口下手のままでOK!信頼できる本当に仲のいい親友の作り方

口下手のままでOK!信頼できる本当に仲のいい親友の作り方
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親友と呼べるような、仲が良くて何でも話せる人間関係を、私達はそんなに多く持っていませんよね。

あるいは、まったく持っていないという人も中にはいるかもしれません。

仮に、今から親友を作ろうとしたとき、あなたはどのようなことをしますか。

実はたいていの場合、私達がそれぞれ「これは大事だろう」と思ってやっていたことが、あまり重要ではないことのほうが多いんです。

そこで今回は、誰にでも可能な仲のいい親友の作り方についてお話しします。

たとえ口下手であっても、相手と仲良くなることはできますので、早速読み進めていきましょう。

目次

話さないとダメということはない

話さないとダメということはない

私達が困っている時に助けてくれるような親友を作るために、何が必要なのかを調べた研究があります。

それは、カンザス大学の研究で、心をオープンにして腹を割って話せる親友の作り方について調べたものです。

私達はそれぞれ、「これは大事だろう」と思っていることが実はそんなに重要ではないということを冒頭でもお伝えしましたが、

  • 一緒にどれくらいの時間会話をするのか
  • どんな内容の会話をするのか
  • どうやって話を盛り上げるか
  • 相手の役に立つにはどうしたらいいか
  • 自分はすごいということをどうアピールすべきか
  • 趣味をどう共有すべきか

などということは、親友と呼べるような良い人間関係を築く上では、ほとんど関係ありません。

口下手であったり、会話を得意としていなかったり、これといった特徴を持っていなかったりしても、親友関係は別の方法で築くことができるんです。

2種類の人間関係

2種類の人間関係

人間関係が出来上がるとき、2つのタイプに別れます。

このうち、片方の人間関係は仕事や学校のクラスなどで、顔見知りにはなるけどそこまで深い仲にはならない人間関係、

もう一つは、人生の質を高めてくれる可能性がある良い人間関係です。

ハーバード大学では、人生の質を決めるのはお金や仕事、社会的地位よりも人間関係の方が大事だと結論づけています。

そして、人生の質は、この2種類の人間関係を統合したもので決まるんです。

その2種類の人間関係はどのようなものなのかを、カンザス大学の研究を元にお話しします。

① 閉鎖的人間関係

閉鎖的人間関係とは、閉鎖された空間や環境があるから、会わないといけない人間関係のことです。

例えば、会社の上司や同僚、学校のクラスメイト、ご近所、親戚など。

自分で選んだのではなく、周りの環境によって会わざるを得ない人間関係です。

② 選択的人間関係

選択的人間関係とは、自分から積極的に選んだ人間関係のことです。

人生を通じて大きな価値になるような友達や親友を作るためには、②の方に投資しないと、良い人間関係は作れません。

①の人間関係も良好にすべきですが、②の人間関係を大切にすることで、人生の質を高めることができるんです。

親友を作るために必要なもの

親友を作るために必要なもの

②の選択的人間関係は大事ですが、相手を選んでも仲良くなれないことは当然あります。

そこでカンザス大学では、親友になるためにどのような条件を満たすとよいのかを調べました。

カンザス大学の人間関係に関する研究概要

新しい人間関係を作らないといけなくなった人たちを対象とするため、過去6ヶ月以内に新しい街に引っ越した429人を対象に、次の調査をした。

  • 新しい人間関係ができたかを定期的に尋ねる
  • 新しく出会った友人とどれくらいの時間を過ごし、どの程度仲良くなったかを尋ねる

この結果、新しい人間関係を作って親しい間柄になるのに必要だったのは、時間だけだった。

一緒に過ごしている時間に比例して、二人の仲は深まっていった。

ただしこれは、選択的人間関係の場合のみであり、閉鎖的人間関係には当てはまらなかった。

自分が積極的に選んだ相手とのみ接する時間が長いほど、関係性は深まることがわかった。

親しくなるために必要な時間

親しくなるために必要な時間

さて、選択的人間関係であれば、会えば会うほど親しい間柄になるのはわかりましたが、親友レベルになるためには、どれくらいの時間が必要なのでしょうか。

これも、カンザス大学が研究を行っています。

まず、プライベートで過ごした時間が50時間を超えると、カジュアルフレンド(時々会う友達)レベルになります。

私達が友達として築いている人間関係のほとんどはこれです。

次に、90時間を超えてくると、他の友達以上に気の合う友達レベルになります。

ある程度の悩みや楽しい出来事などを、気を遣うことなく共有できるような人間関係です。

でもこれだけでは、まだまだ親友とは呼べません。

では、親友レベルになるためには一体どれくらいの時間が必要なのか…

答えは、約200時間です。

プライベートをだいたい200時間くらい過ごすと、腹を割って話すことができる親友の関係が作れます。

もし、気の合うような人がいてその人と親友関係になりたいのであれば、まずはプライベートで50時間会うことを目標にして、その次に90時間、最後に200時間会うことを目標にしてみてはいかがでしょうか。

いきなりたくさんの時間を過ごそうとすると、相手も自分も疲れてしまいますので、無理のない範囲で少しずつ会う時間を増やしていくのが良いでしょう。

共通の趣味は大事か?

共通の趣味は大事か?

よく、相手と仲良くなるためには、共通の趣味を持つと良いということを耳にしますよね。

果たして、共通の趣味は本当に大切なのでしょうか。

カンザス大学の研究を元に考えると、共通の趣味はあったほうがいいけれど必須ではないということがわかります。

とにかく会う時間を増やすことで仲が深まっていくので、共通の趣味を持っていなくても、他に理由があればOKです。

つまり、共通の趣味があれば、それを理由に会う時間を増やすことができるけど、必ず趣味を共有しないといけないというものではないということですよね。

買い物やスポーツ、アウトドアなど、さほど会話を必要としなくても一緒に過ごして仲良くなることはできますし、時には相手の趣味に合わせることも大切なんです。

まとめ

人間関係には、大きく分けて2種類ありましたよね。

閉鎖的人間関係選択的人間関係です。

閉鎖的人間関係とは、会社や学校、近所、親戚など、周りの環境によって会わざるを得ない人間関係のことで、

選択的人間関係とは、自分から積極的に選んだ相手と親しくなる人間関係のことです。

人生の質を高めるためには、お金や仕事、社会的地位よりも人間関係の方が大事ですので、選択的人間関係によって親友と呼べるような人間関係を築くことはとても大切。

そのために必要なのは、時間の共有でした。

どんなことで過ごしたかよりも、何時間一緒にいたのかが関係してきます。

ただ、さすがに一言も発せずに、何もやらずに時間を過ごしただけでは意味がありません。

相手が不快に感じてしまったら、それ以上仲良くなることはできないでしょう。

たとえ口下手であっても、買い物やスポーツをしたり、食事をしたり、アウトドアをしたりして、楽しい時間を一緒に過ごして、会う時間を積み上げることで、親友を作ることができるんです。

口下手のままでOK!信頼できる本当に仲のいい親友の作り方 まとめ

話さないとダメということはない

  • 話すことは大事だけどそれ以上に大切なものがある
  • 「これは大事だろう」と思っていることがさほど重要ではない事のほうが多い

2種類の人間関係

  • 閉鎖的人間関係とは、環境によって会わざるを得ない人間関係のこと
  • 選択的人間関係とは、自分から積極的に仲良くなる人間関係のこと

親しくなるために必要な時間

  • 約50時間でカジュアルフレンド
  • 約90時間で友達以上の友達
  • 約200時間で親友レベル

共通の趣味は大事か?

  • 会うための口実としては大事だが必須ではない

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