しがらみしかない人間関係に苦痛を感じることはありませんか。
もし、今の人間関係に満足ができないのであれば、いっそのこと断捨離をして新しい人との付き合いを開拓するべきです。
ただ、自分にメリットがある人間関係を見抜くことは難しいですよね。
そもそも、相手に利益を求めてしまうと、それこそ人間関係が上手くいかなくなってしまいます。
それであれば、減らすべき付き合いは何かを考えてみてはいかがでしょうか。
しがらみのない人間関係を築くことができれば、ストレスは激減し、人生に満足感を得られることでしょう。
そこで今回は、人間関係を断捨離する上で覚えておくべきことについてお伝えします。
断捨離の本来の目的とは?
人間関係だけでなく、物を断捨離する時もそうですが、何でもかんでも切り捨てれば良いというものではありません。
断捨離の目的は、人生の可能性を増やすこと。
断捨離をして、自由な時間が増えて、色々なことに挑戦できるようになれるかどうかが基準となります。
断捨離し過ぎて逆に不便になってしまっては、意味がありません。
断捨離をする前に、それをすることによって人生の可能性が増えるかどうかを考えることが大切なのです。
断捨離すべき人間関係の研究
どのような時に対人関係の満足度が下がるのかを調べた研究があります。
404人の女性を対象に、イスラエルで行われた研究です。
404人の女性を対象にビックファイブという心理テストを行い、対人関係での不安やイラ立ち、ウソの感情、満足度、疲労感、片頭痛などの体調不良の頻度を調べた。
この結果、ネガティブな感情を押し殺すほど、対人関係の満足度が下がることが分かった。
また、ネガティブな感情を抑えたままポジティブに振舞っても、ある程度満足度が下がる傾向にあった。
つまり、自分の感情を表現すると悪化するような人間関係は、避けた方が良いということです。
なお、ネガティブな感情を抑えてポジティブに振舞うと、人間関係の満足度の低下が少し抑えられるようです。
でも、そればかりやっていると、心身共にボロボロになっていきますよね。
自分の感情にウソをつかないといけないような人間関係は、断捨離するべきでしょう。
人間関係を選ばないと起こる不幸
文句ばかり言うような上司や先輩、同僚たちと付き合うと、メンタルが病んで幸福度が下がります。
付き合っておかないと悪いから…は、互いに何の利益も生みません。
人間関係を断捨離しないのは、家庭ごみを捨てずに家の中に溜めておくことと同じ。
あなたのメンタルの衛生が悪化してしまうのです。
すると、本当に大事なものが何なのかが分からなくなって、悲しい人生を送ることとなってしまいます。
さらに、感情を偽ることが多い人ほど、慢性疲労を感じやすく、免疫力が低下して風邪を引きやすくなります。
嫌な人間関係を放かっておくと、自律神経のバランスが崩れてしまうのです。
人間関係の良し悪しに気づくワークショップ
人を見極める3つの質問
今の人間関係が良いのか悪いのか、まずはそのことに気づく必要があります。
そのための3つの質問がありますので、考えてみてください。
できれば、休暇の時などある程度時間が取れる時にやった方が、深く考察できて良いでしょう。
- 1年間で、自分の感情を押し殺した経験はいつあったか (1年間ではなく、1カ月や1週間でもOK)
- 特定の人と会う時に感情を押し殺したり偽ったりすることがあったか
- なぜ感情を押し殺したり偽ったりするのか
良い人間関係を作る3つのアクションステップ
人付き合いをする上では、素直な意見、感情を表に出しても問題ないかどうかが大事です。
できれば、そのような人たちとだけ付き合っていきたいですよね。
そうなるためには、アクションを次の3段階に分けて行うと良いでしょう。
- ネガティブな感情が現れて、しかもそれを押し殺さないといけない人間関係を切る
- お互いに何のメリットも与え合わず、特にポジティブに感じない人達と極力距離を取る
- 素直に自分の感情を表に出しても問題ない人たちとのみ付き合う
敵を作らずに距離を取るためにすべきこと
1.表現力を鍛える
自分の感情をエピソードなどを交えて、それとなく表現します。
決して顔に表せということではなく、「こういう時って腹が立つと思わない?」など、あくまでも言葉で伝えることが大切です。
2.今の感情を伝えてみる
エピソードを話すことがなかなか難しいという場合は、最低や最高など、今の感情を相手に伝えてみて、反応を伺ってみましょう。
それでもなお、相手があなたに対して態度を変えなかったり、さらにネガティブな感情が起こるようなことをしてきた場合は、距離を取る方法を考えます。
3.必要以上に付き合わないようにする
相手が理解してくれない場合や、拒否してくる場合は、遠慮なく距離を取ってください。
必要最低限の事以外はなるべく話したり会ったりしないようにします。
すると、会う回数が減るので、自然と相手との距離が離れていくのです。
まとめ
職場の人間関係や取引先との人間関係としか付き合いがないと、ネガティブな人間関係が出来上がってしまいます。
なぜなら、しがらみだらけの人間関係になるからです。
そのような人間関係は、あなたの人生の幸福度を下げるだけなので、断捨離してしまいましょう。
勘違いしてほしくないのですが、職場の人たちと不仲になれとか、嫌いになれとか言ってるわけではありません。
でも、必ず1人2人は、自分に不利益をもたらしてくる人っているじゃないですか。
そういう人達との人間関係は断捨離して、自分の感情を偽らずにあまりストレスなく接している人たちを自分の近くに置きましょう、というのが今回のお話です。
「そんなこと言ったって、嫌だけど付き合わないといけない場合もあるじゃないですか。」
と反論したくなるかもしれませんが、その場合、仕事で成果が出るかどうかで判断します。
自分としてはネガティブな感情を押し殺して付き合っているけど、それによって何かしら良い成果が得られるのであれば、関わっていっても良いのではないでしょうか。
もし、成果が上がらない、ただいつも我慢するだけという場合、返って足を引っ張られていることになります。
喧嘩したり嫌みを言ったりして相手を敵に回す必要はありませんが、迎合する必要もありません。
自分が感情を押し殺してまで接する相手は誰なのか、今回お伝えしたワークショップを一度行って、嫌な相手とはそれとなく距離を取ることを心がけてください。
人間関係を断捨離!敵を作らずに不必要な人と距離を取る方法 まとめ
- 人生の可能性を増やすために行うもの
- 断捨離して不便になるようであればやる意味がない
- ネガティブな感情を押し殺している人は対人関係の満足度が下がる
- メンタル悪化する
- 免疫力が低下して病気しやすくなる
- 慢性疲労に陥る
- 1年間で、自分の感情を押し殺した経験はいつあったか (1年間ではなく、1カ月や1週間でもOK)
- 特定の人と会う時に感情を押し殺したり偽ったりすることがあったか
- なぜ感情を押し殺したり偽ったりするのか
- ネガティブな感情が現れて、しかもそれを押し殺さないといけない人間関係を切る
- お互いに何のメリットも与え合わず、特にポジティブに感じない人達と極力距離を取る
- 素直に自分の感情を表に出しても問題ない人たちとのみ付き合う
- 表現力を鍛える
- 今の感情を伝えてみる
- 必要以上に付き合わないようにする
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