物事を考えすぎて不安になり、それが続くと体中痛くなることがあります。
私は何度か、そのような経験をしましたし、今もたまになります。
体中痛くなるというのは、全身が痛くなるということではなく、眼痛・頭痛・首コリ・肩こり・背中コリ・膝痛などが複数同時に発生するというような感じです。
しかも、精神的にも病んでいるので、思考も行動も停止してしまうんですよね。
そんな時、どのようにケアしたら良いのかというのが、今回お伝えするお話です。
医学うんぬんというよりも、私の経験に基づいてお伝えしていきます。
慢性的な不安からくる様々なコリ
体中痛くなる
体と心は一心同体ですので、不安や悩みを抱えてメンタルが低下している状態が続くと、体が痛くなってきます。
特に、眼痛・頭痛・首コリ・肩コリなど、頭と上半身の後ろの部分の痛みが発生します。
まぶたがピクピクするような状態が起こる場合もありますし、頭痛薬を飲んだのに痛みが軽減されないということもあります。
思考力・行動力の低下
頭の周りが痛くなったりコリ始めると、物事を考える事が次第にできなくなり、行動することすら面倒に感じて動けなくなります。
そうなると、眼痛や首コリを始めとした、様々な体の痛みが次第に大きくなってしまうんです。
何にもやる気が起きず、手に付かない状態が続き、体を動かさないのでメンタルも低下していって、うつっぽい状態から抜け出せなくなってしまう…。
そのような経験を、あなたもしたことがあるのではないでしょうか。
その状態から抜け出す方法として、よく運動すると良いと聞きます。
でも、それができていたらとっくの昔にやっています。できないから、困っているんです。
そこで私は、色々とケアする方法を試して、体をあまり動かさず、考え事もしないで体中のコリをケアする方法を見つけました。
その方法について、順を追って説明していきます。
眼痛や首コリ・肩コリなどをケアする方法
とにかく温める
メンタルが病むと、背中から上がコリコリに固まります。これは、血流が悪くなっているからだと考えられます。
例えば、スマホいじりなどで、猫背で下を向く時間が増えたりしていませんか。
そうなると、血流が悪くなってメンタルも悪化してしまうんです。
そこで、体を温めて血流を良くしてあげると良いです。
体を温めると聞くと、湯船に浸かることをイメージするかもしれませんが、一日中お風呂に入っているわけにはいきませんよね。
そこでおすすめなのが、首の後と目を同時に温める方法です。
おしぼりやハンドタオルなどの小さめのタオルを2枚湿らせて、電子レンジで10〜20秒温めれば、それだけで首と目をケアできます。(火傷に注意してください。)
「あずきのチカラ」というグッズもあるので、それを利用するのも良いでしょう。
私も、目を温めるあずきのチカラを愛用しています。10分ほど温かさが保たれて、目がとても気持ち良くなるのでおすすめです。
念のため、リンクを貼っておくので、確認してみてください。
また、それも面倒ということであれば、湿布を貼ると良いでしょう。
ただし、血流を良くするのが目的のため、冷湿布を貼ってはいけません。温湿布でケアしてあげてください。
耳の周りをほぐす
眼痛や頭痛を感じる時、決まって頭皮や頭の筋肉がガチガチに固まっています。
そんな時は、耳を餃子の形のように閉じたり、軽くグリグリと回すと良いでしょう。
体のコリが酷い時に耳を回そうとすると多分痛いので、無理しない程度に軽く回してください。
また、耳の付け根の部分も、指の腹で円を描くようにマッサージしてあげてください。
当たり前のことですが、耳と頭皮、頭の筋肉はつながっていますので、耳とその周りをマッサージすることにより、頭をほぐして血流を良くすることができるんです。
腕をぐるぐる回す
首の後と肩周りが凝っている時は、腕をぐるぐると回して、血流を良くしましょう。
できることでしたら、腕を回すというよりも、背中の肩甲骨をゴキゴキと回すと良いです。
「肩甲骨をはずす」と言ったりもします。
肩甲骨をはずす意味がわからなければ、ラジオ体操のように、腕や肩をぐるぐる回すのでもOKです。
数分間続けていると、肩コリや背中のハリが和らいでくることでしょう。
オーディオブックを聴く
「いきなり自己啓発の話かな?」と思ったかもしれませんが、違います。
過度に不安になっていて、それが原因で体が痛くなっているということは、その不安を軽減することで、体の痛みを和らげることができます。
ですので、体をケアするのではなく、脳をケアして不安や体の痛みから開放する手段として、オーディオブックを聴くんです。
なぜ、オーディオブックが良いかという話をします。
過度に不安になっている時やパニック障害を起こしている時は、脳の扁桃体(へんとうたい)がフル稼働しすぎてテンパっていることが考えられます。
そんな時、脳に言語情報を入れると、扁桃体が少し落ち着くことがあるんです。
言語情報を入れる方法としては、読書が良いのですが、メンタルが病んでいる時に本なんて読む気に慣れないですし、たとえ本を開いたとしても、内容が頭の中に入ってきません。
そこで、オーディオブックの出番です。
オーディオブックのスイッチさえ入れれば、後は自動的に耳から脳へ言語情報が入ってきます。
これで一時的に、メンタル低下を軽減することができるんです。
遠くをじっと眺める
眼痛のまま外を出た時、いつも以上に周りがぼやけて見えたり、眩しく感じたりしませんか。
それは、パソコンやスマホの見過ぎで、眼の周りの筋肉が凝り固まってしまい、眼痛になっているかもしれません。
そんな時は、遠くを眺めると良いです。
部屋の窓から外を眺めても良いですし、余裕があるのであれば、公園へ行って比較的遠くにある木を眺めたり、海へ行って遠くに見える山や工場の煙突、水平線などを眺めても良いかもしれませんね。
遠くを見て、眼の周りの筋肉をほぐしてあげると、眼痛が和らぐ場合があります。
可能であれば散歩する
もし、体を動かせたり外へ出ることができるのであれば、30分くらい散歩するのがおすすめです。
ウォーキングはリズム運動にもなり、歩いているうちにドーパミンやセロトニンなどのホルモンルが徐々に分泌されるため、気分が上向きになります。
また、体が温まって血流も良くなるので、一石二鳥です。
走ったりする必要はないので、気分転換程度に近所を散歩すると良いでしょう。
まとめ
不安を軽減して体の痛みを和らげる一番良い方法は、やはり運動することです。
それも、できるだけ心臓がバクバクなるくらいの激しい運動が良いです。
でも、気分が落ち込んでいる時は、とてもそんなことはできませんよね。
最もやばいのは、眼痛と首コリです。
この2つが同時発生していると、ポジティブなことを考えられなくなりますし、やる気がでないので体を動かすきにもなれません。
そうなると、どんどんとメンタルが落ち込んでいって、体の痛みは増すばかり。
それを一時的に防ぐ方法として、体を温めたりオーディオブックを聞いたりすることをお伝えしました。
今回は、私の経験に基づいてお話しましたが、うつ状態になっているのであれば、やはり一度病院へ行って診てもらうことをおすすめします。
「いや、病院へはちょっと…」ということであれば、今回お話した方法で、体と心のケアを行ってみてください。
不安から来る眼痛・頭痛・肩コリ・首コリ・背中コリのケア方法 まとめ
- 体中痛くなる
- 思考力・行動力の低下
- とにかく温める
- 耳の周りをほぐす
- 腕をぐるぐる回す
- オーディオブックを聴く
- 遠くをじっと眺める
- 可能であれば散歩する