気疲れとは、人や仕事などに気を遣うことにより、肉体面ではなく、メンタル面にストレスを感じて疲れが生じることをいいます。
特に、大勢の人たちとの会話や、仕事の会議で気を張ったり、飲み会やパーティで騒がしいところに居たりなど、人と会うことによって気疲れすることは、よくあることです。
少し時間が経てば、また元通りになって元気を取り戻すことができるのですが、一人になる時間がほとんどなく、毎日色々な人たちと接してばかりいると、疲労困ぱいになってしまいますよね。
気疲れを軽減するためには、まず何が原因で疲れてしまうのかを知る必要があります。
そして原因を知ったら、今度は対処していくのですが、全ての原因に対処しようとすると、逆に疲れる原因にもなってしまいかねません。
気疲れを癒すためには、食事、運動、睡眠の3つについてアプローチすると良いと言われていますが、それら全てを行うことは大変ですので、今回は気疲れの原因と、メンタルを強くして気疲れを和らげる食事に絞ってお伝えします。
気疲れする原因
人の気持ちを考え過ぎてしまう
あなたが優しいからということなのですが、人の仕草や表情、声質などに敏感になってしまい、相手のことを考えてしまうことが、気疲れの原因になってしまいます。
これは、内向的な人に見られる特徴ですが、外向的な人のように相手の気持ちを考えずにズケズケと何でも話すことができず、相手の気持ちを考え過ぎてしまって疲れてしまうのです。
時には、自分の意見を主張することも大切でしょう。
誰とでも仲良くしようとする
八方美人になっているということなのですが、人に嫌われまいと全ての人に気を遣いながら接してしまうと、とんでもなく気疲れすることになります。
特に、あなたに合わないタイプの人や、自分の手柄のために相手をこき使うなどの自己中心的な人とも平等に接しようとすると、あなた自身の印象も悪くなっていってしまいますよ。
全ての人たちと仲良くできる人はいませんので、誰と仲良くしたいのか、そして誰と距離を置きたいのかを、遠慮せずに切り分けて考えるべきなのです。
完璧主義な傾向にある
なるべくミスしないよう、物事を何でも上手く進めようと、細かいところにまで計画や準備に時間を使い過ぎてしまい、気疲れすることがあります。
ある程度の準備はもちろん必要ですが、一度スタートを切り、改善しながら進めていくことも大事なのです。
責任感が強い
自分がやらなければならないと、責任感を持って仕事に取り組むことは大事ですが、全て自分でやろうとすると、気疲れの原因になってしまいます。
色々な問題や解決法に気が付くことは素晴らしいことなのですが、それらを全て自分でやろうとせずに、時には人に任せることも大切でしょう。
心配性で不安になる
心配になるのは、先のことを見通せる力があるからなのですが、先のことを考え過ぎてしまうと、「これをやるべきでは?あれもやっておかないと」と、不安が増えていって気疲れしてしまいます。
もし不安を抱えている状態であれば、何に対して不安に思っているのかを一度紙に書き出し、それらを解消するために今何をすべきかを、一つずつ慌てずにこなしていけば、気疲れも軽減されることでしょう。
マルチタスクになっている
色々なことを同時に行うことをマルチタスクといいますが、それをやろうとすると脳のキャパシティがオーバーして、混乱してしまいます。
いわゆる、「テンパった」状態になっているということです。
この状態を放っておくとバーンアウトしてしまい、気疲れを通り越してやる気がなくなってしまうことにもなりかねませんので、色々なこと同時に行うことは避け、効率よく一つずつ整理しながらこなしていくことが効果的なのです。
気疲れを和らげる食事
未加工な食事が良い
加工されていない魚、野菜、果物、チキンなどは、メンタルに良いと言われています。
そしてそれらを代表する料理とは、「地中海料理」と「日本料理(和食)」なのです。
これらの料理には、加工食品が少なくて食材の原型をとどめたものが多く、乳製品や赤身肉は少ないのが特徴です。
特に、食習慣に地中海料理を取り入れると、循環器系の死亡リスクやがんの発症リスクが数%下がるとまで言われていますよ。
一方、ハムやソーセージ、ポテチ、パンなどの加工食品は、体を酸化させ、メンタルも低下させてしまうため、避けた方が良いです。
毎回の食事を、地中海料理や和食にこだわる必要はありませんが、なるべく加工されていない、魚、野菜、果物、チキンを取り入れましょう。
発酵食品を取り入れる
納豆やキムチ、漬物などの発酵食品を食べると、腸内環境が整ってメンタルが良好になります。
気疲れしている時は、腸内環境も乱れていてホルモンのバランスが崩れている可能性があるため、発酵食品を食べて体調を整えることも重要ですよ。
気疲れを和らげる食材たち
野菜や果物を食べると気分の改善につながりますが、種類が多すぎて何をどれだけ食べれば良いかわかりませんよね。
そこで、これらのうちどれか1種類は1日に1回は食べておくべき、というものについて、お伝えします。
野菜・きのこ
にんじん、ほうれん草、レタス、きゅうり、トマト、セロリ、キャベツ、赤玉ねぎ、マッシュルーム
果物(目安:1日に100g(リンゴ1個分)程度)
バナナ、リンゴ、オレンジ、レモン、ベリー類(ブルーベリーなど)、キウイフルーツ
冷凍保存OKな食材
かぼちゃ、ミックスベジタブル、じゃがいも、さつまいも、ブロッコリー、ナス
野菜や果物は、なるべく火を通さずに生で食べた方が、メンタルが良好になるそうですが、無理して生で食べる必要はもちろんありません。
しかしできれば、スロージューサーなどを使って、搾りたてのジュースを飲むのが一番良いでしょう。
特に、にんじんとリンゴのジュースは、抗酸化作用で体の中がキレイになり、髪の毛もフワフワになるなど、メンタル面だけでなく肉体面も良くなるので、オススメですよ。
まとめ
どうやら気疲れしている時は、ホルモンのバランスが崩れていることが多いようです。
ホルモンは、その名の通り「腸」で作られるものなのですが、気疲れしていると、腸がダメージを受けてホルモンバランスが乱れている場合が多いのです。
そのため、キムチなどの発酵食品を食べて、腸内環境を良くしてあげることが、大切でしたよね。
私も、キムチや納豆はよく食べます。
また、食生活に地中海料理や和食を取り入れて、メンタルを強くすることも大事なことです。
素敵な地中海料理や和食をつくる必要はもちろんありませんが、未加工な魚、野菜、果物、チキンなどを意識して食べたいところですよね。
一方、ついつい手を出してしまいがちな、ハムやソーセージ、ポテチ、パンなどの加工食品は、体を酸化させ、メンタルも低下させてしまうため、避けましょう。
本当は、食事だけでなく、適度な運動、良質な睡眠をとることも大切なのですが、一度にやることは難しいので、気疲れ軽減のために、まずは食生活だけでも見直してみてはいかがでしょうか。
気疲れする原因は腸にあるかも?!あなたを癒す食事法 まとめ
- 人の気持ちを考え過ぎてしまう
- 誰とでも仲良くしようとする
- 完璧主義な傾向にある
- 責任感が強い
- 心配性で不安になる
- マルチタスクになっている
- 未加工な食事が良い
- 発酵食品を取り入れる
- 葉物野菜や根菜類が良い
- 1日に100g(リンゴ1個分)程度の果物を食べる
- 根菜類は冷凍保存してもOK
コメント・口コミ