ロスフレームとゲインフレーム、口コミで拡散されるのはどちら?

ロスフレームとゲインフレーム、口コミで拡散されるのはどちら?
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人を説得するテクニックに、ロスフレームゲインフレームというものがあります。

どちらも、一対多数(自分対大勢)に対しての説得で、政治家やマーケッター、宗教家などが好んで使っているプロパガンダ(大衆扇動)のテクニックです。

何かしらのメッセージを伝える時、ロスフレームとゲインフレームのどちらを使うとより多くの人に拡散されやすいかを調べた研究があります。

その研究を元に、ロスフレームとゲインフレームの使い分けについて、お伝えしていきます。

目次

ロスフレームやゲインフレームとは

ロスフレーム、ゲインフレームとは

ロスフレームについて

ロスフレームとは、直訳すると「失う構成」です。

これをしないと損しますよ、という不安を煽るような言い方をするのがロスフレーム。

例えば、「この化粧品を使わないとシワが消えませんよ」とか、「このままだと、あなた一生独身です」などというフレーズです。

このままだと大変になる、チャンスを失うことになるというようなネガティブな部分にフォーカスした言葉をロスフレームといいます。

ロスフレームを使うと説得力が高まりますが、相手を嫌な気持ちにさせてしまうこともあります。

ゲインフレームについて

ゲインフレームとは、直訳すると「得られる構成」です。

これをすると良いことがありますよ、という肯定的な言い方をするのがゲインフレーム。

例えば、「この化粧品で朝まで続くしっとり感」とか、「無理なく出会える、理想の相手」などというフレーズです。

これをすると良いものが手に入る、明るい未来が待っているというようなポジティブな部分にフォーカスした言葉をゲインフレームといいます。

ゲインフレームを使うと、本当に上手くいくのかと疑われる事がありますが、最終的には満足され、感謝されることもあります。

男性と女性とで反応が違う

男性と女性とで反応が違う

男性と女性とで思考回路が異なるため、情報の受け取り方が違います。

男性の場合はこのままだと上手く行かないというロスフレームに反応しやすく、女性の場合はこれをすると明るい未来の自分に出会えるというゲインフレームに反応しやすいことがわかっています。

男性は基本的に、苦労してどん底から這い上がって成功することを美徳とします。

一方女性は、シンデレラのように、最終的には何不自由なく暮らすことができるのが本来の自分という認識を持っているからです。

全員がそう思っているということではありませんし、状況によって考え方が変わる場合もありますが、基本的にはそのような傾向にあるということ。

そう考えると、ロスフレームはゴールに向かって切磋琢磨する事象に使い、ゲインフレームは本来あるべき理想の姿を取り戻す事象に使うと良いのかもしれません。

口コミで拡散されやすい言葉

口コミで拡散されやすい言葉

ノースウェスタン大学では、ロスフレームとゲインフレームについて研究しており、どのような良い方をすると、口コミで拡散されやすいかを2008年に発表しています。

結論からいうと、ゲインフレームの方が拡散されやすい事がわかっています。

ロスフレームは、相手の心の隙間に付け入り、不安を煽って人をコントロールすることで説得力を高めます。

特に、そのフレームが自分にピッタリ当てはまる場合には危機感を覚え、その人の言うとおりに支配されてしまうのです。

ただ、誰もその情報を広めたいとは思いません。なぜなら、それが自分の弱点になるからです。

一方でゲインフレームの場合、ポジティブな情報のため、みんなに広めたいという心理が働きます。

良いことを広めると満足感を得られるとともに、人から感謝されることもあるからです。

よく政治家や宗教家などがやっていることですが、人を集めたり仲間を増やしたりする時にはゲインフレームを使い、一度仲間(会員など)になった人をつなぎとめておく時はロスフレームを使って支配します。

このようなことをやってくる人があなたの周りにいたら、注意したほうが良いかもしれませんね。

まとめ

これをしないと損をするというようにネガティブな側面に目を向けて話をする方法をロスフレームといい、これをすると明るい未来を手に入れられるというようにポジティブな側面に目を向けて話をする方法をゲインフレームといいます。

ツイッターなどのSNSを見ているとわかるように、口コミで拡散されやすい言葉は、ゲインフレームです。

やはり、良いことを想像できる情報の方が、暗いことが書かれている情報よりも、見ていて気分が良くなりますよね。

そのため、ゲインフレームの方が拡散されやすいし、「いいね」が付きやすいんです。

ゲインフレームなんてなかなか見つけられないという場合は、悩みが書かれているコメントを見てみてください。

そこに、解決策や励ましの言葉などがズラッと書き込まれているはずです。

「良いことを言った」という満足感が得られるため、ゲインフレームを使う人が多いのでしょう。

一歩間違えるとただのおせっかいなんですけどね。

古くから、政治家や宗教家、マーケッターなどは、ロスフレームとゲインフレームを使い分けて人を扇動してきました。

人に操られないようにするためにも、ゲインフレームで良いことを言いながら近づいてきて、ロスフレームで不安を煽ってつなぎとめておこうとする人には、くれぐれも注意しましょう。

なお、この方法を悪用すると、相手も自分も破滅してしまうことにつながるため、悪用厳禁でお願いします。

ロスフレームとゲインフレーム、口コミで拡散されるのはどちら?

ロスフレームやゲインフレームとは

  • 不安を煽るような言い方をするのがロスフレーム
  • 肯定的な言い方をするのがゲインフレーム

男性と女性とで反応が違う

  • 男性と女性とで思考回路が異なる
  • 男性は苦労することを美徳とする傾向にある
  • 女性は何不自由なく暮らすことができるのが本来の自分という認識がある
  • 男性にはロスフレーム、女性にはゲインフレームが反応を得やすい

口コミで拡散されやすい言葉

  • ゲインフレームの方が拡散されやすい
  • 良い情報を拡散すると満足感が得られやすい

参考文献

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