あらゆることに精いっぱい努力をしてみた経験がない、やらないといけないと分かっていても欲に負けてしまう、怠け癖が身に付いている私はなんてダメな人間なんだろうか…
このように感じている人は、意外にも多いです。
もちろん私もその一人。
怠け癖が身に付いてそれが当たり前になってしまうと、何をやっても中途半端になってしまいますよね。
すると、自分に対して嫌悪感や失望が生まれたり、他人に罪悪感を感じたりします。
物事に本気で取り組むにはどうしたら良いのだろうか?
今回は、本気で取り組み、最後までやり切るために覚えておきたいことについてお伝えします。
怠け癖は誰にでもある
直すことは容易ではない
大半の人は、本気で取り組んでように見えても、どこかで怠けてしまいます。
本気になれないと、心の奥底で苛まれている人は多いのです。
そしてそのことを、自覚できている人はまだ良いです。
なんとかしないといけないと分かっているから。
気づかずに本気になっているつもりの人は、改善しようとも思わないので、「怠け癖を直したいなぁ。」と感じているあなたは、自分を変えることができます。
とはいえ、怠け癖を直すことは容易ではありません。
意志が弱いとか、根性がないとかそういう話ではなく、元々私たち人間に備わっている機能だからです。
100%発揮は難しい
私たちの体は、私たちが思っている以上に非常に高いポテンシャル(可能性)を持っています。
しかし、常に100%発揮しながら生きていることは難しい。
なぜなら、ずっと100%のまま全力で突き進んでいたら、途中で体が壊れてしまうからです。
そうならないために、持っている力を常にセーブしながら体を使っています。
もし力を使い過ぎると、病気にかかったり精神的に病んだりと、壊れる前に休むよう必ずブレーキがかかります。
怠け癖は、ブレーキの役割とも考えられますよね。
車を運転するときに、アクセルばかり踏んでいると危ないのと同じように、私たちは自分の体を、アクセルとブレーキを使い分けながら使っているのです。
力を全く出さないのは良くない
体の機能がサビる
常に怠けてしまうのは、やはり良くないです。
せっかく備わっている機能や能力がサビついて、自分の力を発揮しないことが当たり前になってしまうからです。
本気で取り組みたいという気持ちが消え去る前に、一度本気になって取り組む必要があります。
いつもは30~40%の力しか出していないとしても、たまには70~80%の力で取り組んでみることが大切です。
退屈が当たり前になる
退屈とは、「退く(しりぞく)+屈する(くっする)」と書きます。
仏教では、気力がなくなって修行に打ち込めなくなり、努力や精進を止めてしまうことをいいます。
何かに志を立てて頑張ろうと思う、しかしその気持ちが退き、目標から屈してしまうことを退屈というのです。
想いが薄らいで後退し、そのうちに思い描いていた夢や目標を捨ててしまわないよう、限界まで取り組むことが大事です。
やり切る力を身に付ける方法
プッシュマンを見つける
仕事が忙しいなど、自分のやりたいことがなかなかできない環境にいると、やりたいことを思い描いただけでやらないという癖がついてしまいます。
では、自由になったら色々できるようになるかというと、そうとも限りません。
例えば、新型肺炎(コロナ)の影響で外出自粛の時、ほとんどの人は「自由になったけどそれはそれで退屈だ」というコメントをTwitterなどのSNSでつぶやいています。
自由になると、やりたいと思っていた情熱が消えてしまうのです。
その情熱を消さない方法の一つとして、プッシュマンを見つけるというものがあります。
プッシュマンとは、あなたの背中を押してくれる人のことです。
私たちは、一人だとなかなかやらないことでも、他人の目があると頑張れることが多々あります。
甘えや言い訳を許してくれない先生や環境があると、多少辛くてもやり抜くことができます。
自分を監視し、応援してくれる人を味方につけると、物事を本気で取り組む力が湧いてくるのです。
情熱を分けてもらう
必死になっている人の姿を見ると、やる気が湧き上がる場合があります。
怠け癖があるということは、心が冷えている状態です。
そんな時は、外から熱をもらうと良いのです。
一生懸命頑張っている人を見て自分も頑張ろうと思うことも大事ですし、そのような人と一緒に仕事や勉強ができるのであれば、なおのこと力を分けてもらえることでしょう。
まとめ
慣れやダレが続くと、それが怠け癖となって今の自分を変えてくれません。
無理して100%の力を常に出そうとしなくても良いのですが、本気になったり休んだりすることを区別しないと、元々備わっていたポテンシャルがサビついてしまうので注意しましょう。
もし今、だるい日が続いているなと感じているのであれば、一度70~80%の力で取り組んでみることが必要です。
また、他人の力を借りることも良いですよね。決して恥ずかしいことではありません。
本気で情熱をもって生きている人に触れたり、自分を見守って背中を押してくれる人を味方につけると、否応なしに物事に取り組むことができるようになります。
常に100%では体が壊れてしまいますが、常に怠けていてもサビついてしまうので、周りの人や環境を利用しながら、オンオフのスイッチを持つことが大切なのです。
怠け癖を直したい!最後までやり切る力を潜在的に上げる方法 まとめ
- 直すことは容易ではない
- 100%発揮は難しい
- 体の機能がサビる
- 退屈が当たり前になる
- プッシュマンを見つける
- 情熱を持っている人に熱を分けてもらう
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