「何で私はこんなにダメなんだろう」と、自分に対してイライラすることってありますよね。
イライラする感情は病気というほどのものではありません。
1回イラっと来ただけではそんなに長続きすることはないのですが、それを自分や相手にぶつけてしまうと、連鎖してイライラが強くなってしまいます。
そして、自分の中でイライラを持ったままにしておくのも、感情面だけでなく、精神面や肉体面のバランスが崩れて危険なため、どこかで吐き出して解消しなければなりません。
自分がイライラしている時にイライラを解消する方法は、実はたった2つです。
それを具体的に実践する方法は100を超えるほど色々とありますが、基本的にイライラを収めるために知っておくべきことは2つでOKなのです。
そこで今回は、自分にイライラする原因を知って、それを解消する方法についてお伝えします。
自分にイライラする原因
超悲観的になっている
時には、物事をネガティブに考えることは、危険や失敗を回避するために重要なことですが、その度が過ぎてしまうと、何をやっても上手くいっていないように感じてしまいます。
それに、悲観的になりすぎると、何かをしようとしても怖くてできなくなってしまい、何もやらない自分に対してイライラが募ってしまう場合があるのです。
他人と比較して劣等感を感じやすい
劣等感を感じることは仕方のないことではありますが、あなたの良い面を無視してしまっているので、良くないことですよね。
自分に足りないものがあると感じてイライラすることはよくあることですが、劣等感からはイライラだけでなく、焦燥感や喪失感まで連鎖して発生してしまいます。
劣等感に長く浸ることは避けたいところです。
固定観念が強い
固定観念とは簡単に言うと、あなただけの常識であり、他の人には通用しないものです。
人それぞれ考え方や価値観が違うため、人と接するときには摩擦が生じます。
固定観念を強く持っていると、思う通りにならないと感じることが多くなり、摩擦が生じた時に、「なんで上手くいかないんだろう。」と自分や相手に対してイライラしてしまうのです。
睡眠不足などで疲れている
体の不調から、自分へのイライラが発生することもあります。
特に睡眠不足の場合は、脳がしっかりと休まらず、感情を司る扁桃体がオーバーヒートしてしまって、イライラしたり落ち込んだり悲しくなったりすることがあるのです。
食事が偏っていて栄養不足
ファーストフードやコンビニ弁当ばかり食べているなど、栄養が偏っているとイライラしてしまう原因になります。
「気疲れする原因は腸にあるかも⁉あなたを癒やす食事法」でお話ししている食材を積極的に取るよう心がけると、自分へのイライラを解消することができるでしょう。
ストレスが発生する環境にいる
あなたの住んでいる地域やご自宅の中の環境が悪いと、ストレスが発生しやすくなってイライラすることが多くなります。
例えば、騒音がひどい、工場だらけで大気が良くない、川の水がヘドロのにおいがするなど、自分があまり意識していないことが原因でイライラすることもあるのです。
また、ご自宅は定期的に掃除していますでしょうか。
ゴミが散乱していたり、床に誇りが積もっていたり、水回りに赤カビが生えていたりするなどの生活環境が良くないと、イライラが発生してしまうので注意しましょう。
イライラを解消する方法はたった2つ
自分のイライラを解消するための2つの方法とは、「意識を別のものに向ける」ことと「外から自分を見る(客観視する)」ことです。
もちろん、何もせずに意識をそらしたり客観視したりすることはできませんので、自分のイライラを無くすためのアクションを取る必要があります。
そのアクションは何百通りとありますが、それらに共通することは、「意識を別のものに向ける」ことと「自分を客観視する」ことですので、この2つを念頭に置いて、アクションを取るようにしましょう。
イライラを解消する具体的なアクションとは
自分のイライラを解消するアクションは様々ありますが、その中でも比較的簡単でかつ効果があるものについて、お伝えしますので、あなたに実践できそうなものを、ぜひ試してみてください。
5本の指でおでこをタッピングする
目を閉じて、利き手とは逆の5本の指を軽く丸め、おでこを優しくトントントンとタッピングします。
1秒に1回くらいのタッピングを行いながら、おでこと指の感覚に集中します。
そうすると、自分の中のイライラから意識をそらすことができるのです。
激しい音楽を聴く
「えっ、川の音などのリラックスできる音楽じゃないんですか。」と思うかもしれませんが、イライラしている時は、自分のイライラを代弁している音楽を聴くと良いのです。
これは、オーストラリアのクイーンズランド大学の研究で分かったことですが、怒りを感じている時も、悲しみを感じている時も、その心情を代弁している音楽を聴くと心を静めることができます。
たいていイライラしている時は、自分の感情が激しく揺さぶられている時ですので、激しい曲でかつ、感情や心情をテーマにしている曲を聴くと、自分を客観視してイライラを撃退できるでしょう。
純文学をゆっくり読む
純文学とは、「吾輩は猫である」や「注文の多い料理店」など、芸術性に重きを置いた小説のことです。
イギリスのサセックス大学の研究では、読書をする人は、読書しない人に比べると68%ものストレスが軽減されるという結果を発表しています。
純文学がお勧めなのは、登場人物の心情の変化などが描かれており、感情移入しやすいため、いつの間にか自分のイライラが消え去る効果があるからです。
しかも速読して一瞬で読み終わるのではなく、30分以上かけてゆっくり読むとより効果的でしょう。
イライラの原因を紙に書き出す
なぜ自分はイライラしているのか、イライラの原因を紙に書き出すと自分を客観視出来て、しかも意外とスッキリします。
「自分は今こう思っている。」という感情を書き出しながら、なぜそのような感情に至ったのか、考えられる原因を紙に書き出します。
原因が分からずに何もしないとイライラが長引いてしまいますが、紙に書き出す作業を行うことによって、「自分はこんなことでイライラしていたんだ。」と気づきを得て、気持ちを落ち着かせることができるのです。
深呼吸して呼吸に着目する
「マインドフルネス」や「瞑想」とも言われますが、そのような大そうなものでなくても、ゆっくり呼吸することを5分程度行うことにより、自分の中のイライラを消し去ることができます。
そして呼吸するときに大事なことは、吸う時と吐く時の数を数えることです。
吸う時に5秒くらいかけて「1,2,3…」と心の中で数え、吐く時は10秒くらいかけて「1,2,3…」と数えると、意識をそらすことができ、しかも呼吸によって交感神経を落ち着かせることができます。
まとめ:八つ当たりするとイライラが激しくなる
自分がイライラしている時って、人でも物でも何でも八つ当たりしたくなりますよね。
人や物に当たると連鎖反応で人にイライラが移ったり、自分のイライラが膨れ上がったりするので、イライラしている時の発言や態度には注意したいもの。
しかし、だからといってイライラを抑え込んでしまうと、さらに悪化したり長引いたりして良くないので、吐き出す必要があります。
吐き出すために一番良い方法は、イライラの原因を紙に書き出すことなのです。
それがやりにくい状況であれば、呼吸の秒数に着目したり、おでこをタッピングしたりすると良いんでしたよね。
とにかくイライラしたときは、「意識を別のものに向ける」か「自分を客観視する」と良いのです。
自分のイライラが原因で、さらに状況が悪化しないためにも一度立ち止まって、意識を反らすか、客観視するアクションを取ってみてはいかがでしょうか。
自分にイライラするのは病気?!運命を変える2つの解消法 まとめ
- 超悲観的になっている
- 他人と比較して劣等感を感じやすい
- 固定観念が強い
- 睡眠不足などで疲れている
- 食事が偏っていて栄養不足
- ストレスが発生する環境にいる
- 「意識を別のものに向ける」ことと「自分を客観視する」こと
- 5本の指でおでこをタッピングする
- 激しい音楽を聴く
- 純文学をゆっくり読む
- イライラの原因を紙に書き出す
- 深呼吸して呼吸に着目する
コメント・口コミ