星占いが当てにならない理由。吉凶で判断するのは危険かも

星占いが当てにならない理由、吉凶で判断するのは危険かも
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テレビや雑誌などの星占いって、本当に信じて良いんだろうか…。

そう疑問に思ったことはありませんか。

星占いとは、牡羊座から魚座までの12星座の運勢を吉凶で判断して、順位をつける占いです。

そんな星占いは、一体何を根拠にしているのかを、今回お話していきます。

結論から言うと、星占いには一定の根拠があります。

ただ、それだけでは足りていないので、星占いの結果全てを信じるのはどうだろうか、というもの。

もちろん、星占いを完全否定するつもりもなく、占い師の方を批判するものでもありません。

星占いは、星占いなりの楽しみ方があります。

それはどのようなものなのか、早速見ていきましょう!

目次

テレビや雑誌などの星占いとは?

テレビや雑誌の星占いとは?

たいていは占星術が中心

「占星術」と聞くと、「なんだ、やっぱり星占いじゃん。」と思うかもしれませんが、それはちょっと違います。

占星術は、Astrologyと書きますが、「Astro=星の」、「logy=学(科学)」なので、天文学のことを指します。

細かく言うと、天文学はAstronomyと書き、星そのものを観る学問で、占星術は星の動きからその人の欲求や時期予測などを分析する学問です。

占星術について、今回は深堀りしませんが、テレビや雑誌などの星占いは、占星術の知識を活用しています。

太陽星座しか見ていない

ひとえに占星術と言っても、西洋占星術東洋占星術、そしてそこから派生したモダン占星術や古典占星術、心理占星術、六星占術、四柱推命など、その流派は100以上にも上ります。

内容は、吉凶を占うものや、運勢を鑑定するもの、適職判断、自己分析、宗教、戦争・戦略などに使用するものまで、多岐にわたります。

そのように、占星術は学問だけあって、かなり複雑です。

占星術で私たちのパターン(性格や欲求など)をざっくり計算しただけでも、600億パターン以上もあるんです。

600パターンではないですよ、600億パターン以上です。

一方、星占いは、12パターンしか示されていませんよね。

これは、その時の太陽星座の性質を示しているからです。

吉凶で判断するのは危険な理由

吉凶で判断するのは危険な理由

人によって星回りが違う

実は私たちは、太陽星座だけでなく、月星座や水星星座など、太陽系の10天体と12星座を持っています。

その組み合わせだけでも、12の10乗で600億パターン以上。

それに加え、ハウスやアスペクトなどを加えると、途方もない数字になります。

約2万6千年に1人、あなたと同じ人が現れる計算になるそうです。

(ハウスやアスペクトなど、専門用語が出てきましたが、ここでは占星術について深堀りしませんので、ひとまずものすごい数のパターンがあるんだと思っていただくだけでOKです。)

ちなみに、各月の19日〜24日で太陽星座が変わります。

  • 2月19日〜3月20日:太陽星座は魚座
  • 3月21日〜4月20日:太陽星座は牡羊座

気をつけないといけないのは、その年によって、日にちや時間が前後し、太陽星座が変わる場合があることです。

例えば3月20日に生まれた人で、魚座だと思っていたけど、鑑定した結果、牡羊座だったということもあり得るんです。

ラッキーアイテムや場所は根拠なし⁉

ラッキーアイテムや運気が上がる場所って何を根拠にしているんでしょうか。

私はよく知りませんが、少し考えてみると、月星座の欲求を満たすためのアイテムじゃないかなぁと思います。

太陽星座は、エネルギーそのもので、人生の目的を指したりもします。

すると、その目的を達成するための手助けとなるアイテムや場所と考えることもできますよね。

一方で、月星座は、「〜したい」という欲求を示します。

衝動的に動いたり、感情が揺さぶられたりするのは、月星座が原因の場合が多いんです。

また、月星座は、あなたがリラックスできる場所を示したりもします。

もしかすると、星占いでのラッキーアイテムや運気が上がる場所などは、太陽星座ではなく、月星座の欲求を満たすためのものなのかもしれません。

吉であっても良くないことは起きる⁉

星占いでの吉は、物事がスムーズに行きやすいということを示していることがほとんどです。

ただ、基本的に、星座や天体は、私たちが動かない限り何もしません。

吉だからといって何もせずに、棚ぼた的なことが起こるのを期待していると、かえって良くないことが起きてしまう場合もあります。

例えば、吉星の代表的なものに、拡大・発展・許しなどを示す木星が挙げられます。

しかし、持病が悪化した、付き合いたくない人との輪が広がったなど、起きてほしくないことまで拡大・発展してしまう可能性があるので、注意しましょう。

一方で凶は、良くない出来事が起こりやすいと考えてしまいがちですが、それもちょっと違います。

例えば、凶星の代表的なものに、試練・困難などを示す土星が挙げられます。

確かに、そのせいで一時的に苦しい時があるかもしれません。

でも、それを乗り越えた時、一皮むけた自分に成長することができるので、凶だからといって落ち込む必要はないんです。

むしろ、乗り越えたら成長できる凶の方が、達成感や満足を得られることもあるので、ラッキーかも知れませんね。

星占いの楽しみ方

星占いの楽しみ方

運勢が1位だったり、とても運気が良いと出た場合は、モチベーションがアップしますよね。

ラッキーと思って、その日はいつもよりワクワクしながら過ごすことができるのではないでしょうか。

逆に運勢が悪かった場合は、「試練を乗り越えてやるぞ!」というような感じで臨んでみてください。

きっと何かしらの成果を得られたり、あなた自身の成長につながったりすることでしょう。

ラッキーアイテムは、お守り代わりにしてみてはいかがでしょうか。

アイテム自体が何か手助けしてくれるとは考えにくいですが、心の支えにはなってくれるかもしれません。

リラックス空間は、月星座を示していることが多く、アイディアが閃く場所などは天王星星座や冥王星星座を示している場合があるので、もしかすると、星占いで示されているラッキーな場所は、ずれているかもしれませんね。

なので、今の目標や目的を達成するためのヒントを得られる場所と考えると良いでしょう。

雑誌やテレビなどの星占いを、本気で信じている人はほとんどいないと思いますが、全く無視するのももったいないことです。

星占いは、娯楽の一つと考えると、楽しみが広がるのではないでしょうか。

まとめ

星占いは、たいていの場合、占星術が参照されていますが、一言で占星術と言っても、その流派は100以上にも登ります。

なので、「朝のニュース番組の星占いと、Aの雑誌とBの雑誌とで、言っていることが違うけど…?」となることも当然あります。

また、本来は、600億以上のパターンがあるものを、12の太陽星座に限って占っているので、当てはまることと当てはまらないことの両方が出てきてしまうものです。

星占いは、娯楽の一つと捉え、吉と出ればモチベーションアップに、凶と出れば成長できるかもしれないからラッキーなどと考えて過ごすと良いでしょう。

星占いが当てにならない理由。吉凶で判断するのは危険かも まとめ

テレビや雑誌などの星占いとは?

  • たいていは占星術が中心
  • 占星術の流派は100以上ある
  • 太陽星座の12パターンしか見ていない
  • 本当は600億パターン以上ある

吉凶で判断するのは危険な理由

  • 人によって星回りが違う
  • ラッキーアイテムや場所は月星座の可能性がある
  • 吉であっても良くないことが起きることがある
  • 凶であっても成長できて良い日になることがある

星占いの楽しみ方

  • 娯楽の一つと考えると楽しみが広がる
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