人と話すことが面倒に感じる時ってありませんか。
話の内容がよくわからなくて返答に困ったり、皆自分たちの話しかしないからどうでもよく思えて疲れたり…
無反応だと自分の印象が悪くなるから、適当に返事はするけど、全然楽しくないなぁなどと思うことってありますよね。
誰とでも気楽に話すことができれば良いのですが、自分に関係のない話だと、話すのが面倒という気持ちが優先されてしまいます。
しかも、ただ単に面倒なだけであれば、まだいいかもしれませんが、相手との会話が邪魔になっていたり、苦痛や迷惑を感じてストレスになっているのであれば、人間関係そのものを見直す必要があるでしょう。
人間関係の良し悪しによって、寿命の差が15年も開くという研究結果が出ていますので、話すことが面倒な状態を無視するわけにはいきません。
でも、「そんなこと言われても、職場や近所の人たちとの付き合いもあるし…」と思いますよね。
そこで今回は、話すことが面倒と感じた時の対処法を中心にお伝えします。
なぜ面倒と感じてしまうのか
相手のことを気遣い過ぎているから
つまり、あなたが良い人だからということなんですが、話に付き合わないと失礼になるんじゃないかと相手のことを考えるあまり、気疲れして話すことが面倒と感じてしまいます。
あなたの興味の範囲内の話であれば、ある程度話すことはできるはずですが、話の内容が知らないことだったり、共感できなかったりすると、面倒に思えてきますよね。
おそらく、「気の利いたコメントをしないと…。」と思ったり、「私と話をしていてつまらないだろうな。」と感じたりしているのではないでしょうか。
私もそういう時があるので、よくわかります。
一方で、話に参加しないと自分の印象が悪くなるかも、という思いもあるはずです。
どちらにしても、体裁を気にしてしまう傾向にあるようです。
話の内容が理解できないから
自分に興味がない話ほど疲れるものはないですよ。
人の武勇伝とかうわさ話とか、正直どうでもいいと思いますよね。
でも、そういう話にも付き合わないといけなくて、面倒くさいと思ってしまうのです。
ただ、話の内容が理解できないということは自分にその知識がないことの裏返しでもあります。
なので、何とか理解しようとするのではなく、少しは興味を持って話を聞こうとする姿勢が大切でしょう。
相手が人のことを考えない人だから
外向的な人でかつ自己中心的な人に多く見られることですが、聞いてほしくないことをズバズバと平気で話してくる人って結構いるんですよね。
人と話すのが面倒と感じる人は、内向的で繊細な心を持っている人が多いので、聞かれたくないことを平気で言ってくる人のことは、なかなか理解できません。
言いたいことを言ってコミュニケーションを取っているつもりの人のことを、理解する必要はないんですけど、その会話に付き合わないといけないのかと思うと、ストレスを感じてしまうのです。
私たちには、30~50人までという、仲良くなれる人数が限られているため、あなたと気の合わあない人とまで、仲良くなろうとする必要がないのですよ。
軽く話を聞いて受け流すくらいが丁度良いのです。
話すのが面倒な時の対処法
基本的に聞き役でOK
自分から何か話さなと…と力まなくて大丈夫です。
たいていの人は話を聞いてもらいたいから話すので、「うん、うん」と話しを聞いているだけで問題ありません。
ただ、「本当に聞いているの?」とならないように、適度に相槌は打つべきです。
相槌の方法はいろいろありますが、『人付き合いが苦手を克服! FBIも認める会話マル秘テクを公開』でもお伝えしたように、相手の意見ではなく感情に同意すると良いでしょう。
言いたくないことは言わなくてOK
聞かれたくないことを平気で聞いてくる人の対処法になりますが、「それは言いたくないです。」とはっきり言ってしまって大丈夫です。
「えっ、何で?」って聞き返された場合は、「言いたくないことってありますよね。」とか「あまり興味なくて知らないからです。」などと自分の意見を主張しましょう。
『他人に疲れるのはなぜ?「本音」があなたを癒す力に変わる』でもお伝えしたとおり、あなたの味方は2割で、敵も2割います。
あなたの味方になってくれる人を身近に置いた方が、人間関係が上手くいきますよね。
人のことも考えずにズバズバ言ってくる人とは、距離を置いてしまって構わないのです。
相手が話す理由はいちいち考えない
「何でそんなこと聞くんだろう?」、「気を利かせた返答はどうしたら良いだろう。」などと考えるので、話すのが面倒に感じてしまうのです。
雑談であれば、相手は話したいから話しているだけで、話の内容に意味がないことの方が多いんですよね。
なので、話を聞いているだけで疲れてくるということでもあります。
そこに、相手が話す理由を考えてしまうと、さらにストレスになるので、理由は考えずに、「話を合わせていればいいや。」などと、気楽に考えるできでしょう。
1つ、2つ得意分野を見つけておく
相手のフィールドに合わせて話そうとすると、話すのが面倒と感じてしまいます。
そこで、自分の得意分野と結びつけて話すと良いのです。
得意分野が何もないという場合は、本を読むなどして1つ、2つ身に付けておくと良いですよ。
お金や健康に関することや、趣味でも何でも良いですが、日常生活に関するテーマをいくつかネタとして常備しておくのです。
物事はたいていつながっているので、得意分野など話のネタを持っていれば、相手の話に結び付けて自分のフィールドで話をすることができます。
相手のペースに飲まれないための一つの方法として、身に付けておくと良いでしょう。
否定せずに受け流す
相手の意見に賛同できない時って多いですよね。
でも、そこで否定してしまうと、火種を作ることになるじゃないですか。
なので、『人付き合いが苦手を克服! FBIも認める会話マル秘テクを公開』でもお話ししたように、相手の意見は否定せずに自分の意見を述べると良いです。
「なるほど、そういう考えもあるんですね。私はこう思いますけどね。」というような感じです。
自分の意見を言わないと、それもストレスの原因になってしまうので、相手の意見に賛同できない場合でも、否定せずに受け流して自分の考えを述べることは大切なことなのですよ。
危険な人たちからは距離を置くべき
中には、人をだまして自分の利益にするような人たちや、人を苦しめることが好きな人たち、うわさ話や悪口で人の足を引っ張ることに生きがいを感じている人たちがいます。
もしあなたの近くにそのような人たちがいるのであれば、すぐに距離を取らないと、人生が悪い方向へ進んでしまいます。
- 周りからあなたもその人たちの仲間だと思われる
- ミラーニューロン(ものまね細胞)により、あなたも同じように危険人物に近づいてしまう
- あなたが話のネタにされ、餌食にされる
- ネガティブなことしか考えられなくなる
- ストレスが溜まっていき、寿命が15年も縮むことがある
手っ取り早く距離を取る方法
会話中にスマホをいじるのが最も効果的です。
これは、専門的にはファビングと呼ばれるテクニックで、会話中にスマホをいじると、話している本人は、自分が仲間外れにされているのかと、孤独感を感じるようになります。
学生に対し、次の3パターンのアニメを見せ、どのキャラクターの印象が悪かったのか、統計を取った。
- アニメのキャラクターが普通に会話しているシーン
- キャラの1人がちょこちょこスマホを見ながら会話をするシーン
- キャラの1人がずっとスマホを見ながら会話をしているシーン
この中で最も印象が悪かったキャラクターは③であり、②も印象が良くなかった。
もしスマホを見ることが難しい状況であれば、手帳を見ながらや本を読みながらなどでもOKです。
ただし、これはかなり効果的であり、自分の印象を落として相手と距離を取る方法のため、距離を置きたい人だけにやってください。
仲良くしたい人と、悪気がないのに会話中にスマホをいじると、人間関係を悪化させる危険性があるので、注意が必要です。
まとめ
人と話すことが面倒と思うのには、自分の意見をなかなか言うことができずにもどかしさを感じていることが多いです。
共感力が高い人がやりがちなのですが、相手のことを考え過ぎてしまい、自分の意見を言えずに、ストレスが溜まってしまうんですよね。
でも、今回お伝えした内容から、自分の意見を言うことの大切さはご理解いただけたのではないでしょうか。
相手も自分の意見を言っているため、あなたが自分の意見を述べても、特に気にならないんです。
それに、特に意見が言えない状況でも、話を聞くだけで、相手のストレスを発散させているため、それだけで人の役に立っているんですよ。
ただし、否定や批判をしなければの話ですけどね。
あと、どうしても関わりたくない人とは、遠慮なく距離を置くべき。特に、危険な人たちとは、縁を切ってしまっても良いのです。
この人はなんかヤバいな、距離を置きたいなと感じたのであれば、ファビングを実行しましょう。
人と話すのが面倒、会話のストレスを軽減させる対処法 まとめ
- 相手のことを気遣い過ぎているから
- 話の内容が理解できないから
- 相手が人のことを考えない人だから
- 基本的に聞き役でOK
- 言いたくないことは言わなくてOK
- 相手が話す理由はいちいち考えない
- 1つ、2つ得意分野を見つけておく
- 否定せずに受け流し、自己表現する
- ファビングで距離を置く
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