人と話すことは苦手だけど、会話を上達させてストレスなく話せるようになりたいと思いますよね。
どちらかというと、私はたくさんの人といるよりも一人でいる方が楽なので、人とあまり関わりを持ちたいとは思わないタイプの人間ですが、会話が上達したらもっとモテるだろうなぁ、なんてことをふと考えることがあります。
『会話が苦手だから相手に話してもらう、聞くだけ話法のテク』でもお話ししたとおり、基本的には聞いているだけでも会話は成立するのですが、無言で聞くわけにはいかないじゃないですか。
やっぱり、少なからず何かは話す必要があります。
そこで今回は、こんなことに注意すると会話が上達するよ、という7つのコツについてお伝えします。
そのコツはすぐに身に付くものではありませんが、知っているのといないのとでは、会話の上達するスピードが全然違いますので、日々のトレーニングだと思って実践していきましょう。
会話を恐れる必要がない理由
人は皆コミュニケーション下手です。
流暢に話しているように見える人でも、相手が求めている内容ではなく、自分が話したいから話している場合が多いんですよね。
どんなに話し上手で、どんなに共感力が高くても、伝わる内容は4割程度と言われています。
つまり、ほとんどの人は、コミュニケーションを取っているつもりになっているということです。
「そうは言うものの、会話をしない人よりも会話をする人の方が、人気があるじゃないですか。」
と、あなたは怪訝に思うかもしれません。
確かに、全く話さない人よりも会話が多い人の方が、人気度が高まることは確かです。
ただ、面白い話をしないといけないとか、気の利いたことを言わないといけないということではありません。
会話で人気を集める人たちは、会話の内容よりもボディランゲージや声のトーンが良かったり、相手の話を聞く力が高かったりするのです。
そのため、もしあなたが、人と会話することに苦手意識を持っているのであれば、「何を話そうか」よりも「どう話そうか」を意識するべきということが言えますよね。
人気を集めている人たちが行っていることを私たちも行えば、会話を上達させて人気になることができます。
そんな会話が上達するための7つのトレーニングが存在するので、それらをマスターしていきましょう。
会話が上達する7つのトレーニング
①話し方に注意する
多くの人は、話している内容よりもその人の話し方に注目しています。
そのため、会話が上達する1つの条件として、いかに自分を良く見せるかというトレーニングが必要になるのです。
特に話し方で注意したい点は、4つあります。
1.声のトーンに注意する
一般的に、低い声の人の方が人気が上がり、年収も高くなる傾向にあります。
そして、ゆっくり話した方が説得力が上がるのです。
高い声で話すのか低い声で話すのか、早口で話すのかゆっくりと話すのかは、場面によって使い分ける必要がありますが、基本的には、男性であれば低い声でゆっくり話した方が良いのです。
(女性は、少し高めの声でゆっくり話すと相手に安らぎを与えます。)
落ち着いている印象を相手に与えたいのであれば、低い声でゆっくり話すことが良いのです。
2.間を入れる
間を入れながら話すと、余裕があるように見えます。
沈黙の状態が怖いからといって、焦って何か話そうとすると、逆に会話が途切れることってありますよね。
なので、間を入れながら話すことは大事なことなのです。
話すことが好きな人ほど、間を入れずにマシンガントークをしてしまい、相手を疲れさせてしまいます。
間を入れながら話すことは、会話を上達させる基本でもあり、すぐにでも実行できるテクニックといえるでしょう。
3.語尾を下げる
「~です。⤵」など、語尾のイントネーションを下げて会話すると、力強い印象を受けます。
逆に、「~ですぅ。⤴」というように、語尾を上げて話すと、頭が悪そうに感じてしまうのです。
もちろん、質問をする時は語尾を上げても良いのですが、断定したり言い切ったりするときは、語尾を下げるように意識しましょう。
4.呼吸を深くする
意外かもしれませんが、人は皆、無意識に相手の呼吸を見ながら会話をしています。
そのため、自分の呼吸をコントロールすることも、会話が上達するテクニックでもあるのです。
基本的に、口ではなく鼻で呼吸しながら話をします。
たいていの場合、息を吐きながら話すので、口呼吸になりがちなんですよね。
口呼吸をすると、相手に不安を与えて、しかも余裕がないように見られてしまうので、鼻で呼吸しながら会話することを心がけましょう。
②感謝の心を鍛える
急にスピリチュアルっぽい話になりましたが、スピリチュアルではなく、ポジティブ心理学の話です。
感謝の心を鍛えると、カリスマ性を高め、会話が上達すると言われています。
しかも感謝するということは、自分の緊張をほぐす方法でもあるのです。
感謝の心を鍛えるのには、感謝日記をつけるのが一番良い方法です。
その日の出来事で感謝できるものを10個くらい紙に書いてから寝ると効果的。
もし、10個も思いつかないということでしたら、3個でも良いですし、毎日感謝することが無理ということであれば、1週間に1回、その週の感謝できることを書き出すと良いのです。
③共感力を鍛える
共感力を鍛えると、他人の感情をある程度察知できるようになります。
純文学や小説を読むと共感力が上がるのですが、今回お伝えする方法は、相手との会話中に実践する方法です。
そのポイントは3つあります。
- 相手の過去の様子を想像してみる
- 相手の現在の状況を想像してみる
- 自分と話してくれることにありがたみを感じながら話す
①と②は、事実じゃなくてもOKです。
この3つを意識することにより、話の内容よりも相手の感情にフォーカスでき、共感しながら会話を進めることができるのです。
④自己共感力を鍛える
共感は、相手だけでなく自分にも向ける必要があります。
相手のことを考え過ぎると、自分を犠牲にし過ぎてしまって苦しくなってしまうんですよね。
自己共感力とは、自分に対する思いやりのこと。
自分がもう一人いたとしたら、もう一人の自分をどういたわるかを考えるのです。
自己共感力を鍛えるためには、自分への気遣いを5~10個リストアップします。
- 30分ウォーキングした
- 今日もサラダを食べた
- 休憩をしっかりとっている
- 読書の時間を設けている
- 動物と触れ合ってリラックスできた
など
感謝日記と合わせて行うと、より効果的でしょう。
⑤傾聴力を鍛える
相手の知らない話をしてしまうことは、会話が途切れてしまう原因です。
それであれば、いっそのこと相手から話してもらい、自分が聞き手に回れば良いのです。
人は、自分の話を自由にさせてくれる人のことを、コミュニケーション能力が高いと見なすんですよね。
つまり、会話の上達には、発言力よりも傾聴力が欠かせないということです。
しかし、傾聴力は、なかなかすぐに身に付くものではありません。
『人付き合いが苦手を克服! FBIも認める会話マル秘テクを公開』でお伝えしたテクニックを意識しながら、徐々に身に付けていきましょう。
⑥自己認識力を鍛える
会話を上達させるためには、今までお話ししてきた相手との接し方も大事ですが、その前に、自分自身を知ることが大切です。
自分の事を知らないと、相手に何をどう伝えれば良いのか、わかりませんよね。
自分はどういった考え方や価値観を持っているのか、子どもの頃は何をして過ごしていたのか、今はどんな生活をしているのかなど、一度自分を見つめなおしてみましょう。
⑦自己開示能力を育てる
余計なことを言わずに相手の話を聞くことは大事ですが、その前に自分が何者かを相手に伝えなければ、会話をすることができません。
そのため、自分はこういう人間ですよ、ということを相手に示すことが大事です。
これまでにも、『コミュ障でも実践可能!内向的な人が会話を上達させる秘訣』などの人付き合いのテーマでもお話ししてきました。
お金や健康に関すること、自分の夢・目標、自分の弱点など、話のネタを3つほど常に持っておくのです。
そうすれば、最初の話題に困ることがなくなるので、相手との会話がしやすくなります。
まとめ
相手は、話の内容よりも話し方に注目している場合が多いです。
ただし、素の自分を隠して無理に明るい人やいかにもトークが上手そうな人を演じようとすると、相手に違和感を与えてしまうので、あなたに合ったトークの仕方をする必要があります。
会話を上達させるための一番手っ取り早い方法は、自分にもできそうな人を真似ること。
つまり、モデリングするということですよね。
その人の声のトーンや呼吸、間のあけ方などを真似すると、会話がだんだん上達していくのです。
などとエラそうなことを言っている私ですが、私も会話は苦手。
特に、自分の声が気持ち悪くて仕方ないんですよね。
今回お伝えした会話が上達する7つのトレーニングは、自分も意識して行わないといけないな、ということで記事にしました。
会話で人気を集めている人たちが、どのようなことに注意しているのかをまとめたものですので、私たちも彼らのような人気者になろうではありませんか。
普通に会話しているつもりなのにそれだけでモテたら、きっと会話が楽しくて仕方なくなりますよね。
それを目指して実践していきましょう。
コミュ障や対人恐怖症の人が会話を上達させる7つのコツ まとめ
- 人は皆コミュニケーション下手
- 面白い話や気の利いたことを言う必要はない
- 話の内容よりも声のトーンや聞く力の方が重要
- 話し方に注意する
- 感謝の心を鍛える
- 共感力を鍛える
- 自己共感力を鍛える
- 傾聴力を鍛える
- 自己認識力を鍛える
- 自己開示能力を育てる
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