急増する国の基金、15%が「休眠」 使われないのに管理費5億円超
朝日新聞によると…
経済対策の補助金などとして使われる国の基金が急増している問題で、休眠状態となっている事業が29あり、全体の15%を占めることがわかった。
2022年度末時点で、29事業の残高は1・4兆円にのぼる。
役割を終えたにもかかわらず、人件費や事務費といった基金を管理するための費用への支出は続いている。
13府省庁が所管する基金事業190の公表資料を、朝日新聞が分析した。
22年度に事業そのものへの支出がゼロだったのが29事業あった一方で、基金を運営するための人件費や運営費などを合わせた管理費には計5億8千万円を投じていた。
所管省庁別にみると、経済産業省が17と6割近くを占めており、農林水産省と文部科学省が四つずつで続いた。当初見込んだ需要がなかったことなどが背景にある。
https://www.asahi.com/articles/ASRBX4RSXRBNULFA030.html?ref=tw_asahi
2022年度に事業費がゼロだった主な基金
補助金とは何か?
補助金(ほじょきん、英: subsidy)とは、政府が私企業や個人などの民間部門に対して行う一方的な貨幣の給付。
中央政府(「国」)または地方政府(地方公共団体)が、行政上の目的・効果を達成するために、公共団体・経済団体・企業・私人(個人)などに対して、なんら反対給付を受けることなく一方的に支出する現金給付。
なお、経済学上はより広義に補助政策全体(特別減税や公共事業・公共サービスなどを含む)を指すこともあるが、一般には一方的な貨幣の給付のみを補助金という。
日本では、法令または予算関連文書で補助金という名称そのものになっているもの以外にも、広義には「補給金」「助成金」「奨励金」「給付金」「交付金」「負担金」「委託金」などという名称になっているものも含まれ、狭義には国庫支出金を指している。
Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%9C%E5%8A%A9%E9%87%91)
みんなの反応(一部抜粋)
- 基金は災害などの緊急性の高い支出に対応する為に限るべきなのではないか。 単年度制では成果が出ない案件もあるのだろうけれども、1年休眠状態、運用益も無いのであれば国庫に戻すのは当然と思える。
- 税金の使い方を見直す時代がやっと来たかな? どれ程、無駄を垂れ流し、国民に還元してこなかったか、表面に出すのは良い事だと思う。
- 税金の無駄遣い もっとあるんでしょうね。 無駄を省いて、税金とるのを控えてほしい!
- 税金を徴収して、補助金で還元する。 この仕組み自体が官僚の天下りと、謎の関連団体の量産化に貢献してきていたと思われる。
- 確か色んな基金積み上げると16兆円あるって報道だったよね。 1.2億人に等しく税金返却して13万円/一人当たりになる。 くだらない減税議論してないで素直に返却するべき。
- 有益な情報だと思います。 自ら気付いて調べたり中々しにくい事は発信してもらえるとありがたい。
- 管理費という名の元に 天下りした役人の人件費となって役人のポケットに消えていきます 管理事業所を転々と天下りしながら 退職金を稼ぐ仕組みを渡りといいます
- このような基金というものは、その管理団体の設立が目的であり、それは人事ポストの創設、基金使途の利権誘導こそが目的であるから、その設立の必要性が始めから存在しない。