誤解されることってありませんか。
私は無愛想だからか結構ありまして…
それで、人から信用される人の特徴や信頼度が高まる時はどんなものなのか、気になって調べてみました。
基本的には、顔の表情で信頼度を高めることができます。
「それってつまり、笑顔でいればいいってこと?」
と勘のいいあなたは思ったかもしれませんが、それは少し違うんですよね。
そこで今回は、信頼度を高めるために意識すべきことについてお伝えします。
見た目で信頼度が高まる人とは?
笑顔だけでは物足りない?!
「笑顔は、相手との壁をなくして距離を近づけてくれる」
ってよく言いますよね。
もちろん間違ってはいないんですけど、それで信頼度が高まるかというと残念ながらそうはならないんです。
例えば、どう見ても不機嫌そうなのに頑張って笑顔を作っている人を見たら、あなたはどう感じますか。
「気を遣ってくれているんだな。」
と思うと同時に、なんだか闇が深そうな感じがしますよね。
だからといって、不機嫌な態度をそのまま表に出せということではありませんが、無理に笑顔を作れば信頼度を高められるというものではないことを覚えておいてください。
真面目な顔vs幸せそうな顔
笑顔よりも真面目そうな顔の方が信頼できそうな気がしますよね。
果たして、実際はどうなのでしょうか。
ファイナンシャルプランナー(FP)を調べた研究があります。
真面目そうな顔写真のFPと幸せそうな顔写真のFPの、どちらにお金や資産運用の相談をしたいのか調べたところ、幸せそうな顔写真のFPの方が圧倒的に人気が高かったというものです。
そう、ズバリ信頼度を高める方法とは、幸せそうな表情をするということです。
本来であれば、有能なFPにお金の相談をしたいと思いますよね。
しかし、見た目からは有能かどうかは判断しにくいんです。
そこで、幸せそうかどうかを基準に考え、幸せそうな表情をしていると、この人と付き合うと自分もその幸せにあやかれるのではないかという心理が働き、その結果信頼されるようになります。
ちなみに最悪なのは、こわばった顔で腕組みをしている時です。
特に腕組みは、人を避けたい時や(上下関係を見せつけて)相手との距離を取りたい時の拒否反応の現れなので、写真を取る時も人と接する時も、こわばった顔で腕組みをすることはしないように注意しましょう。
有能そうな人の顔の造り
有能そうかどうかについては、元々の顔の造りで決まってしまいます。
実際に有能かどうかは関係ありませんよ。
あくまでも、有能に見えるかそうでないかは顔の造りによって決まるというものです。
これは、プリンストン大学やロンドン大学、ニューヨーク大学が研究しています。
それによると、表情の作り方によって信頼度を高めることはできるが、有能そうに見せることは難しいというものです。
プリンストン大学とロンドン大学の研究については、『第一印象で仕事ができる雰囲気をかもし出す人の3つの特徴』でお話ししていますので、そちらを参照してください。
ここでは、ニューヨーク大学の実験についてお話しします。
被験者に対して何枚もの男性の顔写真を見せ、どの顔写真の印象が良かったかを採点してもらった。
その結果、幸せそうに見える人ほど信頼できそうだと判断され、怒った表情ほど信頼度が低下した。
なお、幸せそうな表情も怒った表情も、有能かどうかの判断には関係なかった。
ちなみに、有能そうな顔の造りは、「大人びた顔」、「成熟して見える顔」、「男性的な顔」です。
詳しくは、『第一印象で仕事ができる雰囲気をかもし出す人の3つの特徴』をご覧ください。
幸せそうな表情の作り方
幸せそうな顔とは?
「そもそも、幸せそうな顔って何?」
と、ずっと疑問に思いながら読んでいたかもしれませんね。
そこで、幸せそうな顔の特徴についてお話ししていきます。
幸せそうな顔とは、簡単に言うと、
- 口角がかすかに上がっている
- 眉が軽く上がっている
です。
もう少し具体的に、プリンストン大学のアレクサンダー・トドロフ博士の研究を基に、どんな顔写真が良いのかについて見ていくことにしましょう。
アレクサンダー博士は、適切なプロフィール画像はどのような写真か、について述べています。
その論点はおおよそ次の4つです。
- ズームインが良いのかズームアウトが良いのか
- 目は大きい方がいいのか細い方がいいのか
- 口は閉じていた方がいいのか空いていた方がいいのか
- その他の注意点
①ズームインorズームアウトについて
結論から言うと、ズームインでなるべく顔をアップにさせた方が良いです。
ズームアウトにして全身が移るようなプロフィール写真は、内面よりも外面を見られて印象はあまり良くありません。
その人がどのような性格なのか、想像しにくくなるからです。
じゃあ、どれくらいアップにすると良いのか気になりますよね。
腰から上なのか、胸から上なのか、首から上なのか…。
答えは、首元又は肩や鎖骨より上です。
胸まで写っているよりも肩までしか映っていない方が印象がよくなります。
②目の大きさについて
こちらは、目をわざとらしく大きくすると恐怖感を与えるので、自然にほほ笑んだ時の細目が良いです。
写真を加工して目を大きく見せようとする人がいますが、それは逆効果ということですね。
目を細くして写真を撮れということではなく、目を見開いたり加工したりして大きく見せようとしてはいけないということです。
私たちは、人の目を見ると恐怖を感じるようにできているんですよ。
例えば、ニューキャッスル大学の研究に、人の目がどれくらい監視の役割を果たすかを調べたものがあります。
大学の先生方が集まる談話室に、缶紅茶や缶コーヒーを置いておき、それを飲む場合は自分で代金を箱の中に入れるシステムを取った。
日によって、花の絵柄を箱に付けたり、人の目の絵柄を箱に付けたりし、どれくらい代金の支払いが守られたかを調査した。
その結果、花の絵柄よりも目の絵柄の方が、2.76倍も代金が回収できていた。
花の絵柄の時は代金の支払いを守らない先生が多かった。
人は、たとえ絵柄であっても、人の目を見ると無意識に不安になったり緊張したりし、慎重な行動を取るようになることが分かった。
目を大きく見せようとすると、相手の恐怖感を煽って印象が悪くなってしまいます。
逆に、少しばかり細目でほほ笑んだ方が、自信があるように見えて信頼度が高まるんです。
ちなみに、髪の毛で目を隠したりサングラスをかけたりするのはアウトです。
アウトというか、「何か隠しているのでは?」という不信感や恐怖感を与えるのでプロフィール写真にはふさわしくありません。
③口の開閉について
こちらは、うっすらと歯が見える程度にほほ笑むと印象が良くなります。
印象が良い表情は、「にぃ~」と歯を見せて笑っているのでもなく、「んっ」と口を閉じている顔でもありません。
少しにこやかに、わずかながら歯が見えていると信頼度が高くなります。
④その他の注意点
プロフィール写真には、どのような服装が良いか気になりませんか。
実はこれ、男性と女性とで異なります。
男性の場合は、カジュアルな格好が好まれます。
Tシャツにジャケットを羽織っていたり、ポロシャツやアロハシャツを着ていたりなど、なるべく普段の格好に近い服装がいいです。
「スーツ姿はどうなの?」
と気になるかもしれませんが、スーツはかっちりしすぎていて、なんとなく威圧感や距離感が生まれます。
もちろん、就職活動の時のプロフィール写真はスーツ姿が好ましいですが、ブログやSNSなどのプライベートで使用するものに関しては、カジュアルな服装がベストです。
それとは対照的に、女性の場合は若干おしゃれな格好がいいです。
イメージでいうと、友人の結婚式に着ていく服装のような格好です。
カジュアル過ぎず、スーツ姿でもなく、少しばかりドレスアップした感じの服装だと印象が良くなります。
あと、画像を加工して顔の輪郭を消したりぼやかしたりする人っていますよね。
それも残念ながら逆効果です。
『第一印象で仕事ができる雰囲気をかもし出す人の3つの特徴』で話したとおり、輪郭も信頼度や有能そうかどうかを決める一つの要素のため、はっきりさせた方が印象が良くなるんです。
思い出し笑いをする
「プロフィール写真を取る時の表情の作り方は分かった。でも、実際人と接する時に、常に同じ表情でいることなんて不可能だよ。」
と意見したくなるのは、よくわかります。
いつも幸せを感じていることができれば、自然と幸せそうな顔ができるんでしょうけど、そんなことはまず無理じゃないですか。
辛いこともあれば暗い出来事もあるし、しかもそれが何日も続くことだってあります。
私も、ここ最近笑った記憶がないので、それってヤバいんじゃないの?という思いから、信頼度を高める方法を調べるに至りました。
では、そんな辛い状況の時、どうしたらいいのか。
それは、思い出し笑いをすることです。
あっ、一人の時にやった方がいいですよ。
人がいる時にいきなり笑いだすと気持ち悪いと思われるだけですので。
(妄想癖の強い私はよくやりがちですが…)
思わずクスっと笑ってしまった出来事を思い出したり、幸せを感じている情景を思い出したり…
時には、お笑いなどの面白い動画を見るのもいいかもしれませんね。
そんな感じで、時々思い出し笑いをすると、幸せのオーラというか雰囲気をかもし出すことができます。
それを習慣化していくことで、周りの人達に安心感を与え、信頼度を高めることができるんです。
その先の人達のことを考える
誰にでも、辛い出来事や嫌な出来事は起こります。
そんな時に、その出来事ばかり考えてしまうと負のオーラが立ち込めてしまうので、あなたを待ってくれている人達のことを考えるようにしましょう。
これは、『「なんのために生きてるのかわからない」が解決する場所』でお話しした、私の反省点でもあります。
嫌なことを極端に拒否したり、必要以上に罪悪感を感じたりするときには、家族や友人、恋人、お客様など、その先に待っている人達のことを考えて行動することで、幸せオーラを纏うことができるようになるんです。
まとめ
誤解されがちな人は、顔の表情や雰囲気に注意しましょうということをお伝えしてきました。
ただ単に笑顔というよりも、幸せそうな雰囲気を作り出すことが大切です。
あなたが幸せそうにしていると、周りの人は自分もその幸せにあやかりたいという感じで、あなたの印象が良くなって信頼度が高まるんですよね。
一方で、常に幸せオーラを出すことは難しいです。
常に幸せそうにしている人はもちろんいるんですけど、やっぱり嫌な出来事は誰にでも起きるじゃないですか。
もしその辛い気持ち、ネガティブな状態が続くのであれば、思い出し笑いをしたり、あなたを待ってくれている人たちのことを考えるようにしてください。
それを習慣化して、幸せオーラを身に付けていきましょう。
なぜかいつも誤解される人に必要な、信頼度を高める方法 まとめ
- 笑顔だけでは物足りない?!
- 真面目な顔よりも幸せそうな顔がいい
- 有能かどうかは表情から判断できない
- おおよそ顔の造りで決まる
- 幸せそうな顔とは?
- 口角がかすかに上がっている
- 眉が軽く上がっている
- 思い出し笑いをする
- その先の人達のことを考える
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