ペルソナ決めに役立つ、SNSを分析した7つの顧客タイプ

ペルソナ決めに役立つ、SNSを分析した7つの顧客タイプ
  • URLをコピーしました!

ペルソナとは、自分の商品を提供する相手を絞り込んだ(ターゲティングした)見込客のことです。

商品を作る前に必ず、誰に対してのサービスなのか、どんな人が使うとメリットが生まれるのかなどをターゲティングする必要があります。

もしペルソナを決めないと、せっかく作った商品が全く売れないということになりかねません。

そんなペルソナですが、7つのタイプに分けて考えると絞り込みやすくなります。

7つのタイプに合った言葉を選んで情報発信することにより、購買率が上がるようになるんです。

その7つのタイプとはどんなものなのかについて、お話ししていきます。

目次

自分が好きなものが売れるわけではない

自分の好きなものが売れるわけではない

ペルソナ決めが大事な理由

「自分が売りたいから」や「自分が好きだから」などのように、自分中心で考えた商品を売ることは難しいです。

では、どのように商品を決めるのか…。

商品を決める時は、たいていの場合3本柱で考えます。

例えば、

  • 会社(自分)のコンセプト×商品価値×顧客が求めているもの
  • 自分のスキル×やりたいこと・得意なこと×市場が求めているもの
  • 誰が×何をして×どうなったか

など。

どういうことかというと、自分がやりたいと思っているものでも、自分にスキルがなければ上手くいきませんし、スキルがあったとしても相手が求めていないものを提供しても稼ぐことはできません。

反対に、相手が求めていたり市場でブームになっていることでも、やりたくないことであれば、やはり稼ぐことは難しいでしょう。

そのため、自分ができることは何かを考え、それを必要としている人は誰なのかを決める必要があります。

そのようにしてペルソナを決めないと、商品を作ったとしても無駄になってしまうんです。

強く反応してくれる見込客を集める

見込客が多いとそれだけ商品も売れやすくなりますが、見込客の数が多ければ良いというものでもありません。

見込客が多かったとしても、あなたのメッセージに対して反応が薄ければ商品は買ってくれませんし、アンチも多く存在することになるかもしれませんよね。

そのため、あなたのことを応援してくれる人を集めると良いです。

数で勝負ではありません。

あなたを応援してくれる人を集める、そのためにペルソナを決めて、ググっとターゲットを絞り込む必要があるんです。

ところで、どのようなタイプの人をペルソナにすべきか、迷いますよね。

そもそも、どんなタイプの人たちがいるんでしょうか。

それを分析した調査があります。

情報発信の内容で見込客が変わる

情報発信の内容で見込客が変わる

狙い撃ちしたペルソナを集めるためには、情報発信が欠かせません。

情報発信しないと、あなたの存在に誰も気づいてくれないからです。

そして、その情報発信の内容によって、強く反応する人とそうでない人がいます。

その分析を行ったのが、ブルネイ大学です。

ブルネイ大学の調査の概要

情報発信の内容によって、反応する人としない人がいるはずであるという仮定で、どのようなタイプの人がどんな内容の情報に興味を持つのかについて調査を行った。

555人のSNS(この調査ではFacebookを対象としている)のユーザーのパーソナリティに関する分析を行い、普段どのような内容の投稿に反応しているのか(「いいね」をつけているのか)について調べた。

その結果、性格によって「いいね」の付け方が全然違っており、どのような特徴を持った人がどのような内容に反応しやすいかがわかった。

この実験のタイプ別の分析結果は後ほどお伝えします。

とにかくここでは、見込客の性格を想定して、その人たちに見合った内容を発信していくことが大事ということです。

ペルソナを絞り込めば絞り込むほど、「俺のことかな?」、「これって私のことだ!」などと、相手の心に突き刺さりやすくなります。

相手のパーソナリティに合わせた言葉を選んで情報発信していくことが大切なんです。

ペルソナ決めに役立つ7つのタイプ

ペルソナ決めに役立つ7つのタイプ

それでは、どういう性格の人がどのような内容に反応しやすいのか、ブルネイ大学の研究を基に解説していきます。

①外向性の高い人

外向性の高い人とは、自分の外の世界に興味があって、一人でいる時よりも他の人といる時に元気になる人です。

色々な人と話してたくさんの人たちと人間関係を築くのが得意という特徴があります。

そのような人たちは、日常(イベント、ペット、旅行、社会情勢、ニュースなど)や社会活動に関するトピックを好みます。

②神経症的傾向が高い人

神経症的傾向が高い人とは、メンタルが弱かったり鬱っぽかったりする人のことです。

このような人たちは、自分のアイデンティティが確認できるトピックを好みます。

具体的には、炎上系の刺激が強い内容のものや、ビジネス系で自分の存在や目標が確認できるものです。

一つ注意しないといけないのが、必ず解決策とセットにするということ。

メンタルが病みやすかったり傷つきやすかったりするので、解決策を書いておかないと、「結局どうすればいいか分からない」となって、信用してもらえなくなります。

逆に、あなたが提示した解決策によってメンタルが改善されると、長期的にフォロワーになってくれます。

育てがいのあるペルソナと言えるでしょう。

③開放性が高い人

開放性が高い人は、好奇心旺盛で新しい物好きです。

新しい商品や、今までになかった役立つ情報などを好みます。

特に、GoogleやYahoo!の検索エンジンよりも、Twitter、FacebookなどのSNSやYouTubeを情報収集の場としており、知的な話題にひかれやすいです。

このような人たちをペルソナにする場合、政治最新の科学の話時事ネタトレンド系の情報を発信すると良いでしょう。

④誠実性が高い人

誠実性が高い人は、コツコツと何かを続ける能力が高い人です。

研究者や職人のような気質を持っています。

この人たちは、子どもに関するトピックを好みます。

(ちょっと意外ですね。)

子育て子どもの教育子ども服子どもの遊び場などに関する情報を発信すると良いでしょう。

⑤協調性が高い人

協調性が高い人は、争うことを好まずにできるだけ温和に解決しようとし、誰とでも仲良くしようとします。

人に合わせることが多いので、流されやすいことが多いです。

では、そのような人たちはどのようなトピックを好むのか…。

実は、これといった特徴がなく、協調性が高い人をピンポイントで集めることは難しいです。

周りに流されやすいタイプなので、皆がやりだすと後からついてくることがあります。

⑥自尊心が高い人

一言でいうとプライドが高い人です。

このような人たちは、SNSを自己表現の場と捉えています。

トロピカルビーチやワンランク上のホテル、ファーストクラス席など成功しているような(背伸びしているような)写真や動画をSNSに上げていることが多いです。

もし、自尊心が高い人を集めたいのであれば、情報発信の内容を恋愛関係のネタブランド系のネタにすると、食いつく可能性がかなり高いです。

⑦ナルシスト

意識高い系の人たちです。

自分の事を認めてくれる内容に興味を持ちます。

ダイエットやエクササイズ、筋トレなど外見的な部分を努力する内容で、「俺ってやっぱりイケてるよな。」というような内容を発信すると、ファンになってくれる可能性が高いです。

まとめ

商品を作る時にも情報発信する時にも、誰に向けたものなのかしっかりとターゲティングする必要があります。

そのことを、ペルソナ決めと言うんでした。

そして、人それぞれ心に響く言葉や内容が違うため、あなたのお客さんになってほしい人に向けて情報発信すると良いんです。

私もブログを書く時には、特定の人たちを想像しながら、その人たちに向けて書くよう意識しています。

もし、どのような内容を情報発信するのか決めかねている場合は、今回お伝えした7つの顧客タイプの中から選ぶのもありです。

あえて7つのタイプに分類しましたが、私たち人間の心理は複雑なので、実際にはこんなに単純なものではないかもしれませんね。

それに、相手の年齢や気分、時期によっても反応する言葉が変わってきますので、あくまで目安として考えていただければと思います。

7つの顧客タイプを意識しつつ、色々と試してみて反応が良かったのはどれなのか、そしてその内、あなたがストレスなく発信する内容は何なのかを分析することが大切です。

ペルソナ決めに役立つ、SNSを分析した7つの顧客タイプ まとめ

自分が好きなものが売れるわけではない

  • たいていの場合3本柱で考える
  • スキル×やりたいこと×市場がもとめていること など
  • 強く反応してくれる見込客を集める
  • 数よりも質で勝負する

情報発信の内容で見込客が変わる

  • 人それぞれ反応する内容が異なる
  • SNSの分析結果からおおよそ7つのタイプに分けられる

ペルソナ決めに役立つ7つのタイプ

  1. 外向性の高い人
  2. 神経症的傾向が高い人
  3. 開放性が高い人
  4. 誠実性が高い人
  5. 協調性が高い人
  6. 自尊心が高い人
  7. ナルシスト
  • 7つのタイプはあくまでも目安

コメント・口コミ

コメントする

目次