私たちには、8つのモチベーションタイプが存在しています。
そのモチベーションタイプがどんなものなのかは後ほどお伝えしますが、成功する人の特徴として、この8つのうち3つのどれか又は全部を持ち合わせていることが、2012年の調査で分かっているのです。
つまり、起業して成功したいのであれば、この3つのモチベーションタイプを意識する必要があるということですよね。
さて、その成功する人が持っているモチベーションタイプはどのようなものなのか、さっそくお話ししていきます。
人間には8つのタイプがある
私たちには8つのモチベーションタイプがある事を冒頭でお伝えしました。
そしてそのモチベーションタイプは、ポジティブなものとネガティブなものに分けられます。
ポジティブとネガティブと聞くと、ポジティブの方が良さそうに思いますが、特にそういうわけではありません。
モチベーションを上げるためには、ポジティブもネガティブも両方必要なものなのです。
ポジティブなモチベーションタイプ4つ
ポジティブなモチベーションタイプは、次の4つです。
- 自由になりたい
- 稼ぎたい
- 支配したい
- 影響を及ぼしたい
このうちのどれかが原動力となって、あなたを動かしてくれます。
ネガティブなモチベーションタイプ4つ
ネガティブなモチベーションタイプも4つあります。
- 縛られたくない
- 失敗したくない
- 関わりたくない
- 変わりたくない
ポジティブなモチベーションタイプの逆だと思っても良いかもしれませんね。
優先される3つのタイプ
人はそれぞれ、8つのモチベーションタイプのうち、特に3つを強く持っています。
パーセンテージでいうと、おおよそですが、1位50%、2位30%、3位10%(4位以降は数%ずつ)です。
これはどういうことかというと、基本的には1位のモチベーションタイプを優先してやる気を高めたり判断をしたりしていますが、時々2位や3位のモチベーションタイプを優先することがあるというものです。
さて、あなたの1~3位までのモチベーションタイプは、どのようなものでしょうか。
一度考えて、紙に書き出してみてください。
ちなみに私のモチベーションタイプは、次の通りです。
- 1位:縛られたくない
- 2位:自由になりたい
- 3位:失敗したくない
ほとんどネガティブ思考ですね。
行動する時、判断する時、考える時には、これらが原動力となります。
生産性の高い起業家のタイプとは?
2012年に、2万7千人の起業家にインタビューした調査があります。
それによると、生産性の高い人たちは、次のモチベーションタイプのうち、どれか又は全部を持っていることが分かりました。
- 1位:自由になりたい
他人に支配されるのがイヤで、自分でコントロールしてやることを決めたいと思っている人たち。 - 2位:支配したい、影響を及ぼしたい
他人に対して影響を与え、世の中を変えたりインパクトを与えたりしたいと思っている人たち。
意外なことに、「稼ぎたい」だけではダメなようです。
単純に、お金が欲しい、モテたい、楽しみたいと思っているだけでは、上手くいかないということですよね。
ネガティブなモチベーションタイプはダメなのか?
「変わりたくない」というモチベーションタイプを強く持っている人は、上手くいきません。
自分が変わっていかないと、収入も仕事の内容も生活も変わらないからです。
それどころか、周りはどんどん先を行くので、変わろうとしないとむしろ退化してしまうので注意しましょう。
他のネガティブなモチベーションタイプはどうかというと、良い方向へ活かすことができます。
縛られたくない → だから、自分でやる
失敗したくない → だから、色々な方法を試す
関わりたくない → だから、一人で生きる方法を探す
「変わりたくない」の場合、たいていは「だから、何もやらない」となってしまいます。
これらはあくまで一例ですが、もしあなたが、ネガティブなモチベーションタイプを優先的に持っているのであれば、どのように活かすべきか、一度考えてみると良いですよ。
気を付けるべき人たちのタイプ
テイカーには気を付ける
生産性の高い起業家の特徴として、2位に「支配したい」というモチベーションタイプがランクインしました。
しかしこれには、注意点があります。
支配したいという気持ちが強すぎて、相手から何かを奪ってやろうというテイカーが、起業家やCEOなどに数多く存在しているのです。
このことは、【人生を狂わせる?!お金の考え方のズレから生じる問題と対処法】などでもお伝えしたとおり、テイカーはあなたの全てを奪い取ろうとしてくるので注意しなければなりません。
テイカーを見極める一つの基準として、目立ちたがり屋かどうか。
決算書に自分の写真を必要以上に大きく載せていたり、FacebookなどのSNSの写真をアピールしすぎていたりします。
支配したいというモチベーションタイプを持っていたとしても、全ての人がテイカーとは限りませんので、支配欲が強い相手に対しては、テイカーかどうか、様子を伺うべきでしょう。
私たちはギバーを目指す
私たちは、テイカーになってはいけません。
テイカーになると、人望がなくなるからです。
ではどうすれば良いかというと、ギバーを目指すということ。
ギバーとは、分け与える精神を持ち、常に自分から先に与えようとする人のことです。
生産性の高い人の2位のモチベーションタイプである「影響を及ぼしたい」は、良い影響を相手に与えて世の中を良くしたいと考えている人たちが多いです。
「情けは人の為ならず」ということわざがあるとおり、人に与えることを優先すれば、周り回ってそれらが自分に返ってくることでしょう。
まとめ
「自分のモチベーションタイプがいまいち分からない。」という場合は、ひとまずしっくりきそうなものを3つピックアップして、仮で決めてしまうと良いですよ。
私の場合、1位はすぐに決まりましたが、2位と3位はよくひっくり返っています。
自由になりたいけど失敗したくないし…みたいな感じで。
それぞれのモチベーションタイプは、あくまでも原動力です。
それらのタイプをモチベーションに変えて、行動を起こすための指標なんですよね。
なので、生産性が高い人たちのモチベーションタイプを持ち合わせていないからといって、落ち込む必要はありません。
あなたに合うモチベーションタイプを見つけて、それを原動力として行動するよう心がけましょう。
8つのモチベーションタイプ、成功する人の特徴を分析した結果 まとめ
- ポジティブなモチベーションタイプ4つ
・自由になりたい
・稼ぎたい
・支配したい
・影響を及ぼしたい - ネガティブなモチベーションタイプ4つ
・縛られたくない
・失敗したくない
・関わりたくない
・変わりたくない
- 1位:自由になりたい
- 2位:支配したい、影響を及ぼしたい
- 行動を変えるよう良い方向へ活かすことができる
- テイカーには気を付ける
- 私たちはギバーを目指す
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