たくさんのお金が欲しいと思いますよね。
私にも、使いきれないくらいのお金が稼げたらなという欲があります。
年収が少なくても幸せな人はいますし、何千万円、何億円と稼いでいても不幸な人はいます。
しかし、お金中心で成り立っている世の中では、年収が低い人ほど寿命が短くなるというデータもあるので、お金は全然持っていないよりもたくさん持っていた方が良いです。
では、稼げる人と稼げない人の違いはどこにあるのでしょうか。
上位2.5%の超お金持ちの人たちはどのような考え方を持っているのかを調べた、金融心理学の研究を基にお伝えしていきます。
金融心理学の話
お金持ちの性格判断テスト
アメリカのお金持ち上位2.5%(351人)を集めてその人たちの考え方について調査した研究についてお話しします。
集まった人たちの年収の平均は2,300万円以上で、その人たちに心理的なテストとアンケートを行って、どのような性格をしているのか調べました。
すると、ほとんどの人は統制の所在が片方に偏っていることが分かったのです。
統制の所在とは?
今回の金融心理学の調査では、統制の所在について語ることを外せません。
統制の所在(ローカス・オブ・コントロール)とは、ある出来事や行動、結果などに対して、その原因を自分や外部の環境などのどこに求めるかという概念のことです。
簡単に言うと、目の前で起きていることが自分のせいでそうなったと考えるのか、他人のせいでそうなったと考えるのかの違いです。
自分の中の原因を探ることを内的統制(内的帰属)、自分の外側の原因を探ることを外的統制(外的帰属)といいます。
上手くいったことも、失敗したことも、内的統制で考えるのか外的統制で考えるのかで稼ぐ金額の度合いが変わってくるのです。
お金を稼ぎやすい人の特徴
重視している統制の所在
金融心理学の調査では、外的統制よりも内的統制の方がお金が稼ぎやすいという結論に至りました。
相手や環境にも原因があるかもしれないけれど、自分の原因の方が大きいと考えられる人ほど、収入が高かったのです。
よくよく考えてみると、他人の責任だと特に深く考えることをせずにテキトウに決めるけれど、自分の責任となるとしっかりと判断することになりますよね。
良い選択をするためにも、内的統制の方が有利に働きますし、ミスやダメな部分を改善することができます。
基本は2つとも考える
勘違いしてほしくないのですが、外的統制を無視しろということではありません。
上手くいったことも失敗したことも、その原因を自分の内側と外側の両方に視点を置いて考えることは大切です。
ただその時に、人のせいばかりにしていてはいけないのです。
統制の所在を内側に置くことは、最初のステップとして大事です。
しかし、全てのことが自分の責任ということではありませんし、人から正当な評価を受けていなかったり、環境が悪くて上手くことが運ばないということもあるかもしれません。
人のせいにしている暇があるなら、原因を自分の内側から探った方が、改善できて成長につながるので稼ぎやすくなるということです。
なぜ内的統制だと良いのか
それは、現状を改善しやすいからです。
相手や自分の周りの環境を変えようとしても、まず無理じゃないですか。
それよりも、自分の中に原因を求めたり弱点を改善したりした方が、結果として現状が良くなるのです。
何度も言いますが、相手の責任もあるし、周りの環境が悪い場合もあります。
でも、自分の変えないといけないところが見えなくなるほど、怖いことはありませんよね。
自分を変えられなければ、ますます悪い方向へ進むことだって考えられます。
自分の内側に目を向けて、どこを変えればいいのか、人生を変えられるのかを探すことが大切です。
全て自分のせいにして、自分を責めることをしてはいけません。
不安やうつになったり、パフォーマンスが落ちたりします。
変えられる部分は改善しようとして、変えられない部分はありのまま受け入れることが大切です。
まとめ
今回は、たくさん稼いでいる人達はどのような考え方を持っているのか、金融心理学についてお話ししました。
もう一度結論を言うと、相手や環境のせいにする外的統制ではなく、自分の内側に原因を見つけて改善する内的統制が強い人の方が稼ぎやすいというもの。
上手くいったことも、失敗したことも両方です。
ただ、全て自分のせいにして自分を責めなさいということではありません。
私もよくやってしまうのですが、自分を責めるようなことをしてしまうと行き詰ってしまって、次のステップへ進めなくなります。
自分のせいにした方が改善して成長につながるので、現状を良い方向へ変えることができますよ、ということです。
外的統制を受け入れつつも、内的統制で改善できるところは何かを考え、少しずつ現状を変えていきましょう。
【金融心理学】超お金持ちはどのような考え方を持っているのか まとめ
- お金持ちの性格判断テストから見えたこと
- 稼いでいる人は統制の所在が片方に偏っていた
- 外的統制よりも内的統制を重視している
- 外的統制を無視しろということではない
- 現状を改善しやすいから
- 自分を責めてはいけない
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