自分の言いたいことを言えず、周りの人たちに合わせてしまうことってありませんか。
自分では正しいと思っていても誰もやらないから違うかなと思ったり、直接意見を伝えられなかったり、自分の意見を変えてしまったり…。
このように、他人の目が気になると自分らしく生きることができなくなってしまいます。
そこで今回は、ノルウェー科学技術大学心理学部の研究を基に、他人の目が気になる癖を直して自分らしく生きるために必要なことについてお伝えします。
自分の意見をしっかりと持ち、言いたいことが言えるようになる方法ですので、早速見ていきましょう!
他人の目が気になる癖は直せる
自分の身なりや言動を気にしすぎる、すぐに他人と比べてしまう、言いたいことが言えない、断る勇気が持てないなどという、他人を気にしすぎる行為は直すことができます。
このような気にしすぎる癖を一度直すと、楽になることができるでしょう。
他人の目が気になるということは、何かしらの心配や不安を抱えている場合が多いです。
このことに着目したノルウェー科学技術大学は、2009年に心配性に関する様々な論文を分析しました。
これらの論文に共通している点を整理した結果、3つのポイントに絞ると、他人の目が気になる癖が直るというもの。
その3つのポイントについて、解説していきます。
自分らしく生きる3つの方法
①気にしすぎは時間の無駄と知る
最初のステップとして、他人の目を気にする行為は時間の無駄であることを知ることから始めます。
なぜ他人の目が気になるのか?
それは、過剰に心配や不安を感じているからです。
心配や不安を感じているということは、未来に対する準備が不足しているからと考えることができます。
そのため、心配や不安を感じることはいけないことではないのですが、どのような準備や対策をしないといけないのか考え、行動する必要があるのです。
気にしすぎるということは、何かしら不安を感じているということを認め、どのような準備をすると問題が解決できるのか、考えてみましょう。
②不安を紛らわせようとしない
他人の目が気になるのは不安を感じているからだとわかると、ほとんどの人はその不快な感情を紛らわせようとします。
例えば、ゲームをしたりテレビを見たり、酒やギャンブルに走る人もいるかもしれません。
しかしそのようなことをしても、問題が解決されるわけではありませんよね。
一時的に心を落ち着かせることができるかもしれませんが、心配事を長引かせるだけなんです。
気をそらすことに労力を使わずに、今の自分に足りていないものは何なのか、しっかりと向き合ってみましょう。
③今やるべきことだけ考える
今やるべきことを置いてけぼりにしてしまい、先のことばかり考えているので、心配事や不安が生じてしまいます。
一方で、目の前の作業や勉強など今やるべきことに集中していると、心配事は勝手に消えていくもの。
集中しているので心配している余裕がなくなるんです。
どうしても集中できないという場合は、瞑想などを行って一度心を落ち着かせると良いでしょう。
瞑想は集中力のトレーニングにもなります。
とにかく大切なことは、先の事を考えすぎず、できる限り目の前のことに没頭することです。
自信を身につける方法
他人の目が気になるということは、今の自分を見失っていたり、自分に自信が持てないでいるという理由が考えられます。
そのため、自信をつける癖を身につけることが大切です。
ただ、自信をつけるといっても、自信ありげに行動すればよいというものではありません。
では、どのようにすると自信が身につくのか?
それは、自分の個性を受け入れることで身につきます。
このことをセルフコンパッションと言います。
セルフコンパッションの身につけ方については、『他人と自分を比べるな!セルフコンパッションで自信を取り戻そう』で解説しているので、合わせて確認しておきましょう。
まとめ
どうしても人は、自分と他人を見比べようとしてしまいます。
その事自体が悪いのではなく、気にしすぎて自分を卑下するのが良くないということです。
さらに、他人の目が気になる人は、幸福度が低下するという研究があります。
自己否定をしてしまったり、無駄な時間を過ごしたりする機会が増えるためです。
そうなると、自分らしく生きることができなくなってしまいますよね。
そのため、今回お伝えしたとおり、まずは心配しすぎることは時間の無駄だと知り、その不快な感情を紛らわせようとせず、目の前の事に集中することが大切です。
そして徐々に、セルフコンパッションで自分の個性を受け入れ、自信を取り戻していきましょう。
他人の目が気になる癖を直す!自分らしく生きる3つの方法 まとめ
- 他人の目が気になる=心配や不安を抱えている
- 他人の目が気になる癖を3ステップで直す
- 気にしすぎは時間の無駄と知る
- 不安を紛らわせようとしない
- 今やるべきことだけ考える
- セルフコンパッションを行う