【嘘を見抜く力】知らないとまんまと騙される7つの欺き

【嘘を見抜く力】知らないとまんまと騙される7つの欺き
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相手の嘘を見抜くことはとても大変です。

心理学者などのプロでさえ、100%見破ることは不可能だと言われています。

ただ、ある方法を使うと、高確率で嘘だと気づくことができたり、怪しいからやめておこうと危険を回避することができます。

全ての嘘を見抜くようになれるのではなく、またそうなる必要もないのですが、普段の生活において、これは嘘かもしれないから信じない方がいいかななどということを、警戒できるレベルになるのです。

そのようになるために、人が嘘をつく時に無意識にしてしまう言動と、嘘を見抜くための会話法についてお伝えします。

目次

嘘を見抜く確率はどれくらい?

嘘を見抜く確率

コインを投げるのと同じ

とある研究によると、私たち一般人が相手の嘘を見破る確率は54%だそうです。

会話の内容に、半分が本当のことで半分が嘘をつくということをし、このことに対して何が本当で何が嘘なのかを答えてもらうという実験をしたところ、54%の確率で当たったということです。

つまり、50%の確率で相手が嘘をつき、それを54%の確率で当てたということは、ほとんど勘のようなもの。

コイン投げで決めていることとあまり変わらない結果となりました。

嘘を見破るのが上手い職業

54%というのは、私たちのように訓練を受けていない一般人の結果です。

嘘を見破ることが得意な人たちもいます。

そのような人たちは、どのような職業をしているのかというと、まず嘘の研究などをしている心理学者です。

この人たちは、70%くらいの確率で嘘を見抜くと言われています。

他には、黒服を着て重鎮を護衛するSP(シークレットサービス)の人達で80%くらいの確率で嘘を見抜いたり怪しい奴がいると判断したりするそうです。

意外だったのが、検察官や警察官。

この人たちは、私たちとさほど変わらず、嘘を見破る能力に長けているわけではないようです。

取り調べでの尋問はあまり意味がないということですよね。

訓練を受ければもっと楽に犯人を見極めることができるのにとも思いますが、心理的ではなく証拠取りがメインで事件を解決しようとするからなのでしょう。

嘘をつく時に取る言動

嘘をつく時に取る行動

外見はあまり役に立たない

嘘かどうかを判断する指標として、外見で判断することがよく本に書かれていたりしますよね。

例えば、嘘をついている時は顔を触る回数が増えたり、視線を逸らしたり、そわそわして落ち着きがなかったり…。

でもそれだけで嘘をついているかどうかを判断することは難しく、実は話の内容や声のトーンなどから判断した方が、嘘を見抜く確率が上がるのではないかと、アリゾナ大学の研究で分かっています。

アリゾナ大学の研究の概要

CEOの決算のスピーチを数千件集め、その話されている内容と実際の業績を照らし合わせ、嘘や演出、誇張がどれくらいあるのかを調べた。

その結果、人は嘘をつく時に説得行動逃避(回避)行動を取ることが分かった。

説得行動を取るようになる

説得行動とは、相手に自分の事を理解してもらいたい時にやってしまう行動のことです。

そのポイントは4つあります。

  1. いつもより話が長くなる
    言い訳っぽくなります。
  2. いつもより細かい内容を話すようになる
    本来なら一言で済むような内容でも、嘘だとバレたくないために、様々な情報を補足するようになります。
  3. 「実は」、「正直に言うと」、「驚くかもしれないけど」というように前置きが増える
    前置きを増やすことによって、自分を落ち着かせたり、その間に嘘のストーリーを考えたりしようとします。
  4. 楽しい、面白かった、興奮したなど、ポジティブな単語が増える
    テンションや勢いで乗り切ろうとします。

逃避行動を取るようになる

逃避(回避)行動とは、責任から逃れたい時に取ってしまう行動のことです。

そのポイントは3つあります。

  1. 「こうだったと思う」、「そうかもしれない」など、曖昧な言葉が増える
    嘘をついているという責任から逃れたくなると、曖昧な言葉が増えます。特に普段、断言する会話をすることが多い人は、嘘をつく時に曖昧な言葉が増えます。
  2. 一人称(私、俺、自分)が少なくなり、他人目線で話すようになる
    作り話や嘘を話す時は、客観視して自分とは切り離して会話するようになります。
  3. 「あいつは」、「あの会社は」などと嘘をつく対象と距離を取ろうとする
    自分と関わっている対象と自分との距離が近いと都合が悪くなるので、自分は関係ないという感じでなるべく引き離そうとします。

嘘を見破る会話法

嘘を見破る会話法

100%真っ赤な嘘は難しい

私たち人間は、基本的に嘘をつくのが苦手な生き物です。

お世辞やごまかしが得意ではなく、できればズバズバとあるいは毒舌でストレートに話したいと思うハズ。

そのため、ほとんどの人は、本当の話を混ぜながら作話しようとします。

つまり、相手の話を聞く時は、何が本当で何がなのかを考えながら聞くことが重要ということですよね。

全体の話の中で、どこが嘘をつきやすいのか、嘘をつく必要があるのか、自分が嘘をつくとしたらどの部分かを考えながら聞くことがポイントです。

ただし、問い詰めることは止めた方が良いです。

あなたに対する信頼性が下がってしまいますし、全てのことに対して疑ってかかると精神的に疲れてしまうからです。

ハナから嘘を疑うのではなく、どの部分が本当で嘘はどこかを考えながら相手の話を聞き入れることが大切です。

嘘を引き出す方法

相手が嘘をついているかのかを判断するためには、私たちは嘘をつくのが苦手な動物ということを逆手に取ります。

嘘をつくと、基本的に説得行動と逃避行動の両方の心理が働きます。

相手に分かってもらいたいけど目の前の嘘から逃げたいと思うことによって、時系列に沿ってストーリーを語りだす場合があるのです。

もし、ストーリーを語りだしたら、あえて質問しながら話を聞いて嘘を引き出すという方法もあります。

  • 「それでどうなったの?」などと、なるべく相手の話を長く聞こうとする
  • 話を聞く時は、相手の話(特に時系列)を覚えながら聞く
  • 一通り話が終わると相手はリラックスモードに入って作話を忘れるので、そのタイミングで過去に遡って時系列を逆順に質問する
  • 作り上げた話の部分は矛盾が出てくるので、それは嘘かなと判断する

質問攻めにしたり尋問したり問い詰めたりすることがないよう、あくまでも相手の話を確認するために質問をするよう心がけましょう。

まとめ

普段の生活の中で相手の嘘を見抜くために、仕草などの外見ではなく話の内容から判断しましょうということが今回のお話しでした。

私たちのほとんどは、基本的に嘘をつくのが苦手で、本当のことと嘘を混ぜながら作話しようとします。

特に、自分にとって都合の悪いことは、何とかして言い訳しようとするんですよね。

私も結構やります、言い訳を。

それで、嘘をつく時には、説得行動と逃避行動を取ろうとして話が長くなるので、その話が本当なのか嘘なのか見破るためには、まずは話を聞くことが大切です。

そして、なるべく情報を引き出して、最後に復習ということで時系列の逆順で話の確認をしていきます。

尋問したり問い詰めたりすると、あなたが嫌味な奴だと思われてしまうので注意しましょう。

相手に罪を被せるためではなく、あなたが自分の身を守るため、危険を回避するための一つの指標として参考にしてください。

【嘘を見抜く力】知らないとまんまと騙される7つの欺き まとめ

嘘を見抜く確率

  • コイン投げと同じ確率
  • SPや心理学者は嘘を見抜く確率が70~80%
  • 以外にも検察官や警察官は一般人と変わらない

嘘をつく時に取る言動

  • 外見はあまり役に立たない
  • 説得行動と逃避(回避)行動を取るようになる

嘘を見破る会話法

  • 私たちのほとんどは、真っ赤な嘘をつくのが苦手
  • 本当のことと嘘を混ぜながら作話する
  • 時系列の逆順に質問して嘘かどうか判断する
  • 尋問したり問い詰めたりしてはいけない

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