今までクラシックエディタを使っていて、主流となっているブロックエディタを使おうと思ったのに、エンターを押して改行をするとクラシック版の段落になる現象に悩まされていませんか。
私はそのような現象が起きていました。
数年前まで、投稿や固定ページを編集する際には、プラグインのClassic Editorを使っていましたが、2021年12月のサポート終了に伴い、ブロックエディタを使って編集することにしました。
その時に悩まされた現象が、ブロックエディタで編集時に改行するとクラシック版の段落が一回一回表示されること。
改行ではなく、次のブロックをクリックして選んでも、始めにクラシック版の段落が表示され、いちいち「ブロックへ変換」を選択するのがストレスでなりませんでした。
その現象が起こる原因を探ってみたところ、プラグインに問題がある事がわかり、それを対策したら直ったので、備忘録として残しておくことにします。
もしあなたが、ブロックエディタを使いたいのに、通常の段落ではなくクラシック版の段落が表示されるのであれば、一度、今からお伝えする方法を試してみてください。
クラシック版の段落になる原因はプラグインの可能性あり
考えられる主な原因
今からお伝えする内容は、私のサイトに起きたことであり、誰しもが必ずしもこの方法で直るというものではありません。
私の場合は、この方法で解決したということをお話していきます。
あなたは今まで、プラグインのClassic Editorを使っていませんでしたか。
そしてその時に、プラグインのAdvanced Editor Tools (旧名 TinyMCE Advanced)を使用していませんでしたでしょうか。
このプラグインが原因でクラシック版の段落が表示される可能性があります。
前からAdvanced Editor Toolsを使っているのが原因?!
Advanced Editor Toolsは、編集時のツールバーを整理できるとても便利なプラグインですよね。
このプラグインは、主にクラシックエディタと併用して使うものです。
ところが、今までクラシックエディタを使っていて、ブロックエディタに切り替えた時、エンターを押して改行するとクラシック版の段落が表示されるのは、Advanced Editor Toolsが原因の可能性大です。
ポイントは、今までクラシックエディタを使っていて、その時にAdvanced Editor Toolsも使っていたという点。
実は、元からクラシックエディタを使わずにブロックエディタを使っていた場合には、クラシック版の段落が表示される現象は起きません。
ここに、解決策のヒントが隠されています。
通常の段落に戻す解決策
Advanced Editor Toolsを一度削除する
解決策はとてもシンプルです。
それは、Advanced Editor Toolsを無効化して削除すればOK。
ブロックエディタでエンターを押した時にクラシック版の段落が表示される現象は、今までAdvanced Editor Toolsを使ってクラシックエディタを編集していた場合に起こるので、一度Advanced Editor Toolsを削除してしまいます。
ただ、投稿や固定ページではブロックエディタを使うとしても、サイドバーなどのウィジェットでビジュアルエディタを使いたい場合がありますよね。
その時に、Advanced Editor Toolsがあると便利です。
なので、Advanced Editor Toolsをアンイストールした後、再度インストール&有効化をします。
そうすれば、ブロックエディタでエンターを押した時にクラシック版の段落が表示されなくて済むようになりますし、Advanced Editor Toolsも使うことができるようになります。
Advanced Editor Toolsの設定は再度必要
Advanced Editor Toolsを一度削除するため、インストールすると設定は初期化されています。
そのため、再度自分が使いやすいようにカスタマイズする必要があります。
また、上級者向けの設定は、下記の画面の通りにチェックをしておくと良いでしょう。
まとめ
ブロックエディタでエンターを押した時にクラシック版の段落が表示される原因は、最初WordPressのテーマが原因かと思っていました。
私はこれまでに、旧STORK→STORK19とアップグレードして、今はSWELLを使っています。
旧STORKの時はクラシックエディタを使っており、STORK19にした時にクラシックエディタとブロックエディタの両方を使っていました。
両方を使うというとちょっとニュアンスが違いますが、STORK19にした最初の数カ月はクラシックエディタを使っていて、「そろそろブロックエディタにも慣れないとな。」と思ったので、途中からブロックエディタを使うようになったという感じです。
そしてその時に起きた現象が、ブロックエディタでエンターを押した時にクラシック版の段落が表示されること。
旧STORKから乗り換えた当時のSTORK19は、完全にブロックエディタに対応しているわけではなく、クラシックエディタが基本でブロックエディタでも使えますよ、というものだったので、そのような現象が起きているのかと勘違いしていました。
「STORK19が更新されていけば、多分この現象は収まるだろう。」と思い込んでいたんですが、いつになっても解消されず…。
そしてある時、SWELLの機能が素晴らしいということを耳にしたので、数年間使っていたSTORK19からSWELLに乗り換えることにしたんです。
ところが、SWELLにしてもクラシック版の段落が表示される現象が解消されず、この原因はWordPressのテーマではないことがわかりました。
というのも、自分のブログにSWELLを導入する前に、SWELLを使って他のサイトをいくつか作っていたんですが、それらのサイトではクラシック版の段落が表示される現象は一切起こらなかったんですよね。
そこで、「記事の編集時に使用しているプラグインが原因なのでは?」と思い、Advanced Editor Toolsが原因であることを突き止めたという感じです。
ブロックエディタでエンターを押した時にクラシック版の段落が表示される原因は、もしかしたら他にもあるかもしれません。
ひとまず私は、Advanced Editor Toolsを一旦アンインストールして、再度インストール&有効化したら解決できました。
もしあなたも、クラシックエディタを使っていた時にAdvanced Editor Toolsを使っていて、今もAdvanced Editor Toolsを使っているのであれば、それが原因の可能性があるので、一度削除してみることをおすすめします。
【WordPress】ブロックエディタで改行するとクラシック段落になる原因と対処法 まとめ
- Advanced Editor Tools (旧名 TinyMCE Advanced)の不具合の可能性あり
- 前からAdvanced Editor Toolsを使っているのが原因かもしれない
- Advanced Editor Toolsを一度削除する
- Advanced Editor Toolsの設定は再度必要