会話が苦手で、人と接するのが怖い時ってありませんか。
何を話せば良いかわからないし、どんなことを言われるか怖いし、どう返事すれば良いか迷うし…
そんな経験を、私は何度もしています。
そのたびに、人間関係や話し方に関する本を読むのですが、その中で、アメリカのピッツバーグ大学の研究を中心に、会話の苦手な人が秒で克服できる方法が書かれている面白い内容のものがありました。
それによると、少しある事をするだけでコミュニケーションが21%も向上する方法もあるのです。
会話が苦手だと、仕事の会議や商談、普段の人付き合いなど、あらゆる面で不利になりますし、誤解されることも多々ありますよね。
会話が全てを決めるわけではないのですが、話がうまい方が、男性からも女性からもモテることは事実です。
そこで今回は、ピッツバーグ大学の研究を中心に、会話が苦手な人が取り入れるべき、一時的にコミュニケーションが向上する方法についてお伝えします。
男性が会話下手な理由
男性と女性とで話し方が違うことを知らない
会話が苦手と感じている人は、男性と女性とで話し方が違うということを、まず知っておくべきです。
男性同士の会話では、マウンティングを中心に行われることがほとんどです。
マウンティングとは、一言でいうと「俺の方がすごい、俺の方が上だ。」などと競い合うこと。
例えば、以下のような会話です。
A君:どこどこのラーメン屋、こってりしててうまかったぜ。
B君:あー、そこね。俺も行ったことある。
A君:トッピングにすりおろしたニンニクとネギ生姜を入れると最高なんだ。
B君:俺はラー油とゴマを入れることをお勧めするけどね。
と、このように、お互い競い合うような会話をすることがほとんどなのです。
このような会話を続けていると、疲れますよね。
一方、女性同士の会話は少し違います。
女性は、感情の共有を中心に会話することが多いんです。
Aさん:この間、どこどこのカフェに行ってきたんだ。
Bさん:(そこ私も行ったことあるけど)へぇ、そうなんだ。何で行ってきたの?
Aさん:スイーツが有名らしくてね、雑誌に載ってたケーキを食べたんだ。
Bさん:いいね、おいしそう。
Aさん:うん、幸せだった。ほかにも気になるスイーツがあったから、今度一緒に行こうよ。
Bさん:うん、楽しみ。
というような感じでしょうか。
私は男なので、若干この例えはずれているかもしれませんが、だいたいこのような感じです。
それで、肝心なことなんですが、男性はあまりこういうことを知らないので、(私も知りませんでしたが、)男性に対しても女性に対してもマウンティング話法をしてしまうことがほとんどなんですよ。
すると、相手からの反応が薄くて、会話が苦手と感じてしまうのです。
競い合う会話は疲れるし発展しないので、なるべくマウンティング話法は避けた方が良いですよ。
共感能力が低いから
一般的に、男性よりも女性の方が共感能力が高いです。
もちろん、全ての男性が低くて全ての女性が高いということではありませんが、そのような傾向にあるのです。
会話が苦手な人は、この共感能力が低い場合がほとんど。
男性よりも女性の方がコミュニケーション能力が上なのは、共感能力に関係しているからなんですよね。
私も共感能力は低い方ですので、あまり偉そうに人のことは言えないのですが、共感能力を鍛えることで、コミュニケーション能力を上げることができるんです。
コミュニケーションが向上する2つの方法
共感能力を鍛える方法は、いくつかあります。
今までも、【コミュ障や対人恐怖症の人が会話を上達させる7つのコツ】などでお伝えしてきたように、小説や純文学を読んだり自己共感力を鍛えたりすると良いのです。
ただ今回は、会話の中にこれを取り入れると、よりスムーズにコミュニケーションが向上しますよ、というような方法について、2つお伝えします。
会話の中に1人以上女性を入れて会話する
会話の中に女性が1人以上いると、女性がいない時に比べ、男性の笑顔が9%アップしたという研究結果があります。
男性は無意識でマウンティングをする生き物ですので、自分を良く見せるため、モテるために、一時的に共感能力を上げることができるんです。
そのため、女性が1人いるだけで、会話が苦手な人でも9%ほど笑顔が増えて、発言回数が増えるみたいですね。
ちなみに、職場の会議にも女性が1人以上いた方が、男性ばかりの会議よりもスムーズに行きやすいということですよね。
お酒を飲みながら会話する
お酒の力を借りると、その間だけ共感能力が上がることがピッツバーグ大学の研究などで分かっています。
被験者を2つのグループに分け、一方は素面(しらふ)の状態で、もう一方はカクテルを飲みながら、男性同士で雑談してもらう。
その状況をカメラに撮り、誰がいつどのタイミングで笑顔になったか、そして相手も笑顔になっているか、3,490万フレームを分析。
その結果、お酒を飲みながら会話すると、お酒を飲まなかったグループに比べ、笑顔が21%アップした。
自分が笑顔になった時に相手も笑顔になってくれると、親密感が増しますよね。
相手が楽しんでいる時に自分も楽しくなり、相手が悲しんでいる時は自分も悲しくなるなど、感情が伝染するということは、共感能力があるということなんです。
つまり、お酒を入れると感情が伝染しやすくなって一時的に共感能力が上がる、ということですよね。
まとめ
会話が苦手と感じているのであれば、【会話が苦手だから相手に話してもらう、聞くだけ話法のテク】などでもお話ししたように、基本的に聞き役に回ればOKです。
一方が話せばもう一方は必ず聞かないと会話が成り立たないので、無理してまで話す必要はないんですよね。
それから、男性はマウンティングの会話をしがちなので、それはちょっと注意しなければなりません。
マウンティングされて気持ちがいい人は一人もいませんので、競い合う会話は避けるべきなのです。
もしかして、会話が苦手と感じる理由は、このマウンティング話法にあるかもしれませんね。
私も、マウンティング話法は苦手で、そのような人と会話するとすぐに疲れてしまいます。
しかも、意見の言い合いになって、状況が悪化することもあります。
もし、相手の意見に同意できなければ、相手の感情に同意すると良いです。
これも、会話に関する他の記事でお伝えしていることですが、相手の意見を否定すると会話が成り立たなくなってしまうので、受け流しつつ、感情に同意するんです。
そのために、共感能力を鍛える必要があるんですよね。
今回お伝えしたコミュニケーションが向上する方法は、共感能力を鍛えるというよりも、一時的に共感能力が上がる環境づくりについてです。
ご自身の共感能力を鍛えるのであれば、【コミュ障や対人恐怖症の人が会話を上達させる7つのコツ】などの記事を、ぜひご覧いただき、試してみてください。
会話が苦手…そんな男性のコミュニケーション21%向上方法 まとめ
- 男性と女性とで話し方が違うことを知らないから
- 共感能力が低いから
- 会話の中に1人以上女性を入れて会話する
- お酒を飲みながら会話する
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