成功する人の特徴を調べた研究は、たくさんあります。
特に、子ども時代の時にある事をしている人は、社会人になった時に起業して成功しやすいそうです。
一方、成功する人の特徴を持ち合わせていないからといって、全く成功しないということではありません。
大人になってからでも、それを身に付けることができるからです。
特に私なんて、子どもの時に全く成功するために必要な経験をしてきませんでした。
もちろん、今成功しているかと言われたら、まだまだ全然そんなことはありません。
しかしそれでも、公務員を辞めて起業することができたので、誰にでも可能性を秘めているものなのです。
とはいえ、子ども時代の過ごし方で、成功しやすくなるかそうでないかは、ほとんど決まってしまいます。
そこで今回は、成功する人が持っている特徴と、それを持ち合わせていない場合、後から身に付けるためにはどうすれば良いかについてお伝えします。
子ども時代にどう過ごしたか
ヤンチャをしていた
1万2千人のアメリカ人を対象に、成功する人の特徴を30年に渡って調査し続けた研究があります。
10代の頃から被験者を観察し続け、被験者が40代になった時に成功しているかどうかを調べたものです。
その研究によると、若い頃にヤンチャをしていたり悪さをしていたり人ほど、成功しやすいということが分かりました。
どれくらい悪いことをしていたかというと、万引きや不登校、スリ、薬の密売などです。
(これらを積極的にやれということではないことをご理解ください。)
なぜ、ヤンチャな子どもほど大人になった時に成功しやすいかというと、リスクをとる行動を何回も重ねていたから。
リスクを取って行動できるかどうかが、成功のカギとなるのです。
一つのことに集中していた
別の研究では、子どもの頃に、何か自分が興味のある事に集中して取り組んでいた人ほど、起業で成功しやすいということも分かっています。
親や先生など、周りの人たちに言われたからやるのではなく、自発的に何かに没頭していた経験がある人です。
周りから見るとちょっと変わった子どもに映るかもしれませんが、そのような他人と違うことをやっていた、必要以上に勉強に集中していたなど、かなりの集中力を発揮している子どもは、大人になってからも集中力を活かして成功しやすくなるのです。
親としては、子どもが何かに没頭しだしたら、なるべく集中力をそらさないよう止めずに、自由にさせることが大事ということですよね。
成功する人が持つ特徴
挽回可能なリスクをとる
子どもの頃にヤンチャをしていたからといって、全ての人が成功できるわけではありません。
大人になると、ギャンブルや命を賭けた仕事、多額の借金を抱えるなど、リスクしかとらない人たちもいます。
成功する人の特徴とは、挽回可能なリスクをとって行動することです。
挽回可能とは、失敗してもやり直しが利くということ。
例えば、採算がないまま、博打のごとくお金を借りて起業をしようとすると、失敗したときに取り返しがつかなくなってしまいます。
挽回可能なリスクをとる時は、低額で小さく試すことから始めると良いでしょう。
圧倒的な集中力を持っている
私の周りの起業家や社長は、一流の大学を出ている高学歴か、高卒又は中卒の低学歴かのどちらかです。
私のように中途半端な学歴の人は、あまりいません。(母校には失礼かもしれませんが。)
高学歴の人たちは、子どもや学生時代に勉強に集中していました。
そのため、社会人になってからもその集中力を発揮して、仕事で成功することができるのです。
一方、低学歴の人たちは、学校教育に疑問を持ち、勉強以外の自分で楽しむ方法を追求してきた人たちです。
どちらにも共通して言えることは、楽しんで集中していた経験が子どもの時にある、ということ。
その集中力が、成功するためには欠かせないものなのです。
レジェンドを目指す
高学歴の人も低学歴の人も、「競争に勝ちたい。」という気持ちを、子どもの時から持ち続けていることが多いようです。
高学歴の人たちは勉強で勝つ自信をつけ、低学歴の人たちは暴走族に見るように、伝説や名誉を手に入れるために競争してきた人たちです。
どちらも、周りに勝って一番になりたいという欲望を持っています。
ただ、一つ注意しないといけないことは、社会人になると周りと競争してはいけないということ。
競争すると、必ず勝ち負けがつき、いずれ自分の力が弱まった時に負けてしまう時が来るのです。
では、成功している人たちは大人になるとどうしているかというと、他人ではなく過去の自分と競争しています。
そうすることにより、レジェンドや名誉といった社会的信用を手に入れることができます。
周りと競争して勝つという考えから、自分を成長させるために過去の自分と競争するという意識に切り替えることも、成功している人の特徴と言えるでしょう。
成功する人の家庭環境
成功する人の子どもの頃の家庭環境の特徴を調べた研究があります。
それによると、次の3つの条件が揃っていることが分かりました。
- まぁまぁ裕福
- 高い教育を受けられる
- 父母の仲が良い
この3つの条件下で子どもの時にヤンチャをしていた人は、かなり成功しやすい人だということが言えますよね。
もちろん、この条件が揃っていないからといって、全く成功できないということではありませんので、安心してください。
成功するか否かは、環境が半分、自分の考え方が半分ということ。
環境が整っていなかった場合でも、自分の考え方を変えれば、成功に近づくことはできるのです。
凡人が成功するためには
私たちのような、特に何の特徴も持っておらず、家庭環境の3つの条件にも当てはまっていない場合は、どうやって成功を掴むことができるのでしょうか。
それには、ステレオタイプ(固定観念、偏見)を持たずに、成長マインドセットを身に付ける必要があります。
マインドセットとは、考え方や心得といったようなものですが、これには2種類あります。
- 硬直マインドセット (固定マインドセット、証明マインドセットなどともいう。)
このマインドセットは、人間の能力は生まれつき決まっているもの、どうせ努力しても変えられないと、ネガティブな考え方のことです。
このマインドセットを持っていると、ステレオタイプが強くなり、成長しないどころか退化していってしまうのです。 - 成長マインドセット
このマインドセットは、人間は成長できる、コツコツ続けていれば変えられると、努力や時間次第で自分自身を伸ばすことができると信じている考え方のことです。
成功する人が持っている特徴でもあります。
このマインドセットを持っていると、常にチャレンジして成功に近づくことができるのです。
子ども時代に、あまりヤンチャをしてこなかった、大人の言いなりになっていたという私のような人は、チャレンジすることに恐怖を感じるため、成長マインドセットを意識して身に付ける必要があります。
成長する人の特徴を、今現在持ち合わせていなかったとしても、成長マインドセットを持つことで、成功している人たちと同じような暮らしをすることができるようになるでしょう。
まとめ
成功している人の特徴として、子どもの時にヤンチャをするなどのリスクをとる行動をしていた、あるいは自分の興味を持ったことや勉強などに超集中力を発揮していた、ということが挙げられます。
そして、家庭環境にも左右される場合がある、ということでしたよね。
これらの条件に当てはまらない私のような人は、成長マインドセットを身に付ける必要があります。
成長マインドセットを身に付けるためにはどうしたら良いですか、というと、挽回可能な小さなリスクを取り続ける行動をすること、そして失敗したら自分に足りない部分を勉強してもう一度チャレンジしようとすることです。
それを行っていくうちに、ステレオタイプが外れて、再起可能な範囲で何回でも挑戦できるようになります。
ぜひ、成長マインドを身に付けて凡人の逆襲といこうではありませんか。
ただ、人と競う合うことはあまりしない方が良いですよ。
パイを奪い合うことになるので、いずれ自分の持ち分も奪われてしまうことになるからです。
そうではなく、過去の自分と競争して、パイを大きくすることを考えるのです。
成功する人は皆、そのような特徴を身に付けています。
私たちも、彼らに見習って、成功をつかみ取りましょう。
成功する人が共通して持つ特徴とは?学歴は関係なかった まとめ
- ヤンチャをしていた
- 一つのことに集中していた
- 挽回可能なリスクをとる
- 圧倒的な集中力を持っている
- レジェンドを目指す
- まぁまぁ裕福
- 高い教育を受けられる
- 父母の仲が良い
- 硬直マインドを捨てる
- 成長マインドを身に付ける
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