ブラック企業に当てはまる7つの特徴と自分を守る2つの方法

ブラック企業に当てはまる7つの特徴と自分を守る2つの方法
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これに当てはまるとブラック企業であるという特徴が7つあります。

この根拠となるものが、南フロリダ大学の研究です。

南フロリダ大学では、ストレスと健康について研究しており、その中で、心身の健康が悪化するブラック企業などの職場の特徴について解説しているものがあります。

もし、このブラック企業に見られる7つの特徴に、あなたの職場が当てはまるとしたら、それを乗り越えるためにはどうしたら良いでしょうか。

1つの答えとして転職するということが考えられますよね。

でも、すぐに転職できないという場合がありますし、転職したとしても同じような職場を選んでしまう場合も考えられます。

そこで今回は、ブラック企業に当てはまる7つの特徴と、あなたの職場がそれに当てはある場合の対処法についてお伝えします。

目次

ブラック企業からどんな悪影響を受けるのか

ブラック企業がもたらす悪影響

そもそも、ブラック企業の何が悪いのでしょうか。

それは、メンタルがダメージを受けやすくなり、体の健康が損なわれることです。

身体に直接ダメージが行くというよりも、精神的なストレスが大きくなり、その結果、様々な悪影響が出るというような感じです。

では、どのような悪影響が出るのか…、それは、おおよそ次のとおりです。

  • 大して食べていないのに太りやすくなる
  • 消化器官にダメージが行き、胃腸の状態が悪くなる
  • 片頭痛が起きやすくなり、特に後頭部に痛みを感じる
  • まあまあ寝ているはずなのに目の下にクマができる
  • イライラや不安などの感情がコントロールしづらくなる
  • 脳が覚醒しすぎて不眠症になる

など

ブラック企業の7つの特徴

ブラック企業の7つの特徴

では、ブラック企業に当てはまる特徴には何があるのか、南フロリダ大学の研究を元に、ランキング形式でお話ししていきます。

なお、1つ当てはまるとブラック企業かというと、そういうことではありませんし、全部当てはまらないとブラック企業じゃないかというと、それも違います。

総合的に判断する必要はありますが、心身にストレスを与える影響が高いものがこの7つですよ、というものをお伝えします。

第7位:長時間労働

長時間労働が心身に良くないことは理解できますよね。

でも、まだ7位です。

長時間労働だったとしても、勤務時間のどこかで休憩を取れたり、作業量がさほど多くなかったりすれば、まだ精神的なダメージは少なくて済みます。

第6位:裁量権がない

裁量権がない

裁量権とは、自分で決められるかどうか、ある程度の自由が与えられているかどうかのことです。

日々ノルマをこなさないといけない営業マンや、規則などに縛られて働いている公務員、工場などで検品や袋詰めをする作業員などは、裁量権がないと言えるのではないでしょうか。

自分から積極的に仕事をしているというよりも、「やらされている」という感覚が強くなるとストレスが悪化します。

第5位:役割が曖昧

  • 仕事に何を求められているのか分からない
  • 自分たちの責任範囲が分からない
  • 指示が曖昧で何を目標にやれば良いのか分からない
  • 誰のために仕事をしているのか分からない

など、今の仕事に対する自分の役割が曖昧だと、心理的なストレスが増加します。

第4位:作業負荷が高い

作業負荷というのは、時間当たりの作業量のことを指します。

作業負荷が高いということは、こなさないといけない仕事量が多いということなので、長時間労働とは少し違います。

労働時間は長くなかったとしても、時間当たりの作業量が多いと、精神的なダメージが大きくなるのです。

第3位:ネガティブなコミュニケーション

ネガティブなコミュニケーション

第3位は、職場内の人間関係についてです。

嫌味や毒舌、うわさ話、陰口などが飛び交うような職場に勤めていると、ストレスが悪化するだけでなく、プライベートにまで悪影響を及ぼします。

家族や友人など、プライベートの人間関係まで悪化してしまうのです。

もし、うわさ話や毒舌などを発するような人がいるのであれば、なるべく関わらないようにするべき。

職探しは、仕事内容で判断することも大事ですが、その職場の雰囲気はどうなのかなど、人間関係について調べることも大切です。

第2位:役割の衝突

同時に遂行することが不可能な状態や矛盾な指示を出されたときに、多大なストレスを受けます。

例えば、次のようなことが考えられます。

  • 外回りに行かないといけない時間帯に会議の予定が入っている
  • 授業を休校にしたのに放課後児童クラブはOK
  • 有給休暇を消化しましょうと言うものの、仕事量は減らないので、残業時間や休日出勤が増える

など

このように、一貫していないことや同時に行うのが難しいことがたくさん飛んでくると、消化器官にダメージが行きます。

第1位:仕事の制限が多い

やりたいことや成し遂げたいことがあるのに、現実的にはそれができない状態になると、ストレスが悪化します。

例えば、次のようなことが考えられます。

  • 会社からこれだけの成果を出しなさいと言われているのに、必要な経費も人材もいない
  • タスクをこなすよう言われているものの、どのようにすべきかどこを調べればいいのか誰も教えてくれない
  • 規則や規律などのルールを決めすぎて効率よく仕事をすることができない
  • 集中しないと書類の作成ができないのに、電話対応をしたり声を賭けられたりする
  • クライアントへ直接出向きたいのに、勤務時間中は外出が禁止されている

など

やるべきタスクがあるのに、それを達成するために必要な作業を邪魔されている状態が、ブラック企業の特徴の第1位にランクインとなりました。

ストレスを乗り越えるための2つの方法

ストレスを乗り越えるための2つの方法

このブラック企業の7つの特徴を見て、もしあなたにも思い当たる節があるのであれば、冒頭でもお伝えしたとおり転職や独立を考えた方が良いです。

でも、それは誰にでもできるわけではありませんよね。

なので、今の職場に勤めつつ、その職場から受けるストレスを軽減する方法をお伝えします。

誰の役に立っているのかを考える

苦しくなった時には、他人の役に立っているという感覚を持つことが大事です。

人の役に立っているという感覚が、仕事にやりがいを与えてくれます。

実際に人の役に立っているのかどうかを、アンケートや数字などで分析できると良いのですが、それができなくてもOK。

実際に役に立っているかどうかわからなくても、「この仕事をすることで世の中を少し変えることができるんだ。」と思い込むことが大切なのです。

アリアクラム式ストレス利用法を実践する

アリアクラム博士は、健康とパフォーマンスを向上させるためのストレスとの付き合い方などを研究しているスタンフォード大学の心理学者です。

アリアクラム式ストレス利用法については、以前、アリアクラム式ストレス利用法!メンタルを強化する4ステップで解説していますので、詳しくはそちらをご覧ください。

ここでは、簡単にお話しておきます。

  • Step1:ストレスを感じていることを認める
  • Step2:ストレスを感じた時に、体のどの部分に変化が現れるのかを考える
  • Step3:自分の何が脅かされているのか、守るべきものは何なのかを考える
  • Step4:守るためにどのような行動を取るべきか考える

まとめ

ブラック企業の特徴をお伝えしましたが、あなたの感覚だけでブラック企業とは判断できないということがご理解いただけましたよね。

色々な要因から多大なストレスを感じる職場が、ブラック企業なのです。

特に、第3位の人間関係は、とても重要のように思います。

多少仕事内容が難しかったとしても、気の合う仲間たちがいれば、楽しくタスクをこなすことができるからです。

あと、この特徴は結構、公務員の仕事に当てはまるのではないでしょうか。

公務員の仕事は、やってもらって当たり前になっていることが多くて感謝されることがあまりないので、「人の役に立っている」という感覚を生み出すことが難しいんですよ。

しかも、規則などで仕事を縛っているので、自由が利かなくて息苦しさを感じます。

これは、公務員だけでなく、電力会社やガス会社、第三セクターなどに勤めている人たちにも、共通していることのように思います。

企業に勤めている方はどうでしょうか。

作業量が多くて裁量権がなく、相談できる仲間もいないような職場は、ブラック企業に当てはまるかもしれませんよね。

もし、職場からのストレスがかなり大きいなと感じているのであれば、ストレスを乗り越えるための2つの方法を試してみてください。

ストレスそのものが悪いということではなく、感じているストレスをどう活用するのかを考えることが大切なのです。

ブラック企業に当てはまる7つの特徴と自分を守る2つの方法

ブラック企業からどんな悪影響を受けるのか

  • メンタルが悪化する
  • 体の健康に害を及ぼす

ブラック企業の7つの特徴

  • 第7位:長時間労働
  • 第6位:裁量権がない
  • 第5位:役割が曖昧
  • 第4位:作業負荷が高い
  • 第3位:ネガティブなコミュニケーション
  • 第2位:役割の衝突
  • 第1位:仕事の制限が多い

ストレスを乗り越えるための2つの方法

  • 誰の役に立っているのかを考える
  • アリアクラム式ストレス利用法を実践する

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