合があって、全然話がかみ合わないこともありますので、無理に話をする必要はありませんよ。
時には、距離を置くことも必要です。
このように、コミュニケーションはゲームだと思って色々試すと、会話が苦手と感じなくなるでしょう。
沈黙は相手が本音を言う前兆
会話している途中で、間(ま)ができる時ってあるじゃないですか。
その沈黙の時間は、何も話さずに耐えた方が良い場合が多いです。
なぜかというと、相手が何を話そうかを本気で考えている時があるんですよね。
つまり、本音を言う可能性が高いということです。
その時に、あなたが話をしてしまうと、相手は何を話そうとしていたかを忘れてしまって、会話が途切れてしまいます。
沈黙がどういう状況で発生したかにもよりますが、相手が考え込んでいる様子であれば、あなたから無理に話をしない方が良いのですよ。
聞くだけで相手がどんどん会話するテクニック
軽く動作を真似る
専門的には、ミラーリングやペーシングといいますが、相手の動きに合わせて、自分も同じような動作をする方法です。
私たちは、自分と似た人を好む傾向にあり、そのような人には親近感が湧きます。
親近感が湧くと、ある程度心を開いて話してくれるようになるんですよね。
これを狙って、動作を真似るのです。
ただし、やり過ぎ注意!明らかに狙ってやると、気持ち悪いと思われて一気に距離が離れてしまいます。
そのため、相手が上を向いたら自分は軽くアゴを上へ動かす、相手が髪の毛をいじったら自分は時間差でおでこをかくなど、気づかれない程度に行うと効果が発揮されるでしょう。
返答に困ったらオウム返し
会話をしている時、答えづらい内容ってありますよね。
ただ、何も反応しないと聞いていないように思われるし、かといって何を話せば良いか分からないし…。
そんな時は、相手の会話の一部を繰り返すという、オウム返しをすると良いです。
相手:今回のイベント、やっぱり出展数、減っているらしいよ。
あなた:出展数、減ってるんですか。
相手:費用対効果がいまいちっていう会社が多いみたいだね。革製品とかは海外の方が安い上に、縫製も良かったりするし。
あなた:海外の方が良いんですか。
相手:日本で通用するものもあるとは思うよ。でも、例えば日本製とインド製のどちらの鞄が安そうかと聞かれたら、インド製だよね。
あなた:確かに、インド製ですね。
と、こんな感じです。相手の会話の一部を繰り返すことにより、相手はどんどん話してくれるようになります。
ただ、オウム返しばかりだと、だんだん相手も疲れてくるので、ほどほどにしておきましょう。
呼吸を真似る
これもペーシングの一つで、上等テクニックになりますが、相手の呼吸に合わせて自分も呼吸をすると、より親近感が湧きます。
呼吸を合わせることにより、相手は無意識に話しやすさを感じて、気を許して話してくれるようになるのです。
ただ、呼吸は目に見えないので、合わせづらいですよね。
「分からないんじゃ、合わせようがないじゃん。」と思うかもしれませんが、一つコツがあります。
それは、人は話す時に息を吐き、黙る時に息を吸うのです。
なのであなたは、相手が話している時に息を吐き、相手が黙った瞬間に息継ぎをすると良いでしょう。
まとめ
聞くだけで相手がどんどん話し出すテクニックを3つお伝えしましたが、いずれもやり過ぎは禁物です。
やり過ぎると、相手は「なんか狙われてる?」と違和感を覚えるんですよね。
共感力が高い相手であれば、なおさら感じます。
私もミラーリングなどをやられたことあるんですが、めちゃくちゃ気持ち悪かったですよ。
もう、この人とは話したくないな、と思ってしまいました。
なので、今回お伝えしたテクニックは、どうしても会話に困った時の最終手段だと思って活用してください。
「テクニックが使えないなら、会話が苦手なままじゃん。」と思うかもしれませんが、テクニックよりも考え方の方が大事。
『会話するときに覚えておくべきこと』や他のコミュニケーションに関する記事(『人付き合いで困った時に思い出したい7つの名言』や『人付き合いが苦手を克服! FBIも認める会話マル秘テクを公開』など)でお話ししていることを念頭に、コミュニケーションを図ると良いです。
会話を苦手と感じる時は、いつも自分中心で考えている時。
そこから少し視点をずらして、相手が会話で楽しむために、自分はどんな聞き手になると良いかを考えることが、聞いているだけで相手がどんどん会話してくれる方法と言えるでしょう。
会話が苦手なら相手に話してもえばいい、聞くだけ話法のテク まとめ
- 何か話さないといけないと思っているから
- 相手の話に興味が湧かないから
- 沈黙が怖いから
- 話が合わないのは当たり前
- 話すと聞くの両方そろってコミュニケーション
- 沈黙は相手が本音を言う前兆
- 軽く動作を真似る
- 返答に困ったらオウム返し
- 呼吸を真似る
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